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【老犬と生きる】ぴい助さんとの出会い|No.9~No.12 ~老犬アルバムの思い出(その5)~【お誘いはドキドキ】

老犬さんのお誘いは、つい気を回してしまう
老犬アルバム_ぴい助さん

老犬アルバム|No.9 ぴい助(飼い主:前田るりさん)
 
老犬アルバムに想う
私にとっての老犬は

またうちの愛犬ラフのことについて触れたいと思う。
一般的に言うと大型犬は老化が早い。ゴールデンレトリバーの場合はどうかというと、7歳くらいから顔だけが白くなって、柔和になってく。

犬は近年急速に長寿になった。昔の7歳は老犬だったが、今は平均的に言えば7歳は壮年か中年くらいだろうか? だから年齢は感じるのだが、まだ老化という実感はそれほどない。老化を身につまされるのは、もうちょっとたってからだ。

最初はそう感じたとしても、打ち消すことができる。
「いやいや、この子はまだまだ」と。
実際にラフは、世の中で老犬と呼ばれる年になっても食欲旺盛だったし、散歩も大好きだった。どちらかというと、犬でもう一つ例えられる言葉、『永遠の三歳児』の方がイメージが近かったのだ。人間年齢を換算すると、もう自分をはるかに追い越しているのに、いつまでも『この子』なのである。

この記事はこんな方に:
老犬(シニア犬)と暮らしている|愛犬が闘病中、または介護中|愛犬が亡くなってしまった|他の飼い主さんのことが知りたい|皆さんの頑張りをみて、元気をもらいたい

 No.9は、ぴい助さん

No.6のハルさんに、老犬アルバムにご参加いただいた頃のお話です。

その頃私はTwitterで、とても気になる子のツイートと出会いました。それは白くなったお顔が優しい秋田犬とゴールデンリトリバーのmixの子でした。大型犬のその子は、骨肉腫で右前脚を断脚して、3本の脚で歩く練習をしていたのです。

車椅子に乗ったり、補助ベルトをつけて歩いたり。日に日に歩くのが上手くなっていく様子に、全てを受け入れて生きる犬の強さを見せてもらっている気持ちでした。

この子に、老犬アルバムに出てもらいたい――
それがNo.9のぴい助さん通称ぴいちゃんです。15歳9カ月になったぴいちゃんの飼い主前田るりさんにお願いしてみよう、そう決めるまで時間はかかりませんでした。

前田さんはシンガーで、時折ご自身のライブの写真もツイッターに掲載されています。その写真がまたとても素敵で、情感のこもった歌声やギターの音が、今にも聞こえてきそうなんです。その前田さんと、逞しく生きるぴいちゃんの姿が重なります。

どんなご返事をいただけるだろうかと、半分は期待を込めて、半分は恐る恐るDMをお送りしてみた私。

「ありがとうございます。よろしくお願いします」
前田さんは、二つ返事で快諾してくださいました。

ぴいちゃんの老犬アルバムカードをご紹介ツイートには、海外の方からもコメントが入ったことが印象的でした。3本の脚で前を真っ直ぐに見据えるぴいちゃんの姿が、言葉の壁を超えてその方の心を震わせたのかもしれません。 

 

 No.10は、まろんさん

老犬アルバム_まろんさん

No.10のまろんさんも、私からお誘いした老犬さんです。
まだこの頃の老犬アルバムは、ご応募いただくよりも、私からお誘いすることの方が多い時期でした。

私には、同じ県内に暮らすビーグルと暮らす、”ビーグル好きの歌詠み”さんという、恩人のような方がいらっしゃいます。歌詠みさんは、ツイッターをはじめたばかりで何も分からなかった私の記事ツイートを、いつもリツイートしてくださった優しい方です。

歌詠みさんには、素敵なビーグル仲間の方々が沢山いらっしゃり、そんなお仲間方々の中で、私が思い切ってお声かけしたのが、その時15歳4カ月だったまろんさんでした。

私には大好きな老犬さんが沢山いるのですが、誰にでも声を掛けられるわけではありません。自分で経験したから分かるのですが、老犬さんは体調の浮き沈みもあるので、お世話をする飼い主さんも大変です。

今お声がけをしたら、ご迷惑かもしれないな?
お仕事も忙しそうだから、今でない方が良いかな?
ご返事がもらえなかったらどうしよう?

