犬を飼うということ

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【劇症肝炎】8月16日、朝(その1)~すべてはここから~

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撮影&文:高栖匡躬

本話以降では、愛犬ピーチーの劇症肝炎との闘病について書きます。

それまで何度か死線を切り抜けたピーチーですが、この時の闘病は大変なものでした。突然の食欲不振から始まり、後は死の淵まで一気に病状が進んだのです。
この時も前話の胆管閉塞のときと同様に、選択肢をひたすら増やしながらの、身を切る選択が待っていました。

本話は筆者がブログを書き始めてからの出来事なので、経過が詳細に残っています。
日付を追う形で、闘病日記として書いていこうと思っています。


――ここからが、劇症肝炎の闘病記です――

――8月16日、夕方のブログより――

今日のピーチーはあんまり良くありません。
現在、DVMs動物診療センター横浜(以後、DVMs)のER(救急救命)にて経過観察中ですが、症状として劇症肝炎が疑われます。

今思えば、事の発端は、10日の夜だと思います。以前のブログに書いた、夜になっての突然の震え、食欲不振辺りが恐らく前兆だったのでしょう。

いつか誰かの役に立つかもしれませんので、経過をまとめておきます。

【ここまでの一連の経過】

10日 夜 

突然の震え、食欲不振、ぐったりとしている。 
動けなかったからと思われるが、リビングで寝たままで大便。便は通常。

11日 朝 

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食欲不振が続く。
足取りはたどたどしいが、ヘルニア(注1)か癲癇(注2)が引き起こしていると思われる。
浴室に行きたがり、大半の時間は浴室で寝ている。
(暗い場所に行きたがるのは、体調が悪い時のピーチーの特徴)

(注1)ピーチーは過去にヘルニア(馬尾症候群)の所見が示されていました。
(注2)ピーチーは4月末に癲癇を発症し、そのご悪化をしていました。

11日 夜 

元気、食欲ともに戻る。結局2食絶食。
晩ごはんは、お腹がすいているため、ガツガツ食べる。
元気はもどったのに、相変わらず、浴室には行きたがる。
動けるようになったため、冷房を入れているリビングと浴室を何度も往復。

12日 朝 

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食欲は通常通り。
相変わらず、リビングと浴室を何度も往復。
便は通常。

12日 夜 

食欲は通常通り。
相変わらず、リビングと浴室を何度も往復

13日 朝 

食欲は通常通り。
相変わらず、リビングと浴室を何度も往復   

13日 夜 

嘔吐。朝(9時頃)食べたドライフードと、(火を通した)鶏肉がまだ未消化で、不審に思う。
食欲なく、フードは食べない。
生のささみを与えたところ、数切れ食べる。
深夜1時にイーケプラ(注3)の投薬のため、(火を通した)鶏のハ
ツと共に与えたところ食べる。
この辺りから、便通が無くなる
(注3)イーケプラは抗てんかん薬の一つです。

14日 朝 

早朝に嘔吐の跡を発見。前夜に与えていたハツとささみが未消化
発熱に気付く。39度8分。
熱中症を疑い、保冷剤と濡れタオルで体を冷やす。 
39度になった段階で、主治医の大倉山動物病院へ
病院で計熱すると38度4分。この段階では軽度の熱中症だったと予測し、特に処置はせず。
念のために血液検査。この時点では異常数値は何もなし。肝臓の値も正常値。

14日 夜 

食欲なし。絶食。生のささみも食べず。
歩きが困難にもかかわらず、ウロウロと動く。
お風呂で寝ていても、すぐ出てきて、またすぐにお風呂に戻る。
具合が悪くて、身の置き所が無い感じ。

15日 朝 

食欲なし。絶食
また発熱に気付く。40度2分。
急いで保冷剤と濡れタオルで体を冷す。
この日はなかなか体温が下がらず、39度5分の時点で見切りをつけ、主治医の大倉山動物病院)へ。
病院では熱中症と判断し、点滴(ビタミンを含む生理食塩水)。
消化器機能異常を改善するために、プリンペランを注射。
熱は下がる。正確には覚えていないが、38度台の前半。
感染症を疑い、レントゲンを撮る。肺には異常なし。
便秘がレントゲンに映る。
最近手羽先を骨ごと与えていたので、カルシウムが溜まった模様。
浣腸をして便を出す。

15日 夜 

食欲なし。絶食
夜遅くにまた発熱。ぐったりとして動けない。
エアコンを効かせ、濡れタオル、扇風機で体温を下げる。
翌1時の段階である程度落ち着き、39度前後。
イーケプラを飲ませる。

16日 朝 

6時に体温が上昇している事に気付く。40度4分
体が震え、意識のレベルが下がっている。
保冷剤と濡れタオルで、とにかく体を冷やす。しかしなかなか体温は下がらず。
DVMsのERに電話。
救急対応は体温を下げてから行くか、急いで行くかを確認。
体を冷やしながら急いで行くことになり、タクシーを呼ぶ。

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DVMsにて血液検査を再度行う。
肝臓の数値が著しく悪くなっている。
(GOT 243,GPT 421,ALP 3500以上,総ビリルビン 5.5)
炎症を示すC-反応性蛋白(CRP)が20以上
黄疸の症状もあり

バイタルの確保のために点滴+肝機能の保護のために、ミノファーゲン1Aを投与
本来はその後、ステロイド剤などで症状を抑える治療を行うらしいのだが……
DVMsは救急対応までで、治療は主治医が行うのが原則。
(DVMsで二次診療を行う場合は、主治医の紹介状が必要)
(ピーチーは癲癇の治療のため、同院の脳神経科で既に二次診療を受けているが、肝臓は総合内科で別枠になるとのこと)

その後の治療のために、タクシーでかかりつけの大倉山動物病院へ

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大倉山動物病院に行くが、主治医(院長先生)が、他の急患(深刻そう)にかかりっきり。ピーチーの治療がいつ始められるかも分からない状況。

副院長先生から、「こちらで預かるので、一旦帰宅してはどうか」と言われる。
「ピーチーも緊急度が高いので、今すぐDVMsに紹介状を書いてくれないか」と食い下がる。

副院長先生がDVMsに掛け合ってくれ、翌日朝の総合内科の二次診療の予約がとれる。同時に本日から、ER(救急救命)で預かってくれるとの事。

もう一度タクシーを呼んで、DVMsにトンボ帰り。
まずは肝機能保護と、バイタルを回復させるための治療を開始。

本格的な治療方針は、明朝の総合内科の受診により、専門医との相談の上で決まる模様。

――【劇症肝炎】闘病記・つづく――

ライター:高栖 匡躬 

――次話はこちらです――

――闘病記全体の前文はこちらです――

 

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