犬を飼うということ

Withdog 犬と飼い主の絆について

【まとめ】終末期を楽しむという選択/別れの準備、別れの覚悟  ~飼い主が選択できること~

終末期を楽しむという選択 / 別れの準備、別れの覚悟
終末期を楽しむという選択

Review
カテゴリー:コラム
作者:高栖 匡躬 

本作は、愛犬(愛猫)の終末期を、前向きに捉えていけるように書いたものです。

別れはいつか必ず訪れる。それならばどうやってその時に向き合えばよいのか?
そんなことを考えたのは、2年半も前のこと。愛犬ピーチーがまさに「その時」を迎えようとしている時期でした。

思えば、楽しい思い出ばかりでした。
病気で死の淵にあった時期も2度ありました。癲癇の発作が続いて、別れを予感した時期もありました。そんなことの全てが、良い思い出に変わっていました。

その時ふと、思いました。
今はどうなんだろうか? ――と。

遠い未来から振り返ると、きっと今だって、良い思い出にになっているに違いないと思いました。だって、ピーチーはまだ目の前にいる。未来に振り返るときには、もうピーチーはいない。

「いてくれただけで楽しかったんだよ」
きっと将来、自分はそう考えるだろうな。
そう思いました。

――だから、楽しんでおこうと思ったのです。

今を……

【目次】

 終末期を楽しむという選択

f:id:masami_takasu:20190206161400j:plain

第1話|泣いて見送る? 笑って見送る?

ペットとの別れ、涙を想像しませんか?
でも、他にも方法はある。
――という提案。
うちでは、笑って見送りました。
その方が、うちの子らしいと思ったから。
笑顔は最後のご褒美で、天国へのお土産だと思いました。
泣いて見送る? 笑って見送る?

第2話|別れは日常の先に

愛犬を迎えた時から、介護も別れも来ると知っていました。
いざその時を迎えると、それはいつもと同じ日々でした。
不思議ですね。そんな一大事が日常の先にあるなんて。
日常ならば、楽しめば良い。
その時でないと、できないことばかりだから。

第3話|最後の瞬間まで喜びはあるもの

看取りは、飼い主にとって葛藤の時期。
うっかりすると、悲しみばかりに心を奪われがちです。
しかし、喜びはいつものように、すぐ目の前に沢山あって――
後で気付くのです。
その時自分は、永遠の宝物になる大切な時間を、一緒に生きていたのだと。

 

 別れの準備、別れの覚悟

f:id:masami_takasu:20190206161728j:plain

前編|その瞬間の前と後

愛犬が元気な時、別れの時なんて予想もつきませんよね。
実際に経験すると、それは瞬間ではなく連続した時間だと気付きます。
そして境界がぼやけて、今も続いているように思います。
だから――
別れの印象は変わるし、変えられると思うんです。

後編|旅立つ先は選びたい

ピーチーが危険な時期のこと、
「お前、虹の橋に行くのか?」
そう思うと、どうにも似合わない。
オトボケな子だし、それがセンチメンタル過ぎるのです。
「きっとお前は違うよな」
きっとピーチーは、直接天国組だと思いました。

 あとがき

別れについて考える

筆者は愛犬ピーチーとの別れの前に、別れの意味を考えました。
一生懸命に考えました。

答えは出ませんでいたし、今も出てはいないのですが、一つだけ思ったことが良いあります。それは「別れはそう悪いものではないだろう」ということです。

必ず訪れる別れが、つらく悲しいだけのものであったら、人間なんて生きていけるものではないと思いました。だって、人生には別れは沢山あるのですから。

そうそう、別れを考えたときに、もう一つ思ったことがありました。
それは「別れを意識するのは悪くない」ということです。
別れを意識することは、生を意識するのと同じことだと気づきました。

別れを想うと、今が楽しくなるのです。
不思議ですね。

今はどう思うか?
「思った通り、別れはそう悪いものではなかった」
そんな風に思っています。

心に、ちょっとしたひっかき傷が残っていますが、それはそれで良いものだなあと思っています。ときどき感じる、チクッとした痛みがピーチーと一緒に過ごした証なんですよね。

――高栖匡躬 ――

● 

作:高栖匡躬
解説:高栖匡躬 
 ▶プロフィール
 ▶ 作者の一言
 ▶ 高栖 匡躬:犬の記事 ご紹介
 ▶ 高栖 匡躬:猫の記事 ご紹介

 同じ作者のまとめ読みです

別れは特別なものではない――

ペットロスについて考える――

安楽死について考える――

ペットの食事は、一生をトータルで考えたい――

有名な虹の橋の詩について考える――

 

© 2017 Peachy All rights reserved.