などとグルグルと考えだけが巡ってしまって、結局、お声がけするのは「今だ!」と思えた時だけ。結局、ほんのわずかな方だけになってしまうのです。

さて、そのまろんさんですが、少し白くなってほっそりしたまろんさんは、まさに老犬さんという雰囲気。ママさんは、私がお誘いしたその日のうちに、写真とメッセージを送ってくださいました。

ああ、良かったと、ホッとした瞬間でした。

これがきっかけになって、それからビーグルさんには、沢山老犬アルバムに出ていただくようになりましたが、まだまだお誘いしたい方々が沢山いらっしゃいます。
これからも、少しずつお声がけをしていこうと思っています。

ビーグルに限らずですが、こんな感じでどうにも躊躇しがちなタイプの私です。
「参加するよ」と思っていただいた飼い主さんは、どうかご連絡をお待ちしています。

 

 No.11は、けんたさん

老犬アルバム_けんたさん

次のNo.11のけんたさんも、私からパパさんにご連絡させていただいて、お誘いをした老犬さんです。いつも見ていたパパさんのツイートは、けんたさんへの愛情が溢れていて、見る人の気持ちを穏やかにするものでした。

老犬アルバムへのご参加のお願いをする数ヶ月前、私には印象深い思い出があります。それは小雨の降る中、パパさんが仕事から自宅に帰ってきたときのツイートでした。

いつもように奥様とけんたさんが居てくれることは、なんでもないようで、とても大切でかけがえのない生活だなというようことを、ぱぱさんが書いていたのです。ご家族との日常をあらためてこのように呟けるパパさんのあたたかいお人柄が伝わってきて、ついそのツイートにメッセージを入れたことが忘れられません。

そんなパパさんに愛されるけんたさんに、是非老犬アルバムに出ていただきたいと考えご連絡をしたのでした。

「ご丁寧なメッセージをありがとうございます。もしけんたも仲間に加えていただけたらとても嬉しいです」

パパさんからはこんなお優しい返信が届き、一緒に、はじけるような笑顔のけんたさんの写真が添えられていました。

こうして老犬アルバムNo.11は、思いやりのあるパパさんの愛情を一身に受けた、愛らしくてぬくもりのある、けんたさんの笑顔が印象的なカードになりました。パパさんは、老犬アルバムをいつも応援してくださっていて、老犬アルバムに関するツイートを必ずリツイートしてくださいます。けんたパパさんは老犬アルバムにとって強い味方なんだなぁと感謝しながら、勝手に身近に感じている存在です。

 

 No.12は、チャベスさん

老犬アルバム_チャベス

No.12のブルテリアのチャベスさんは、主宰のブログ仲間の愛犬さんで、お空組さんです。No.7のブルテリアの鼻ちゃんが亡くなって数ヶ月後、チャベスさんもお空に旅立ちました。

そんなチャベスさんのブログにお邪魔すると、ボールが大好きだったチャベスさんが、生き生きとした表情でボールの隣にいる写真があります。

ブルテリアらしい溌剌としたイメージ通り。老犬さんになって柔和なお顔になったチャベスさんが、夢中でボールを咥える写真のカード。

つぶらな瞳がなんとも言えず可愛らしいものになっています。

 

 さて次は

大事なこと

次回はNo.13カイさんのエピソード。

カイさんは老犬アルバムの数ヶ月前に、別のことでママさんとやり取りをされてもらったことが印象に残っています。

詳しくはまた次回に。

 

――つづく――

文:樫村 慧
 ▶ 作者の一言
 ▶ 樫村 慧:犬の記事 ご紹介
 ▶ 樫村 慧:猫の記事 ご紹介

――次話――

次は、No.13の海(カイ)さんの思い出からです。

――前話――

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週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

――この連載の1話目です――

 老犬アルバムのご応募方法はこちらです

老犬アルバムに応募するのは簡単

老犬アルバムに必要なのは、下記の6つの情報だけです。
①愛犬の名前
②愛犬の年齢(~カ月まで分かると尚良し)
③飼い主の名前(~ママとか、ハンドルネーム)
④小型犬、中型犬、大型犬の区別
 ※人間年齢を換算するために必要です。
 ※超大型犬は大型犬、超小型犬は小型犬で換算します。
⑤愛犬への一言、または、愛犬からの一言
⑥お気に入りの写真1枚

Twitterからの応募となります。
下記(担当:樫村慧)にDMをお送りください。

  老犬アルバムと老猫アルバム

 樫村慧|他の作品

愛犬の闘病や、老犬の介護をしている飼い主さんを見かけると、つい応援してあげたくなりますよね。でもいざとなると、どんな言葉をかけるべきか悩んでしまいます。
自分でも愛犬の闘病の経験がありますから分かります。不用意な励ましは、相手を傷つけることもあるのです。

愛犬の散歩道で時々で会っていたのが、土佐犬のリンちゃんでした。
しかしある日、リンちゃんには急に出会うことができなくなりました。
大型犬を飼う難しさ。周囲に理解してもらう難しさ。
リンちゃんは色々なことを教えてくれました。

 

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