犬を飼うということ

いつまでも君と……

君が旅立つまでのこと

愛犬の闘病と介護に向き合う、飼い主さんたちへ

【精巣腫瘍】【看取り】何か食べたいものはないかい? ~ゆうすけの闘病記(2/3)~

撮影&文:ゆうすけパパ ここからは、ゆうすけの容態が変化してからの記録です。病気に対してはもう手の打ちようがなくなり、闘病というよりも、どんな介護をしていたを記していきます。 手の打ちようがないと言っても、諦めて投げ出したわけではありません…

【精巣腫瘍】【看取り】後悔はほんの少しだけあるよ ~ゆうすけの闘病記(1/3)~

撮影&文:ゆうすけパパ 私の大切な愛犬、ゆうすけは2017年11月14日に、虹の橋に出発してしまいました。病名は精巣腫瘍。悪性度が高かったため、発見から僅か1か月半後のことでした。 ゆうすけはとても頑張ってくれて、私は闘病には大きな後悔はありません。…

Withdogに手記を書いてみませんか?

手記を残してみませんか? 犬や猫との暮らしって、段々と慣れて当たり前になってしまいますよね。 奇跡のように家族になったのに―― 何でも無い日常は、本当は奇跡なのにね―― でも、その中にいる時は、気が付かないものなんです。だから――記事で残しませんか…

消えない光 ~ラフと歩いた日々 第3話~

撮影:樫村 慧(本作は2016年10月に執筆されたものです) 7月18日月曜、明け方。ラフが突然の下痢。トイレシートは敷いてあったが、お尻周りや尻尾が汚れてしまって、さあ大変。 お風呂まで連れて行くのは難しいので、その場で拭こうとするが、お尻を触られ…

はじめてのご馳走 ~ラフと歩いた日々 第2話~

撮影:樫村 慧(本作は2016年10月に執筆されたものです) 腎不全のラフの食事は、腎臓サポート食の缶詰とドライフードが半々だったのだが、やがて缶詰だけを残すようになった。明らかに食欲が落ちていた。 7月7日、七夕の暑い日。ラフはやはり缶詰は食べずに…

【安楽死】飼い主それぞれが考えたこと ~難しいからこそ考えてみたい(2/2)~

文:高栖匡躬 前回は記事を読まれた方が、自分なりに安楽死を考える時のガイドになるように、筆者の考えをまとめて見ました。 今回の記事は、以前に安楽死をテーマにした記事を書いた際に、読者の方々からいただいたコメントをまとめてみました。また、昨日…

【安楽死】皆さんはどう思いますか? ~難しいからこそ考えてみたい(1/2)~

文:高栖匡躬 安楽死について、皆さんはどう思いますか?或いは、安楽死について考えたことがありますか? とても繊細な話であり、賛否両論あるテーマですね。敬遠されがちな話なので、なかなか正面から扱う記事も少ないように思います。だから、敢えて……今…

選択こそが、飼い主の闘病だと思う ~闘病/視点を変えて見えるもの(その5)~

文:高栖匡躬 愛犬の闘病では、飼い主は何度も選択を迫られます。犬が口をきけない以上、飼い主が愛犬に代って選択をし、経過を追い、検査の結果を待つしかありません。 そして――検査の結果が出ると、次の選択が待っています。 こと犬の(最後の)闘病に絞れ…

【看取り】【肺がん】3月29日、昼 さようなら、ピーチー ~うちの子が旅立つまでのこと(18/18)~

撮影&文:高栖匡躬 ――当時を振り返り―― 驚くほど短くて、長い時間でした。 ピーチーに妙な兆候が見えたのが3月15日。この日で14日。ちょうど2週間です。 体感的には3か月はたっぷりありました。今でも日付を辿ると驚きます。「たった2週間だっけ?」 それほ…

【看取り】【肺がん】3月28日、夜 今夜は一緒に寝ることにします ~うちの子が旅立つまでのこと(17/18)~

撮影&文:高栖匡躬 ――当時を振り返り―― ピーチーの苦しさは、側で見ていてよくわかりました。しかし、文句も言わずにピーチーはそれに耐えていました。 いや、耐えていたのかどうかは分かりませんね。受け入れていたのは確かです。 安楽死の選択は、ずっと…

