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【肺がん|流動食】3月27日、夕方 呼吸が苦しいだけなのに ~うちの子が旅立つまでのこと(13/18)~

ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編  f:id:masami_takasu:20180314014835j:plain

撮影&文|高栖 匡躬
 
当時を振り返り

この頃には、もう深刻な状況が定常化していました。

いつ何が起きても不思議ではなく、ピーチーはもう明日を迎える事がないかもしれないと、常に思っていました。

しかしながら心は乱れるのではなく、逆に平静でした。むしろ、どんどん平静になっていったと言うべきかもしれません。覚悟という大袈裟なものではなかったように思います。上手く表現ができませんが、もっと透明感のある不思議な感覚です。

変に思われるかもしれませんが、我が家にはいつも笑いがありました。
病気になり、動きが制限され、元気な頃と全く違うピーチーが目の前にいて、そのピーチーと対話をして、面白い事があれば笑いました。

ピーチーはその風貌通りのオトボケな性格で、面白い事を色々とやらかすのですが、それは病気になってからも同じでした。

闘病も介護も、言葉にすると大変なのですが、なぜか毎日が面白かったですね。

 当時のブログより

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ピーチーの今日の様子を、お知らせします。

前の記事では、ピーチは深刻な状況にあると書きました。
しかし恐らくは、皆さんがそれを読んで想起されるイメージと、今のピーチーはかなり違うと思います。

ピーチーは酸素の吸入によって、十分に体にそれが行きわたると、起き上がって活動したがります。上の写真のようにです。しかし、少し活動するとすぐに酸素切れになって、へたり込んでしまいます。

つまり、いわゆる寝たきりの状態には、まだなっていないのです。

動きたいんだけど

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すぐに息が上がっちゃうんだよね。

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酸素テントの中にいる分には、立ち上がってごそごそしています。その仕草は元気な頃そのままです。

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いつもせわしなく動きます。
外に出たいようです。

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遊びたいねえ

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呼吸が苦しい以外は、健康な犬と何ら変わりがないのですからね。前にも書きましたが、もしも肺がカートリッジ式だったら、どんなに良いかって思います。交換用と万が一の予備用も含めて、うちは2セットは買いますね。

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それと今日から、食事を猫用のおやつに切り替えました。『チャオちゅ~る』という商品で、友人のMさんから紹介されました。魚や肉をペースト状にしたもので、高カロリーなので少量でも栄養補給ができるのだそう。、小分けのチューブに入れてあるので、使い勝手がいいです。

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これがその、チャオチュール

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今日の朝は、ピーチーは『チャオちゅ~る』を2本と、昨日の残りのウニのペーストを食べました。もちろん、ウニはシリンジを使ってです。

食後にはデザートで、ハチミツのチューブも食べました。

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実はMさんとは現在、あるプロジェクトで医療機器の開発をやっています。今は人間用ですが、将来は犬用にも転用したいと思っています。

思い通りの成果が得られるならば、免疫系の疾患にも有効なはずです。
残念ながらピーチーには間に合いませんでしたけれど、いつか皆さんの大切な愛犬には、使ってもらえる日がきたらいいなと思っています。

ピーチーが罹った病気を治るようにするのが、もしかするとこれからの、人生の目標の一つになるのかもしれません。

 

 ペットの肺がんをもっと知るには

こちらの記事に、肺がんの概要を解説しています。
はじめて読むのに最適です。

 

――うちの子が旅立つまでのこと(13/18)つづく――

文:高栖匡躬
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まとめ読み|ピーチーの闘病記:肺がん・看取り編 ③
この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

――本連載の1話目です――

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