ルイの闘病記:低アルブミン血症 
ルイのためとはいえ、治療はルイにとっては耐え難いつらいものであったと思います。
検査のための繰り返される、採血や治療の注射……小さな体で頑張っていたルイです。
当時のブログより -免疫抑制剤を勧められるが
採血のとき、これまではじっと耐えてたルイでした。
(体はこわくてブルブルしていながら)
しかし、昨日は小さくヒィ―ヒィ―と悲鳴をあげていました (>_<)
そうだよね、辛いよね。
私だって、毎回採血は嫌だもの(TT)
(私は血管が細くてとてもとりづらく、下手な人にあたると何回もやり直して30分以上かかったこともある)
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昨日は診察後に、先生からのひとつの提案がありました。
それは免疫抑制剤を、今後の治療として考えてみようということ。
免疫抑制剤には3種類あって、そのうちのひとつをどうか? ということだった。
問題としては
①そのお薬が高額で1錠400円かかること。
②そのお薬がカプセルで粒が大きく、飲ませるのは食間でなければいけない。
(食前食後後2時間あけること)
①番の薬の金額的問題は、よくなるのならどんなに高くてもOK。
問題は②番
ごはんといっしょに食べさせることはできないので、のどの奥に無理矢理でもおしこまなきゃいけない。
はたして私にそれができるかな?
ものすごく不安です……
ルイは咀嚼があまりよくないので、飲み込めるのかも心配だし。
水飲むのにも、ガブガブ飲んだあとは、しょっちゅうむせてるのです (^_^;)
それから心配なのは、免疫抑制剤によって免疫力が低下し過ぎることで、感染症にかかりやすくなるみたい?
もう少し免疫抑制剤については調べてみようと思います。
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まだ今すぐ使うということではなく、視野にいれる段階。
とにかく、ルイは治療を始めたばかりで、ステロイドがどのくらい効果をあげているのかも、今食べている療法食がルイに合っているのかも、まだわからず手探り状態。
今のルイは、状態が悪すぎて内視鏡検査もできないし、ルイは子犬のときにワクチンアレルギーで大変なめにあっていて、そういう子が全身麻酔するのは、かなりのリスクがある。
だから、たとえ状態がよくなったとしても、二の足踏んでしまうのです。
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今のルイは確定診断がつかず、「リンパ菅拡張性」が疑わしいっていうところからの治療なので、ピンポイントの治療にならないところが難しい。
だけど、とにかく頑張るしかないと思ってます。
今私は、ルイの症状から情報収集して、いろいろ勉強中です。
――【低アルブミン血症】闘病記・つづく――
文:まる
▶ 作者の一言
▶ まる:犬の記事 ご紹介
――次話――
作者のまるさんが今回心配しているのは、闘病中の食事。
療養食は美味しくないんですね。それは人間と同じです。
恐らく、闘病する飼い主さんは、似たような経験をしているはず。
限られた選択肢の中での工夫。
元気なときには、想像もできなかった苦労。
――前話――
「ジャンプが嬉しかった」
その言葉に、我が愛犬を振り返る。
――階段登るのが好きだったな。
――3段跳びは、当たり前だった。
それが――
ほんの僅かの段差を登れずに、困った顔をしていたっけ。
切ないけれど、それもあの子の一生の一部だった。
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この記事は、下記のまとめ読みでも読むことが出来ます。
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――この連載の1話目です――
まだ7歳の、元気な愛犬でした――
ちょっとしたことで受診した、動物病院。
そこで告げられたのは、受け入れがたい深刻な病名と余命でした――
もの言わぬ愛犬の病気は、多くの場合、ある日突然に判明します。
その時の飼い主の動揺は、計り知れません。
ここから、飼い主のまるさんと、大切な愛犬ルイの闘病が始まります。
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数字が語る犬の闘病
ペットが病気になると、意外に飼い主は誰にも相談することができず、孤軍奮闘の状態になりがちです。時には愛犬(愛猫)を病気にさせたのは自分なのではないかと、罪悪感を抱いたりして……
ちょっとだけ考え方を変えて見て。
あなたは一人ではないんです。
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まるさんの家に、愛犬ルイがやってきたときのお話
娘さんの犬が、事情があって愛犬に。
手が掛かかる子。世話が大変な子。
預かっているつもりの子――
でも、いつの間にか、そうではなくなっていて、
それに気付いたのは、お別れの後でした――
16話続いた『ルイの闘病記』のあとがきです。
作者のまあさんは、自身の経験をもとに、闘病に大切なのはタイミングと選択肢だと語ります。
動物は口がきけないから、飼い主に全てが委ねられますね。
まあさんは、しっかり闘いました。
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出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。