ろくすけの闘病記:癲癇/腎不全 18話

2016年8月28日 まさかの悪化……
今日、急に病院に行くことにしたのは、明日から大雨の予報があるからで
ろくすけの体調が急変した、とかではない。
もともと月初めの予定だったし、2ヶ月後にと言われた血液検査にもちょうどの頃。
2ヶ月前とろくすけの様子(食欲・おしっこ・うんち・水の量)は変わりないので
不安もなく病院へ。
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結果から言うと、悪化してました。数値・・・(涙)
CRE(クレアチニン)1.9 → 2.1 (標準値:0.4~1.4)
IP(リン) 3.6 → 4.4 (標準値:1.9~5.0)
腎不全と診断されたときの数値よりもリン以外悪くなってしまった。
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ショックというより、なぜ?なぜ? 何が悪かった?という疑問が渦巻いて――
その気持ちが顔に書かれていたのだろう、先生が、
「年齢からいって、徐々に悪くなるのは止められないと思います。リンの値がひどいわけでないので、まずはリンをここで止めたいですね」
と優しく指導してくださった。
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具体的には、今飲んでいるサプリメントのカリナール2の摂取量を増やすことになった。
今は、朝・晩に添付のスプーンで3杯ずつで、計6杯。
これを4杯ずつの計8杯で試すことになった。
また2ヶ月様子をみて、値が変わらなければ点滴も選択肢に入ってくるとのこと。
て・ん・て・き・・
これは大変だ。
腎不全にはいずれ点滴とは承知していたけど、実際通うとなったら大変だ
ろくすけの負担もどれだけ大きくなるだろう・・・
な、、なんとか止めたい。
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さらに指摘されたのが、脱水と貧血の傾向もあるということ。
あれだけ水を摂取しているのに??
手作りごはんにはたっぷりの煮汁でがっついて食べるし、それ以外でもお水はよく飲んでいる。
しかし、血液検査結果に出ているのならば、やはり不足していたのだろう。
なんてこった、お水は油断していた間抜けな私
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今日から早速水量を増やさねばならぬ
ごはんの煮汁も増やし、立って飲みに行くのが大変そうなときは、こちらからお水お椀を持って追いかけることにした。
あぁ、、腎不全に脱水なんて――
一番してはいけないこと、重々承知していたのに。
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と、病院でいろいろ頭を巡らしている間、ろくすけは嫌がって「ふぉんふぉん」吠えて暴れながら、爪を切ってもらい、耳を掃除してもらい、肛門を絞ってもらい、フラフラになりながら無事終了。
お疲れさん、ろくすけ。
病院嫌いなのにごめんね、許しておくれ。
その後のろくすけは、、本当に死んだように爆睡
あ、でも夜ごはんタイムにはキッチリお目目パッチリ(笑)
さぁ仕切り直し 頑張るぞっ!
考えるのがペット保険
ろくすけはいま16歳。我が家に来たときは7歳。
当初、ペット保険に入るつもりはなかったのだけど、「もし安いなら入っておいてもいいかな」と思い調べ始めた母ちゃん。
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調べてまず思ったのは、ペット保険は老犬・シニア犬に手厚くないっ。
ろくすけが来た当時に比べれば、今は参入会社も増え、プランも充実しているようだけど、それでも加入年齢の上限が13歳くらいでしょう。
ろくすけは当初、大手の保険にギリギリ入れました。
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その後、1年・2年・・雑種は強い。病気せず。
保険を使うことなく時が過ぎ、毎月5000円近い保険料がもったいなくなって、もっと安いところないかなーと探して再加入したのは、『ペッツベスト』という少額短期保険会社のもの。
月3000円以下の一番安いプランでも80%保障してくれるし 加入年齢なんと16歳まで!
無事加入し やはり保険を請求することなく数年。
そして――、初めてといっていい病気、てんかんで初めての保険請求。
それも 1年分まとめて(^^;)
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書類を獣医の先生に記入していただかなくてはならないので、手間で申し訳ないのだけど その書類と領収書を送ること数週間。やったあ~~ 口座入金されていたっ。これで少しの間 お財布の心配いらないかな。
やっぱり入っておいてよかったと我が家で結論づけたペット保険。
ただ更新可能は17歳まで あともうすぐやん・・
寂しそうなろくすけ――
だ・・大丈夫! ろくすけ!
君のためならお金に糸目はつけない 心配ご無用だっ!
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と思ったら、
あら、ドアが開かなかっただけなのね。
ごはんはまだだよ(笑)
――調子は浮き沈み(2/10)つづく――
作:きづあすか
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――次話――
前回の発作から6ヶ月――
になろうとしたところで、とうとう再発してしまった。
高齢犬の発作は、その後のダメージも大きいなあ。
でも悲観している場合じゃない。
冷静に、冷静に・・・
――前話――
ろくすけは癲癇発作は5か月出ていない。
「もしかすると、本当に治ってしまった?」
いやいや、油断は大敵。だって、チックの症状は毎日起きている。
しかし、ろくすけよ――
立たなくなった後ろ足、なんとか復活しないだろうか。
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この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――この連載の1話目です――
ろくすけにある日突然に発症しましたのは癲癇
「あの病態は、飼い主の心を乱します」
作者の言葉に、経験者の方は皆うなずくことでしょう。
初回は、闘病記を残す理由です。
てんかんについて、もっと知るには
医学的な知識を交えて『癲癇(てんかん)』を解説をしています。
何の前触れもなく、大発作ではじまることが多い病気です。
発作の見た目が激しいので、飼い主は気が気でありません。
――我が家も経験しています。
突発性で、1度で済む場合もあれば、何度も繰り返す場合も。
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賢い獣医師選び、動物病院びの記事です
続:獣医師選びの方法教えます
”良い”獣医師選びは、飼い主の責任でもあります。
目的は常に動物の病気を治すこと。
そのために獣医師は何をすべきか?
そう考えると、自然に”良い獣医師”とは何かが分かってきます。
現場を知るからこそ出来るアドバイス。
獣医師選び|名医とヤブ医者
記事の編集で、多くの体験談に触れていると、名医がいる一方で、信じられないヤブ医者もいる事がわかります。
そもそも動物医療は、ヤブ医者を生みやすいのかもしれません。
時には医師だけでなく、飼い主の方が悪いこともある。
理由を知れば、対策もできるのでは?
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出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。