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【非再生性免疫介在性貧血】9月6日 基準値内おめでとう ~2年生存を目指して(15/19)~【闘病記】@

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チョコラッの闘病記 非再生性免疫介在性貧血
非再生性免疫介在性貧血 闘病記

撮影&文:らぶプー(本記事は2018年に執筆されたものです)
 
この闘病記は

本記事は長期連載の1部。そしてチョコラッは3年目(2019年6月)を迎えて生存中です。
難病であっても希望を持ち続けたいと願う、飼い主の思いで書かれた闘病記です。
初回記事はこちらです。チョコラッの闘病記 1話

こんな方へ:
ペットに貧血の症状が現れ改善しない|非再生性免疫介在性貧血と診断された|治る見込みは?|治療法は?|どんな闘病になるのか心配|免疫系疾患の難しさを実感している|経験者の体験談が聞きたい

 9月6日 検査の結果は期待通り

一昨日、チョコラッの血液検査に行ってきました。
検査をするまでもなく、口内の色は普通にピンク。
数値は期待通り!基準値内入り!
実に14ヶ月振りに貧血値から脱却!

でも、昨年は6月に基準値内入り、喜んだのも束の間。
2ヶ月後には再び貧血値に。
そして、あれよあれよと言う間に一気に貧血進んだ苦い過去があるので、両手を挙げて万歳とは言えないのですが。
(その時は、プレドニン減薬に失敗したと思われる)

今回は免疫抑制剤、全ての種類使い尽くし(重篤な副作用の薬は使わず)、
もう後が無いところから這い上がってきたので、本当にチョコラッ頑張ったねと褒めたいです。

薬を使い尽くし、どうしたかと言うと(いつも読んでくださっている方にはくどい話ですが)、貧血が進んでいるのに、敢えて薬を減らす!と言う手段。

主治医の経験上、プレドニンやアトピカを飲み続けた子が、薬を減らしたら貧血が改善した子が、過去に2匹だけいた、と言うその症例にかけた。
(医学書に減薬で貧血改善の記載は一切ない)

そしたら、チョコラッも貧血改善!
チョコラッの指針になってくれた2匹の子に感謝です。
そして、その方法を提示してくれた主治医にも感謝です。

チョコラッです。いつも皆さん本当にありがとう♡
扉の写真は、爪が伸びていたのでカット後撮り直し(苦笑)

改めまして、チョコラッです
皆んなありがとう♡

非再生性免疫介在性貧血になって、約2年

非再生性免疫介在性貧血は、生存率の低い病気なんて言われてるけど、
チョコラッは元気いっぱいだよ。
だから、もし同じ病気の子がいたら、一緒に頑張ろうね。

何度ももうダメかと思ったよ。ママは隠れて泣いてたよ。
でも、ちゃんと生きてるよ。まだお薬飲んでるけど、安定したらお薬減らしてくれるんだって。

だから、頑張る!
いつも本当に本当にありがとう♡ byチョコラッ

諸数値の覚え書き 

RBC5.74
PCV37.9
Hb13.3
RETIC14.9
リンパ球140
Plat354

プレドニン1日置きに半錠
セルセプトチョコラッの体重で飲めるMAX量
胃薬
オーグメンチン(抗生物質)

サプリメント

ムーヴマックスⅢ(椎間板ヘルニア再発予防)
ウロアクト(下半身麻痺のため尿道炎予防)

そして――
前回疑われた、”クッシング症候群かもしれない” の検査結果は後日出ます

 

 元気でいるからこそ気になる早食い

闘病グッズと言えるような、言えないようなものなのですが、効果があるのでご紹介します。ちょっと前から使っているんだけど、早食い防止フードボールOPPO(上の写真の左側)です。分かりやすいように、ちょっとティアラにどいてもらいます。

これです

これは以前、相棒のティアラに使ったけど、全然効果なかったのでお蔵入りになっていたものです。最近、チョコラッが元気になって来たら、また早食い&フード丸呑み状態になってきたので、使ってみることにしました。

そしたら、めっちゃ効果ある~(((o(*゚▽゚*)o)))♡

このフードボールはそこが丸くてグラグラ揺れて食べ辛い。更にはフードをがっつこうとすると、中のお皿がクルクル回転して食べ辛いというもの。

そーっと上品に?食べるティアラには何の効果もなかったのですが、
ガツガツ食べるチョコラッにはグラグラ、クルクル、効果をフルに発揮!
チョコラッの早食い防止にとっても役立ってます^ - ^

ご参考までに、商品へのリンクも載せておきます。

これは多頭飼いあるある

食べ終わったら必ずお互いのお皿をチェック〜(笑)

猛暑猛暑の日々ですね。
皆様、熱中症にくれぐれもお気をつけて。

 

――2年生存を目指して(15/19)・つづく――

文:らぶプー
  ▶らぶプー:他の作品一覧

――次話――

チョコラッに疑われていたクッシング症候群。
血液検査の結果、幸いにもそうではないことが分かりました。
検査の日のチョコラッは12時間の絶食。
可哀そうだから、家族全員で絶食をしました。

――前話――

チョコラッにクッシング症候群の疑いが浮上。
ステロイドを長期服用していたためなのか?
目下、歯茎と舌の色に気をつけながら経過観察中。

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

――この章の1話目です――

「これは何だ!?」
チョコラッの体に黒いシミを発見。
痒みもなさそう。毛も抜けないけど――
病院に連れて行くべきなのか?
大病を抱えていると、一々、気になることばかり。
そして淡々とした日々も、また闘病

――この連載の最初の記事です――

この病気は、自己免疫不全で起きるもの。
自分の免疫が、自分の体を攻撃し始めるのです。
病原菌やウィルスが見つかるわけでもなく、CTやMRIにも病変が映りません。
だから、最初はそうだと分かりません。

なんとなく調子が悪い……
病院に行っても原因不明。
しかし、状況は悪化していく。
何故――、それが始まりです。
まずは病名が確定するまでのお話から。闘病記を書く理由についても語られます。

 ステロイド、免疫抑制剤の闘病記

ステロイドの減薬|体験談と闘病記

ステロイド剤は一般的な薬であるにも関わらず、必要以上に嫌われているように感じます。その原因として、適切な使用方法が行われておらず、そのために無用の副作用を被る場合が多いのだと想像できます。

実際に飼い主さんたちが書いた体験談(闘病記)を読むと、動物医療の専門家である獣医師でさえ、ステロイド剤の功罪を良く知らないで使っている場合が多いように思えるのです。

免疫抑制剤|体験談と闘病記

愛犬ピーチーの体験談、今回は免疫抑制剤です。
ステロイド剤から免疫抑制剤への切替は簡単ではありませんでした。
今回はその難しさの実例を。
犬の原因不明の病気の影には、自己免疫不全があるように思います。
実は多くの犬が、無縁でないのでは?

 出典

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

 

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