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【非再生性免疫介在性貧血】4月7日 PCVは増えたけど、RETICは…… ~はじめの半年(12/16)~【闘病記】

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チョコラッの闘病記 第3章(12/16)
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撮影&文|らぶプー(本記事は2017年に執筆されたものです)
 
この闘病記は

本記事は長期連載の1部。そしてチョコラッは3年目(2019年6月)を迎えて生存中です。
難病であっても希望を持ち続けたいと願う、飼い主の思いで書かれた闘病記です。
初回記事はこちらです。チョコラッの闘病記 1話

こんな方へ:
ペットに貧血の症状が現れ改善しない|非再生性免疫介在性貧血と診断された|治る見込みは?|治療法は?|どんな闘病になるのか心配|免疫系疾患の難しさを実感している|経験者の体験談が聞きたい

 4月7日 ガンマガードの効果はもうおしまい?

今日は6日ぶりのチョコラッ血液検査でした。

結果は

PCV(26.9)→29.2  基準値37.3〜
RETIC(455.4)→24.0  基準値10.0〜
カッコ内が前回数値

PCVは前回大量にいたRETIC(赤血球の赤ちゃん)が育ち、増えてくれたのですが、RETICが基準値内とは言え、大幅に減りました。

もう入院点滴したガンマガードで増えた赤血球の赤ちゃんは成長しきって、今後赤血球は減っていくということ。ガンマガードは一時的な効果しかないから、予想通りではあるんだけど。

今後、10日前に飲み始めたアトピカの効果がいかに早く出てくるか、それにかかってます。
(最悪、効果が出ない可能性もある)

今、免疫抑制剤はプレドニン・セルセプト・アトピカの3種類飲んでますが、1週間後にセルセプトを止めると言われました。

セルセプトはチョコラッの貧血を食い止めてくれたお薬だから、それを聞いて動揺しましたが、医師の判断ではセルセプトはもうチョコラッに効果が出ていない。

確かに――
そうかも――

セルセプト飲み続けてたのに、急にまた貧血が進んだんだよね。
効いてた薬が急に効かなくなる。
免疫の病気って本当に怖い。

 

 サプリよりも薬?

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ずっと気になってたこと、医師に尋ねました。
「お薬を沢山飲んでて、肝臓に影響ないですか? 肝臓に良いサプリとか飲ませた方がいいですか?」

血液検査結果が出た後に聞いたのですが、医師からの返事は――
「次回の血液検査で肝臓の数値を見て、良くなかったら肝臓のためのお薬出しましょう」(今回、肝数値の項目は検査してなかった)

え?
薬の飲み過ぎで肝臓悪くなるのを心配しているのに、また薬?
って思ったけど、
「サプリより薬の方が効きます」って――

え?!そんな薬あるなら、私も飲みたいんだけど・・・。

それから、
「免疫下げてるので、肺炎にかかる可能性も高いです。咳をしてないか気を付けて見ててあげて下さい」と――

また1週間後に血液検査です〜
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チョコラッ「いつも応援ありがとうだワン(^▽^) 」
ティアラ「写真飽きた。早く歩きて〜(-_-) 」

 

 今はやや元気です

チョコラッさんは、お陰様で今はガンマガードが効いているのかやや元気。
医師から、「皆んな通る道ですから」と言われたアトピカの副作用の嘔吐、下痢、一切なし!

もうお薬飲み始めて1週間経つし、もしかしてチョコラッは副作用なくこのまま過ぎてくれるのかな??

歯茎は薄っすらとピンク。
金曜日、また血液検査です。
赤血球負けるな、頑張れ〜!!ᕦ(ò_óˇ)ᕤ

 

――【非再生性免疫介在性貧血】はじめの半年(12/16)・つづく――

文:らぶプー
  ▶らぶプー:他の作品一覧

――次話――

ご近所の音にワンワン吠えるチョコラッ。 
普通ならば叱るのでしょうが、今は元気のサイン。
どうやら免疫抑制剤が効いてきたようです。
「これが効かななったらどうしよう」
その心配が、どうやら杞憂になりそう。
もしかして、ヤマを乗り越えたの? チョコラッ

――前話――

点滴したガンマガードの効果で、血球の数値が改善を見せます。
まずはほっと一息。
しかし、その効果は一時的なもの。
早く免疫抑制剤の治療を、軌道に乗せなければなりせん。
「毎日が綱渡りみたい」
――それは、闘病中の飼い主共通の思いですね。

まとめ読み|チョコラッの闘病記 ⑤
この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

――この章の最初の記事です――

チョコラッに投与した免疫抑制剤が、成果を上げてきます。
しかし病状が落ち着くと、飼い主には別の悩みが。
――この病気、血栓が出来る率が高い。
予防の薬を飲むべきか?
医師の回答は?
闘病中は、飼い主の悩みが尽きませんね。

――この連載の最初の記事です――

この病気は、自己免疫不全で起きるもの。
自分の免疫が、自分の体を攻撃し始めるのです。
病原菌やウィルスが見つかるわけでもなく、CTやMRIにも病変が映りません。
なんとなく調子が悪い……
病院に行っても原因不明。
しかし、状況は悪化していく。
何故――

チョコラッの闘病記は、そんな飼い主さんの記録です。
まずは病名が確定するまでのお話から。

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自己免疫不全闘病記

2015年のある日、我が家の愛犬ピーチーを病魔が襲いました。
最初は夏バテかなと思い、次に熱中症を疑いました。
かかりつけの獣医師も、熱中症との診たてでその治療を。

しかしピーチーの状態は悪化の一途。
ただならぬ状態に、未明の救命救急に飛び込み、そこで発覚したのが重度の肝炎でした。
結局後になって、それが自己免疫不全が引き起こしたと分かるのですが、まさか免疫の暴走が劇症肝炎を引き起こすなど、想像もしていませんでした。

劇症肝炎闘病記

愛犬ピーチーは2014年8月16日の早朝6時、救命救急に駆け込みました。
40度を越える高熱。ぐったりとして動けない。
ただごとではないと思いました。

振り返ると、異常を感じたのはその6日前
突然の体の震えと、食欲不振
恐らくそれが前兆だったのでしょう。
ここから、命を賭けた闘病が始まったのでした。

 出典

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

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