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【癲癇/腎不全】3月8日 3ヶ月ぶりの血液検査 ~調子は浮き沈み(9/10)~【闘病記】

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ろくすけの闘病記:癲癇/腎不全 25話
ろくすけの闘病記

撮影&文|きづ あすか
 
こんな方に
ペットが癲癇(てんかん)の発作を起こした|どのように病気と付き合っていくべきか?|発作を見ているのがつらい|腎不全を発症した|療法食を食べてくれない|手作り食を考えているが大変そう|経験者の体験談を読んでみたい

 2017年3月8日 1カ月遅れで検査をした

特に変わったことがない限り、通院は2ヶ月ごとと決めていたのだけど、さあそろそろ検査に行こうと思っていたところ(2月10日)に、半年近くぶりの痙攣発作が起こってしまった。

その後もガタガタ・ブルブルのチック様症状や震えが頻繁だったので、病院と相談して検査は落ち着いてから、ということになったのだった。

そしてその検査の日が今日。気が付いたら3ヶ月ぶりとなってしまっていた。

もちろん、変わった症状があればすぐに行くつもりだったけど、食欲・おしっこ・うんち・水分摂取量などなど、私から見て特に変化はなかったので、ろくすけのガタガタが減るころを待っていた。

痙攣やその後の後遺症を見ていたら、もうこのまま悪くなっちゃうんじゃないかと心配で仕方がなかったけど、ろくすけはゆっくりゆっくりだけれど、回復の階段を上ってきてくれている

ろくすけの体力・生命力の強さは雑種魂なのかなー

外は寒の戻りで肌寒かったものの、日差しもしっかりあって、体感温度はそれほど低くなかった。

前回と同様に、ろくすけを車イスに乗せたまま車の荷室にセットしていざ出発!
当然ろくすけは自分の行先をすでにわかっていて、すでに体が小刻みに震えだしている・・
ね、可哀想だけど、これだけは我慢してね。

 

 さて、ろくすけの調子は?

今日のろくすけは絶好調。
車イスで歩く歩く。おそらく今までの最長記録。
ナックリング用の靴をまだ買っていないので、アスファルトの上は避けて歩かせたのだが、たどたどしい足使いながらも、病院の廊下でもいったい何往復したことか。

本人は多分、家に帰ろうとしていたのだと思うけど、その姿があまりに面白くて、
先生も看護師さんも患者さんも、皆笑って見てくれたね。
もう少し暖かくなったら、新しい靴で昔よく行った公園を散歩しようね。

さて、そんなこんなで血液検査。
初の試み、車イスのまま診察台に乗せてみたら意外にも暴れる度合いが少なくて、先生にも「これはいいですね」とお褒めいただいた。
とはいっても、足を掴まれた途端に老犬に似つかわしくない大声で吠えたけど。
普段吠えることが全くないから、吠えても何だか微笑ましいと思ってしまう。

そして3ヶ月ぶりの血液検査の結果は以下の通りで、ありがたいことに大きな変化は見られなかった。

BUN(尿素窒素)26.3 → 25.8 (標準値:9.2~29.2)
CRE(クレアチニン)1.6 → 1.6 (標準値:0.4~1.4)
IP(リン) 4.5 → 4.7 (標準値:1.9~5.0)

 

いつも先生に言われる「現状維持は合格点」
いやはや、まずは良かった・・・

リンの値がすこーしずつ上がってきているのが不気味だけど、今の食事やケアでまだ大丈夫かな、と安心できた結果でした。

 

 無事通院が終了

手足の爪を切ってもらい、肛門も絞ってもらいそして――
はい、やっぱり出ましたウンチくん。

床ずれがないかも診ていただき、無事通院が終了した。
今日は日差しを浴びてたっぷり運動したし、夜すんなり寝てくれるといいな。

結果、その夜はほとんど寝てくれませんでした(涙)
 興奮状態だったのかもしれない。

 

――調子は浮き沈み(9/10)つづく――

作:きづあすか
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――次話――

本章の最終話です。
2ヵ月ぶりの発作。残念、これまでの5か月周期を大幅に短縮。
飼い主は対処に慣れて来たけれど、これからどうなるろくすけ?
いつ何が起きてもしょうがない年頃なれど、
やっぱりまだまだ傍に居てほしい我が家の宝物。

――前話――

5ヶ月以上無かった、てんかんの痙攣発作が起きてしまった。
発作のない6ヶ月の記録更新を期待していたのに――
がっかりして、肩が落ちた。
そうなんだ。この病気は期待をしてはいけない。
分かっていたんだけどね。

――この章の1話目です――

ろくすけは癲癇発作は5か月出ていない。
「もしかすると、本当に治ってしまった?」
いやいや、油断は大敵。だって、チックの症状は毎日起きている。
しかし、ろくすけよ――
立たなくなった後ろ足、なんとか復活しないだろうか。

● 

――この連載の第1話です――

今日から、きずあすかさんの愛犬、ろくすけ君の闘病記を連載します。
病名は癲癇。ある日突然に発症しました。
「あの病態は、飼い主の心を乱します」
その言葉に、経験者の方は皆うなずくことでしょう。
初回は、闘病記を残す理由です。

● 

 てんかんについて、もっと知るには

医学的な知識を交えて『癲癇(てんかん)』を解説をしています。
何の前触れもなく、大発作ではじまることが多い病気です。
発作の見た目が激しいので、飼い主は気が気でありません。
――我が家も経験しています。
突発性で、1度で済む場合もあれば、何度も繰り返す場合も。

 賢い獣医師選び、動物病院びの記事です

続:獣医師選びの方法教えます

”良い”獣医師選びは、飼い主の責任でもあります。
目的は常に動物の病気を治すこと。
そのために獣医師は何をすべきか?
そう考えると、自然に”良い獣医師”とは何かが分かってきます。
現場を知るからこそ出来るアドバイス。

獣医師選び|名医とヤブ医者

記事の編集で、多くの体験談に触れていると、名医がいる一方で、信じられないヤブ医者もいる事がわかります。
そもそも動物医療は、ヤブ医者を生みやすいのかもしれません。
時には医師だけでなく、飼い主の方が悪いこともある。
理由を知れば、対策もできるのでは?

 出典

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

 

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