【看取り】【肺がん】3月28日、午後 生きようとする意思 ~うちの子が旅立つまでのこと(16/18)~

撮影&文:高栖匡躬 ――当時を振り返り―― ピーチーとの大切な時間は、刻々と過ぎて行きます。かなり苦しい状態だと言うことは、見るからにわかります。 筆者は、安楽死は肯定しています。賛成派というほど積極的ではありませんが、尊重すべき重要な選択肢であ…

【看取り】【肺がん】3月28日、早朝 また新しい朝を迎えました ~うちの子が旅立つまでのこと(15/18)~

撮影&文:高栖匡躬 ――当時を振り返り―― ピーチーの状態は劇的に下がる事はなくなりましたが、ゆっくりと下降していきます。 それを悲しむと言う気持ちはありません。全てを受け入れて、看取りという一連の時間の中にいたように思います。 ● ピーチーに「行…

【看取り】【肺がん】3月27日、夜 ピーチー、恐怖の防災点検 ~うちの子が旅立つまでのこと(14/18)~

撮影&文:高栖匡躬 ――当時を振り返り―― この日は、これで3回目の記事更新でした。 刻一刻とピーチーの様子が変わり、それを書き留めていました。ブログの読者に伝えることも目的でしたが、それよりも自分の心の平静のためだったようにも思います。 文章に書…

【看取り】【肺がん】3月27日、夕方 呼吸が苦しいだけなのに ~うちの子が旅立つまでのこと(13/18)~

撮影&文:高栖匡躬 ――当時を振り返り―― この頃には、もう深刻な状況が定常化していました。 いつ何が起きても不思議ではなく、ピーチーはもう明日を迎える事がないかもしれないと、常に思っていました。 ● しかしながら心は乱れるのではなく、逆に平静でし…

【看取り】【肺がん】3月27日、未明 最後の力を振り絞り ~うちの子が旅立つまでのこと(12/18)~

撮影&文:高栖匡躬 ――当時を振り返り―― この段階になると、ピーチーの状態は刻々と悪くなっていきました。しかしながら、ピーチーはまだ生きようとしており、その姿に励まされる飼い主。 飼い主にできることは、もはやそう多くはありません。何が起ころうと…

【看取り】【肺がん】3月26日、夜 ピーチーは不思議な子 ~うちの子が旅立つまでのこと(11/18)~

撮影&文:高栖匡躬 ――当時を振り返り―― ピーチーは子犬のころから、食いしん坊でした。 いつも見事な食べっぷりで、かつて胆管閉塞を患い、いつ胆嚢が破裂するか分からないという時でさえ、医師が驚くほど食欲がありました。飼い主はとしてはその食欲が、決…

【看取り】【肺がん】3月26日、午後 今日はピーチーの月誕生日 ~うちの子が旅立つまでのこと(10/18)~

撮影&文:高栖匡躬 ――当時を振り返り―― ピーチーが劇症肝炎を患い、九死に一生を得てからの日々は、我が家にとってはボーナスタイムでした。 年に2回だけ、誕生日とクリスマスのお祝いだった大好物のウニは、毎月の月誕生日に上げるようになりました。 「…

【看取り】【肺がん】3月25日、夕方 ピーチーの好きな木の棒を取りに ~うちの子が旅立つまでのこと(9/18)~

撮影&文:高栖匡躬 ――当時を振り返り―― この2つ目の記事を書きました。 自分で過去の記事を読んでみても、別れの覚悟が固まって行くのがわかります。はじめのうちは、否定(または疑い)だったように思います。やがてそれは、あるがままの全てを受け入れよ…

【看取り】【肺がん】3月25日、早朝 ピーチーは虹の橋を渡らない ~うちの子が旅立つまでのこと(8/18)~

撮影&文:高栖匡躬 ――当時を振り返り―― この記事は、ピーチーの介護と看取りの記録の中で、もっとも思い出深いものの1つです。2年前の今日、この記事で触れたのは、『虹の橋』についての話でした。 下記の文中にもあるのですが、筆者は『虹の橋』の詩が、…

【看取り】【肺がん】3月24日 酸素ジェネレーターが届きました ~うちの子が旅立つまでのこと(7/18)~

撮影&文:高栖匡躬 ――当時を振り返り―― ピーチーの病状悪化も、前日から下る速度が増した印象でした。 トイレに行くのに、ほんの数メートル歩くだけで息が上がります。歩くたびに、酸素を吸わせて楽にさせてやる――、その繰り返し。 ピーチーは自分の体に何…

