奥村 來未
震災の日、ペットとの避難 Reviewカテゴリー:エッセイ、コラム作者:奥村 來未 高栖匡躬、樫村慧、ロキロビ、miao2011年3月11日、午後2時46分東日本大震災発生マグニチュード9.0未曽有の大震災の現場にいた作者。発生直後のこと、避難所での出来事を記した…
私たちは犬に育てられている Reviewカテゴリー:エッセイ、コラム作者:奥村 來未作者が子供の頃に飼い始めた子犬。弟のように思っていたのに、その子はいつの間にか老犬に――老犬Mackとの暮らしは、家族に色々なものを運んできます。楽しい事だけではありま…
Mackの闘病記:膿皮症、前提疾患、急性膵炎、死後の変化 Reviewカテゴリー:エッセイ、コラム作者:奥村 來未本作は奥村來未さんによる、愛犬Mackの闘病記です。子犬で迎えた時には、犬が歳をとることなどなかなか想像がつきません。しかし平均年齢15年の犬…
老犬への思い、家族への思い Reviewカテゴリー:エッセイ、コラム作者:奥村 來未老犬の可愛さは、一緒に暮らした者にしかわからないかもしれません。その可愛さを感じるのには、ある種の気付きがいるからです。老犬と楽しく暮らすことは、犬の一生を味わい…
突如発症した皮膚病 ~侮れない、恐ろしい病気~ 犬に多い皮膚病のひとつ。 病名を検索してみると、 『それ自体が、犬を死に至らせるものではない』 ――とされているのだが、とても軽視できるものではない。 重度に発展すると、とんでもないことに。 今回はそ…
今日の記事は、なかなか語られなかった事―― 亡くなった愛犬の、遺体の変化について 看取りの後は、”送り”の時。 本当は忘れたい―― けれど誰かのために書き残そう。心の準備のために。 そんな気持ちで書かれた記事。 わが家のことを言うと―― 体温を失った愛犬…
一夜が明けた避難所 情報から孤立し、不安に包まれる作者と家族。しかし―― 「冷やっこい手ぇ。風邪ひくぞ」 そんな厳しい状況の中でも、作者は人の暖かみに触れます。 自分はこんな時、大切なものを守れるか? 人に優しくできるか? そんな事を考えさせられ…
未曽有の大震災が東北地方を襲ったのは、7年前の今日でした。 初めは何が起きたか分からず―― やがて中継が始まりました。 津波に映像に衝撃を受けたことを思い出します。 そして原発事故。 江戸川区に住む友人は、個人的に2台のガイガーカウンターを所有し…
突如発症した皮膚病 ~侮れない、恐ろしい病気~ 犬に多い皮膚病のひとつ。 病名を検索してみると、 『それ自体が、犬を死に至らせるものではない』 ――とされているのだが、とても軽視できるものではない。 重度に発展すると、とんでもないことに。 今回はそ…
介護で飼い主は、ネガティブになりがちですね。 愛犬に出来ないことが増える度に、落ち込んだりして―― でも、出来る事を喜ぶことだってできるんですよ。 うちは、トイレが今でも思い出。 上手くできると愛犬は「どうだ!」って顔して、こっちも大喜びしてや…
急性膵炎にかかる犬猫は、意外に多いように想います。 人間だと、激痛にのたうちまわるはずなのに、犬はそれをじっと我慢する。 だから、気付きにくいのです。 適切に処理しても、助からないことが多い怖い病気。 だから、早く気が付いてあげたいですね。
前庭疾患は、様々な原因で平衡感覚をつかさどる前庭(三半規管の根っ子の部分)が侵されたことにより、平衡感覚を失ってしまう病気です。 軽度な場合は自然に治る、または体が慣れて不都合を感じなくなりますが、重度な場合は歩行困難にまで発展してしまいま…
愛犬の介護を、したことはありますか? 愛犬はいつも飼い主を信じて、じっと見つめています。 見えない絆に気付く時です。 どんな状況になっても、楽しみも喜びもあります。 楽しめるか? 喜べるか? それだけのこと。 病気になった愛犬を愛せるか? たった…
老犬の可愛さを感じるには、ある種の気付きがいるように思います。 それまで出来たことが、ある日急にできなくなる。 階段を下りるように―― しかし、それを心配し、嘆くのは飼い主だけ。 犬は全てを受け入れて、前向きに生きる。 ありのままで良い、一緒に生…
撮影&文|奥村來未 (本記事は2017年9月に執筆されたものです) 今月で1年になった、我が家の愛犬Mackの介護。最近、わたし自身の心境が大きく変わってきているなと感じます。今回は、Mackの介護が始まった経緯について書こうと思います。
犬はから教えられることはとても多いですね。 忍耐とともに、命の大切さにも気付かされます。 特に愛犬が病気になったときには、それを強く感じます。 この子は、飼い主しか頼るものがいないだと実感するのです。 愛犬は命を賭けて、飼い主に”何か”を伝えま…
人は犬猫から、色々な事を教えられます。 その中でも、一番大きなものは ”忍耐” ではないでしょうか? 口のきけない犬猫にしつけをする。 病気をすればどこが悪いか、察するしかない。 それを何年も続けて、信頼関係が築かれていく。 そしていつの日か、飼い…
愛犬、愛猫を亡くすと、誰しも経験するのペットロス。 度合いはそれぞれで、掛けた愛情の大きさに比例するものでもありません。 ただ、少しばかり、人生感は影響しているようにも思います。 無常を受け入れる心――、とでもいうのでしょうか? うちでは幸いに…
自慢したくなる別れ 犬猫たちは、常に生きる事に一生懸命ですね。 闘病の際、ゆらゆら揺れ動く飼い主の心とは裏腹に、彼らはいつも前向きです。 だから我々は、彼らとの別れの時、 悲しみと同時に、別の感覚を覚えるのかもしれません。 きっとそれは――、やり…
犬が元気一杯の時期から老犬で寝たきりになるまでは、平均寿命で考えると、僅か14年程しかありません。 急に衰えた自分に、犬は困惑します。 楽々飛び越えた段差につまづくようになり、大好きなソファーに飛び乗れなくなり。 自信を無くした顔を、今も忘れま…
この子は、うちに来て幸せだったんだろうか? 飼い主ならば、絶対に一度は考える事ですね。 時には、 うちに来てさえいなければ―― うちでなかったら、こんな事にはならなかったかも―― なんて、思いつめたりして。 飼い主はいつも思い続ける。 でも幸せなんだ…
老犬の可愛さを知っていますか? 子犬のように可愛い、老犬の可愛さを―― それに気が付くかどうかで、愛犬との関わりは変わります。 介護は苦しいの? それとも楽しいの? 可愛い老犬の介護は、可愛い子犬のお世話ととても似ています。 みんな気が付いたらい…