うちのハナちゃん (その2)6匹のハナちゃん
カテゴリー:エッセイ
作者:オムニバス
『うちのハナちゃん』(その2)
本記事は、6匹のハナちゃんのエピソードを、7話のエッセイとしてまとめました。
『うちのハナちゃん』は、当サイトWithdog『犬を飼うということ』の人気エッセイ、『うちの子がうちにくるまで』のスピンオフとして行った企画です。
『うちの子がうちにくるまで』は犬を家に迎えた時の、飼い主さんの決心や戸惑い、葛藤を、飼い主さん自身の言葉で綴ったエッセイ集です。既に沢山のワンコのうちに来るまで(2019年9月の時点で43匹)が綴られています。
そんな中、妙にハナちゃんというワンコが多いことに気が付きました。
改めて全てのハナちゃんの話を読み返してみると、同じハナちゃんという名前なのに、それぞれが全く違うエピソードであることがとても面白く感じました。
名前だけが共通で、犬生は全く違う――
当り前のことなのですね。しかしハナちゃんと言う名前で切り取ってみることが、とても新鮮に感じました。人間だと同じ苗字、同じ名前の方になんとなく親近感を抱きますよね。ワンコにもきっと、同じような感覚があるのだと思います。
そこで、まだ『うちの子がうちにくるまで』にご参加されていない飼い主さんにもお声がけして、もっと沢山のハナちゃんの話を集めてみようと思いました。それが『うちのハナちゃん』です。
沢山のハナちゃんに捧げようと思います。【目次】
- うちのハナちゃん (その2)6匹のハナちゃん
- ハナちゃん 5匹目|はな
- ハナちゃん 6匹目|花
- ハナちゃん 7匹目|鼻
- ハナちゃん 8匹目|ハナ
- ハナちゃん 9匹目|はな
- ハナちゃん 10匹目|HANA
- 予告編のカードです
- 老犬アルバムのハナちゃんたち
- ハナちゃん以外のワンコたち
ハナちゃん 5匹目|はな
犬の名前:はな
犬種:柴犬
飼主:はなちゃんママ
5-1|犬を迎えた理由は一人息子のためでした
犬を迎えたのは、当時学校に疲弊していた一人息子のためです。
息子が突然「犬を飼いたい」と言い出したのです。
一度も犬を飼ったことはありませんでした。
それでも飼おうと思いました。
問題は、主人が犬嫌いだということでした。
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5-2|外飼いなんてとんでもない
うちの子になった”はな”には、トレーニングが待っていました。
トイレのこと、それから小食だから、たべてもらうこと。
新米飼い主だから、本を見ながらはなと一緒に勉強をしました。
そんな風にして、あっという間に13年が過ぎました。
ハナちゃん 6匹目|花
犬の名前:花
犬種:ウェルシュ・コーギー
飼主:karaage
家族には事後報告でした
犬を飼おうと思ったことも無かった作者。
その作者を変えたのは、偶然に出会った散歩中のコーギーでした。
『世の中には、こんなに可愛い動物がいるの?』
それから本を買いました。
題名は『コーギーの飼い方』
ハナちゃん 7匹目|鼻
犬の名前:鼻
犬種:ミニチュア・ブルテリア
飼主:ぴょん子
イギリス車には、イギリスの犬
ある日、私はソファーでいびきをかいている豚を目撃しました。
――豚??
イエイエ、それは豚ではなく犬。
私がブルテリアに心を奪われた瞬間でした。
やがて、本気で探し始めたブルテリア。
やっとみつけたのが鼻です。
どうして”鼻”なのか?
それはね――
ハナちゃん 8匹目|ハナ
犬の名前:ハナ
犬種:ミニチュア・ブルテリア
飼主:ハナちゃんママ
動物病院にやってきた看板犬
今日は『ハナちゃんの動物病院』のハナちゃんのお話。
ハナちゃんママが獣医師を目指したのは何故?
獣医師が犬を飼うって、どういう気持ちなの?
