ろくすけの闘病記:癲癇/腎不全 22話

2016年10月23日 地獄の通院日
ろくすけにとって地獄の通院日がやってきた
私たちにとっても緊張の日だが 一喜一憂しないと心に決めて病院へ
前回からたった2ヵ月なのに 前回はどうにかリードで歩いたろくすけは
もう介護ハーネスなしでは歩けない
でも、、まだ歩こうという気は満々なので「がんばれ!」と心の中で叫ぶ私
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採血スタート――
相変わらずエリザベスカーラーをしても、断末魔のように吠えまくるろくすけ。
「元気な声出ますねー」と看護師さん 毎度すんません・・
ついでに爪切りと肛門しぼりもしてもらって、ろくすけの出番は終わり。
そこで先生が一言。
「後ろ足指のうち内側の爪が削れてますね。引きずって歩くことで削れたのでしょう」
良い機会なので、こちらからも質問を。
「先生、そうなんです ナックリングし始めました なので車いすを買おうかと
思ってるのですがどうでしょうか?」
「前足もたまに開いているようなので4輪の車いすの方がいいかもしれません
まだ歩きたい気持ちがあるので喜ぶでしょう」
先生からも後押ししていただいた。
よしっ購入決定!
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ろくすけは父ちゃんと車で待機してもらい、待つこと15分。
――結果が出た。
CRE(クレアチニン)2.1 → 1.8 (標準値:0.4~1.4)
IP(リン) 4.4 → 4.2 (標準値:1.9~5.0)
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あぁ良かった! ほんの少しだけだけどいずれの値も改善していた(涙)
現状維持を目指していたので、この改善はご褒美のようだ。
これで点滴治療が少し遠のいてくれたかな。
肝臓の値ALPが815と猛烈に上がっていたのが気になるが、先生によると、
「興奮状態で上がっているかもしれませんし、GPTとGOTが基準内なので様子見でいいでしょう」
ということで気にしない気にしない。
なぜ数値が下がったのか?
変更した点は以下の2つだと、以前の記事に書いた通り。
② 食べる水素水のサプリを与えた
しかし、、実は カリナール2の量は増やしていなかった。
なぜなら食べる水素水だけの効果を試したくて、すごく迷った挙句、思い切ったことをした私なのだ。
だから今回の検査はさらに心臓に悪かった
リスキーな賭けだったので、ろくすけの体調の変化はいつも以上に観察して、水の飲み方、おしっこの出などが悪くなったらすぐにカリナール2を増やそうと思っていた。
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その結果がこの値だったので、私の中で食べる水素水の評価が上がった
もちろん根本治療でないし、盲信にならないよう、不安定な要素であるのは理解しつつ
水素水を与え続けようと思う
とにかく今日も大活躍だったのろくすけ
家に帰って水をがぶ飲みし おやつをもらって 前後不覚で寝落ちした
この寝顔がまだまだ見れますように
腎不全に水素水 継続する価値はありそうだ
以前の記事で「水素水は腎不全に効果あるのか検証するぞっ」と宣言した私だったのだが、2ヶ月朝晩ろくすけに飲まし続け血液検査に臨んだ結果 値が改善しておった!
やはり水素水の効果が出ていたと思う他、理由が見当たらない。
私が使っている食べる水素の購入者レビューでも、その効果に喜ぶ声が多く、それ以外の食べる水素でも軒並み評価が高い。ということは、やはり水素水が腎不全にある程度良い作用をもたらしているのだと思う。
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もちろん、腎不全が完治することはありえない。
腎臓は、機能を失った部分は復活しないんだものね。
だけども、残存している部分の腎臓機能が現状を維持してくれれば、まだまだ希望は持てる!
傷んだり苦しんだりしている状態での長生きは望まないけど、今のようにごはんも食べられて、足は立たないけど支えて歩くことができるのなら、17歳を迎えるのも夢でないかも・・
そんな野望を母ちゃんが持っているとはつゆ知らず、ろくすけは相変わらずの毎日です。
黄昏ているように見えるけど、ごはんが欲しくてベッドからニョロニョロほふく前進してるだけ(笑)
――調子は浮き沈み(6/10)つづく――
作:きづあすか
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――次話――
今回は、新車ろくすけ号での初通院だ。
車椅子だと、ろくすけも4本の足でスイスイ歩けるし、他のワンコとも触れ合える。
飼い主だって楽だし、本当にこれはオススメだ。
血液検査の結果も良かったよ。
――前話――
穏やかに過ぎしていた、ろくすけだったが、
ふと気づけば、おむつに血のようなものが。
「どうしたっ、一体どこから?!」
しかしろくすけは、体を触られるのが大嫌い。
やっと出血の場所を突き止められたのは、1日たってからだった――
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この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――この章の1話目です――
ろくすけは癲癇発作は5か月出ていない。
「もしかすると、本当に治ってしまった?」
いやいや、油断は大敵。だって、チックの症状は毎日起きている。
しかし、ろくすけよ――
立たなくなった後ろ足、なんとか復活しないだろうか。
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――この連載の第1話です――
今日から、きずあすかさんの愛犬、ろくすけ君の闘病記を連載します。
病名は癲癇。ある日突然に発症しました。
「あの病態は、飼い主の心を乱します」
その言葉に、経験者の方は皆うなずくことでしょう。
初回は、闘病記を残す理由です。
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てんかんについて、もっと知るには
医学的な知識を交えて『癲癇(てんかん)』を解説をしています。
何の前触れもなく、大発作ではじまることが多い病気です。
発作の見た目が激しいので、飼い主は気が気でありません。
――我が家も経験しています。
突発性で、1度で済む場合もあれば、何度も繰り返す場合も。
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賢い獣医師選び、動物病院びの記事です
続:獣医師選びの方法教えます
”良い”獣医師選びは、飼い主の責任でもあります。
目的は常に動物の病気を治すこと。
そのために獣医師は何をすべきか?
そう考えると、自然に”良い獣医師”とは何かが分かってきます。
現場を知るからこそ出来るアドバイス。
獣医師選び|名医とヤブ医者
記事の編集で、多くの体験談に触れていると、名医がいる一方で、信じられないヤブ医者もいる事がわかります。
そもそも動物医療は、ヤブ医者を生みやすいのかもしれません。
時には医師だけでなく、飼い主の方が悪いこともある。
理由を知れば、対策もできるのでは?
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出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。