【看取り】【肺がん】3月23日 状況は悪化しているように…… ~うちの子が旅立つまでのこと(6/18)~

撮影&文:高栖匡躬 ――当時を振り返り―― ピーチーの状況は悪くなっていきました。今当時を思うと、ゆっくりと悪くなるのと、階段を下るように悪くなる様が、ミックスしたような感じでした。 体調の小さな浮き沈みに一喜一憂しているところに、ある時ガクンと…

【看取り】【肺がん】3月22日 今日は割と安定しています ~うちの子が旅立つまでのこと(5/18)~

撮影&文:高栖匡躬 ――当時を振り返り―― ピーチーが次々と新しい病気を発症したのは、恐らくは自己免疫不全に原因があるであろうと既に感づいていました。 しかし自己免疫不全には、根本的な治療法はまだ発見されていません。 1つの病気に目途をつけ、ホッと…

【看取り】【肺がん】3月21日 久しぶりのてんかん発作 ~うちの子が旅立つまでのこと(4/18)~

撮影&文:高栖匡躬 ――当時を振り返り―― ピーチーの最後の闘病のはじまりは、癲癇(てんかん)の発作からでした。当初は癲癇とだけ闘っていたのです。※癲癇の闘病記は、また別に記すつもりです。 ようやくそこに目途がたってきたところで、劇症肝炎の発症。 …

【看取り】【肺がん】3月20日 どうした? 調子悪いのか? ~うちの子が旅立つまでのこと(3/18)~

撮影&文:高栖匡躬 ――当時を振り返り―― 主治医からは、肺がんの疑いが強いとは言われましたが、確定診断をしたわけではありません。 よって完全に望みがないわけではないとは思っていました。レントゲンに写った最も大きい影は、ピンポンだまくらい。人間の…

【看取り】【肺がん】3月19日 病院にいった結果は…… ~うちの子が旅立つまでのこと(2/18)~

撮影&文:高栖匡躬 ――当時を振り返り―― 時々息が粗い―― そんな程度の変調でした。 ちょっと気分が悪そう――、ちょっとダルそう――、ちょっと熱があるかも―― これまでに何度もあった変調と較べて、取り立てて悪いわけではありません。もっと具合が悪いことは、…

【看取り】【肺がん】3月18日 それは小さな変調から始まりました ~うちの子が旅立つまでのこと(1/18)~

撮影&文:高栖匡躬 ――当時を振り返り―― 劇症肝炎から奇跡的な生還を果たしたピーチー。一旦はそのまま完全復活をするかと思いましたが、ステロイドの大量投与からの減薬で、離脱症状が現れます。 ステロイドによって失われた筋力は、なかなか回復せず、頬は…

看取りの時に訪れる奇跡 ~うちの子が旅立つまでのこと・前文(その2)~

撮影&文:高栖匡躬 自分の愛犬が歳をとり、平均的な寿命の年齢を迎える頃になると、とたんにその死が身近なものになってきます。そんな時に、多くの飼い主が覗くようになるのが、ペットロスや闘病をテーマとしたホームページやブログです。 筆者の場合もそ…

別れの予感、別れの準備 ~うちの子が旅立つまでのこと・前文(その1)~

撮影&文:高栖匡躬 皆さんは愛犬を看取った事は、ありますか?筆者は2年前に愛犬のピーチーを看取りました。 看取る前は、看取りとはどんなものか、想像もできませんでした。しかし今は良く分かります。あれは、別れとは少し違うもののような気がします。何…

【看取りの記録】3月15日 別れの時へのプロローグ ~うちの子が旅立つまでのこと・はじめに~

撮影&文:高栖匡躬 3月は筆者にとって特別な月です。なぜならば、2年前の2016年3月29日に、筆者の大切な愛犬、ピーチーが天国に旅だったからです。今でも、そのときのことは、鮮明に覚えています。 幸いにもペットロスはありませんでした。正確に言えば、大…

【二次診療】【セカンドオピニオン】愛犬の闘病に大切なことは、タイミングと選択肢です ~これから闘病をなさる方へ~

撮影&文:まる もう2年前のことになります。数日前まで元気に走り回っていた愛犬ルイが、突然に低アルブミン血症という名の難病を発症しました。獣医師から告げられた余命は、たったの3年。 私はなんとかルイの命の期限を延ばしてあげたいと願い、その日か…