ママの色々な思いを受けて、ハナちゃんは今も病院の看板犬を務めています。
偉いねえ、ハナちゃん。
ハナちゃん 9匹目|はな
犬の名前:はな
犬種:柴犬
飼主:はるくま
優しく抱かないと壊れてしまいそう
夫婦共に柴犬が好きでした。先住犬のケアンテリアもとても可愛いかったのですが、もしも2匹目を飼うことがあれば、柴犬にしたいと思っていました。未来の夢として――
ある日のことです。
2人は偶然に、柴犬専門店をみつけました。
中に入ってみると――
ハナちゃん 10匹目|HANA
犬の名前:HANA
犬種:チワックス
飼主:HANAママ
その日は見るだけのはずだったのに
猫のペルが10歳で去った時、我が家の悲しみは大変なものでした。
5年が過ぎた頃――
「いつかワンちゃんと暮らせるといいね」
が、夫婦の会話になっていました。
ある日私は夫に、
「ちょっとペットショップに行ってみようよ!」
と声を掛けてみました。
予告編のカードです
『うちのハナちゃん』を募集した時の告知カードです。
本企画は14記事、10匹のハナちゃんにご応募をいただきました。
ご参加ありがとうございました。
ハナちゃんの皆さんへ!
最近Withdogでは、ハナちゃんの記事がとても多いです。
はなちゃん、ハナちゃん、花ちゃん、華ちゃん・・・
色んなハナちゃんがいて面白いです。
で、急に思いついたのですが、ハナちゃんのお話を集めた特集をしようと思います。
題して『うちのハナちゃん』
ご参加いただけるハナちゃんは、ご連絡ください。
記事を書きます。
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老犬アルバムのハナちゃんたち
老犬アルバムに登場してくださったハナちゃんたちをご紹介します。
『うちのハナちゃん』に登場したワンコたちも交えて。
以下、登場順です。
~老犬アルバム No.82~
犬の名前:花
飼主:花まま
人間年齢:72歳
Twitter:花まま (@hanamama_115_2) | Twitter
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~老犬アルバム No.108~
犬の名前:はな
飼主:Mappy
人間年齢:90歳
Twitter:ぴこぱぴこ (@hyakutarazusama) | Twitter
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~老犬アルバム No.141~
犬の名前:はな
飼主:はなママ
人間年齢:78歳
Twitter:https://twitter.com/HananyanSo
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~老犬アルバム No.146~
犬の名前:花
飼主:karaage
人間年齢:89歳
Twitter:karaage (@HanaWho24925) | Twitter
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~老犬アルバム No.153~
犬の名前:ハナ
飼主:ハナちゃんママ
人間年齢:90歳
ブログ:ブルテリアのハナコポ動物病院日記
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――前話――
うちのハナちゃんの前編です。
愛犬の名前で、”ハナちゃん”はとても多いですね。
そんなハナちゃん達を、飼い主さんが家に迎えるまでのお話です。
ハナちゃんは沢山いるけれど、物語はハナちゃんの数だけあります。
読んでみてください。飼い主さんとハナちゃんの物語。
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ハナちゃん以外のワンコたち
先住犬の”ちぃ”は、どうもよその子に受けが悪い。
このまま犬の友達はできないの?
そんなとき、小さな白い犬を見かけたのです。
「ねえ、友達になってくれる?」
パピヨンのメスは、初心者向きで飼いやすいらしい。
だからパピヨンを飼うことにした。当時は犬の飼い方なんて全く知らなくて――
やがて犬との暮しに慣れ、私は大人になった。
そして、犬に寿命があるってことを、すっかり忘れていた。
シングルマザーの私が犬を迎えたのは、息子に兄妹を持たせてあげたかったから。
悩みに悩んで迎えたのは、先代犬と同じシーズー。
さて、兄妹になれたかな?
学校から帰ると、金色の綿毛みたいな子犬がいました。
親戚のおっちゃんが「はい、あげる」と置いていったのがエリー。
作者にとって、全ての「初めて」がエリーでした。
ブルテリアは怖い犬だと思っていました。
しかし友人の愛犬ボブを見て、すっかりに虜に
そのボブに子供が生まれ、すぐに会いに行きました。
思い思いに歩き回る仔犬たち
気付くと、足元にずっとついて来る子がいました。