ラフと歩く日々 ~ひたむきに生きる君~
カテゴリー:エッセイ
作者:樫村 慧
3歳だった先住犬サンタを亡くしてから、我が家で犬の話題が出ることはなかった。意識していたわけではないが、なんとなく避けていたのかもしれない。
ダンボールに入れられて、ホームセンターの端っこに置かれていたその子は、まるで、私達家族のために売れ残っていたのかもしれないなぁ――
今となっては、そんな風に思うのです。【目次】
第1話|帰宅したらそこには犬がいました
「愛犬をうちに迎えた時の事を書いてみませんか?」
大好きだった愛犬ブログのブロガーさんからの依頼。
正直「面倒だな」とも思った。でも考え出したら、書く事が山のようにあった。
私が初めて書いた作品、私の原点です。
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第2話|それは呆気ないくらいの旅立ちだった
ラフを迎えた時を書く上で、主人が他界した事を書かないわけにはいかなかった。
はたして書いていいものか、とも思ったが、全てを笑って許してくるような人だったし。何よりもラフと私達家族にはとても大きな出来事だったので
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第3話|ふと閃いた『血の涙』の言葉
主人が病気で他界し、ラフと家族3人での生活に慣れた頃、ラフが腎不全だとわかった。絶望的な気持ちだった。
ラフまでいなくなると思うとたまらなかった。
涙が枯れる程泣いていた私が、前を向くまでの話。
懐かしいなぁ…
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第4話|余命と言われていた時期をすぎて
この記事を書いた時、まだラフは闘病中で日に2回の点滴を自宅でしていた。
大変だったが、充実した毎日。
あの時期の自分が、今の自分を支えているのかもしれない。
犬と暮らす、というシンプルな生活が私のベースになったのだ。
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あとがき
野外ライブにもかかわらずライブ当日は雨の予報が出ていた為、私の心は落ち着かなかった。そんな日に、主人はラフを連れて帰ってきたのだ。
そのラフが、亡くなってから2年以上経った今も、私の支えとなっている。不安の種としてやってきたゴールデンレトリバーは、私の心の中にその存在をしっかりと植えつけて主人のいるところに還っていったのだ。
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作:樫村 慧
▶ 作者の一言
▶ 樫村 慧:犬の記事 ご紹介
▶ 樫村 慧:猫の記事 ご紹介
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解説:樫村 慧(セルフコメンタリー)
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家族にも、群れとしての序列をつけるのだそうです。
それは時に、弱いものを守るためであったりします。
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あるいは、今どうなさっていますか?
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