犬を飼うということ

Withdog 犬と飼い主の絆について

【まとめ】ラフと歩く日々 ~いつも私の側には、ラフがいました~【腎不全になった愛犬】

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ラフと歩く日々
ラフと歩く日々_腎不全になった愛犬

Review
カテゴリー:エッセイ
作者:樫村 慧
ホームセンターのペット売り場の端っこで、売れ残っていた雄のゴールデン・レトリーバー。このお話は、ラフと名付けられたその子と、それを飼う事になった一家の、絆を描いた実話です。
犬を飼う喜び、そして犬好きな家族に満ち溢れる笑い。
しかし、その先に有ったものは……
それでも私は、ラフと歩く。
飼い主の心の声に、あなたは何を想うでしょう?

【目次】

 第1話~第4話

第1話|ある日のこと。帰宅したら、そこには犬がいました。

ホームセンターで売れ残っていた、雄のゴールデン・レトリーバー。
このエッセイは、ラフと名付けられたその子と、それを飼う事になった一家の、
絆を描いた実話です。
作者の樫村慧さんがある日帰宅すると、なんとそこには――

第2話|それは呆気ないくらいの旅立ちだった

犬を飼う家族とっては、
愛犬とのつきあいが、家族とのつきあいと同じであったりする。
いつの間にか、犬が家族の中心にいて、共通の話題の大きな割合を占めるようになる。
だから愛犬との良い思い出は、家族との良い思い出に重なる。
きっと、愛犬を愛することは、家族を愛することになるんじゃないかな。

第3話|ふと閃いた『血の涙』の言葉。透明じゃない涙って?

どこが痛いの? 何が食べたいの?
言ってくれたら、どんなに楽だろうか――
しかし、それが愛犬の闘病だ。
介護の行き詰まりは、飼い主の愛情の裏返し。
愛情が自分を苦しめる。
でもね――
きっとその先には、強い信頼が生まれるんだよ。

第4話|余命と言われた時期をすぎて……

『安楽死』を意識しながら、愛犬との生活は続いて行きます。
犬の闘病は、わからないことばかり。
ベストを尽くすという言葉はあるが、
ベストとは何か? ベターとは何か?
自問の日々が続く。
飼い主はきっと誰もが、迷いながら愛犬と向き合っているんだよ。

 作者・樫村慧さんより 

今後もたくさんの犬と猫を愛する皆さんの心に届く記事を配信していきたいと思っております。感謝感謝😊

私と愛犬ラフの思い出はずっと消えることはありません。その想いを伝えたくて、Twitterを始めて3カ月。望外にも大勢の方にフォロワーさんになっていただけて驚いています。

作者:樫村慧

 あとがきにかえて

ある日筆者は、一人の女性から一通の手記を受け取りました。
それは、筆者が書き記している『犬を飼うということ』というエッセイに向けていただいたものでした。

犬を飼うのは、楽しい事ばかりではありません。
面倒なことや、苦しいことが思った以上に多いのです。
しかし、それを乗り越えた先には、本当の喜びが待っています。
『犬を飼うということ』は、そんな飼い主たちの気持ちを綴ったエッセイです。

このエッセイの中には、”うちの子がうちにくるまで” という章があります。
犬を飼ったことのなかった人たちが、様々な葛藤を乗り越えて、犬を飼おうと決心する姿をまとめたものです。
女性からの手記は、その章に寄せられたものでした。

8000文字をほんの少し超えただけの手記。一気に読み終えるとその文章には、エッセイの章の一部になど、とても収まり切らない豊かな思いが込められていました。
そこで筆者は、この手記を、『犬を飼うということ』から独立させて、ひとつの作品として公開することとしました。

この作品『ラフと歩く日々』は、文章を書かれたその女性、つまり樫村慧さんの心の記録であるとともに、愛犬の闘病、或いは介護の最中《さなか》にある方々への応援歌でもあると、筆者は思っています。
愛犬の老いや病気に対峙し、悩みながら前に進もうとしている愛犬家の方々に、この作品が少しでも助けになっていただけたら幸いです。

――高栖匡躬――

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作:樫村 慧
 ▶ 作者の一言
 ▶ 樫村 慧:犬の記事 ご紹介
 ▶ 樫村 慧:猫の記事 ご紹介
 
解説:高栖匡躬 

――次のまとめよみです――

本作は『ラフと歩いた日々』、『ラフのいない日々』2作品のまとめ読みです。
愛犬ラフを看取る作者。
そこにはある決断がありました。
安楽死?/それとも自然死?
愛犬をどうやって見送る?
唯一の正解が無い中で、飼い主は誰もが迷い模索します。
作者がたどり着いた答えは何?
そして、ラフを送った作者の心の再生は?――

 作者(樫村慧)のコメンタリーバージョンです

本作は樫村慧さんの代表作。
ホームセンターで売れ残っていたゴールデンレトリバーと、その子を迎えた家族の物語です。
樫村慧さん自身のコメントで、もう一度どうぞ。

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