犬を飼うということ

Withdog 犬と飼い主の絆について

【買ってきちゃった】かわいい系の仔犬にメロメロ ~さくらがうちに来るまで~【突然の出会い】

うちの子がうちにくるまで|No.48
うちの子がうちにくるまで_サクラ

撮影&文|ぶん太ママ
 
今日のお話は

出会いは突然でした。
1年前に飼い始めたぶん太で、トイプードルの魅力にはまってしまった作者
おやつを買おうと入ったペットショップに、その子はいました。
レッドカラーの女の子。美人系でなくてかわいい系の――
マズルの短い顔で、テディベアーカットが似合いそう――
作者の心は、メロメロにとろけてしまったのでした。

こんな方に:
トイプードルってどんな犬?|今まで犬を飼ったことがない|多頭飼いをしたことがない|皆さんどうやって飼うのを決めるのだろう?|経験者の話が聞きたい

 それは突然の出会いでした

今日は我が家の末っ子、さくらがうちにくるまでのお話を聞いてください。
さくらは我が家にとっての4匹目のワンコ。
レッドの毛色が可愛い、トイプードルの女の子です。

我が家の歴代のワンコをご紹介すると。1匹目が柴犬のカール。2匹目が雑種で捨て犬だったクロ。3匹目はシルバートイプードルのぶん太。そして4匹目が、今回ご紹介するさくらです。

因みに、1匹目のカールと、2匹目のクロは外飼いをしていました。
カールは子供のときに飼っていた子で、その後少し間が空いてクロが来て、クロの死後3か月後にぶん太がやってきました。

ぶん太からは室内飼いです。トイプードルなら当然室内飼いだなと思いました。

 

さて、4匹目となるさくらとの出会いは突然でした。

その日、私はぶん太におやつでも買ってあげようと思い、仕事帰りに軽い気持ちでペットショップに立ち寄りました。

ショーケースには沢山の子犬や子猫――
顔つきが高貴な子もいれば、見るからにやんちゃそうな子もいる。
ある子はスヤスヤ寝ていて、ある子はおもちゃと格闘していて、またある子は私に気づいて愛想を振りまいて。

「レッドの子も可愛いな」
と私は思いました。目の前にいたのは、レッドカラーのトイプードルです。
丁度当時はテディベアカットの、レッドが流行っている時で、その1年前にぶん太を飼い始めた私は、トイプードルの魅力にはまっていました。
「多頭飼いもいいかもしれないな」
そんな思いも少しだけ、頭をよぎりました。

 

その時でした。
「レッドカラーの女の子ならここにもいますよ」
と、店員さんが声を掛けてきました。聞けばまだショーケース(ケージ)に出す前の子がもう一匹いるのだとか。

店員さんはすぐに、カーテンで仕切られた奥の部屋に行くと、箱を抱えて出てきました。その箱を開けると――
中にはとっても愛らしい、レッドカラーのトイプードル。
早速私は抱かせてもらいました。

その子は――
まず、顔つきが私のタイプでした。美人系でなくてかわいい系で、テディベアーカットが似合うマズルの短い顔。
この段階で私はもうメロメロです。

体重が800g以上あったので、ぶん太よりもしっかりしていて足も太い。
毛量もあり、フサフサモコモコでした。
胸元に白い毛が少しあって、それが良いワンポイントになってました。

 

「歩かせてみても良いですか?」
店員さんの許可をもらって、私はその子を床に下ろしてみました。
歩き方――、問題なし
健康は――、元気で問題なし
しかも――、手を叩けば寄ってくるような人懐っこさもある

『全て問題なし!』は私の頭の中の声。
そう、私はもうこの時点で、その仔犬を飼う気満々。
出会いに興奮しながらも、結構冷静に最終チェックまでしていたのです。

私はその場で、ポケットマネーでお支払いを済ませると、その日のうちに連れて帰ることにしました。家族には相談なしです。もう決めてしまったので、反対する機会を与えませんでした。

自分で言うのもなんですが、割りとそれまでいい子で生きてきて、ここまで我を通すのは初めてのことです。それくらいの勇気をその子は私にくれたのです。

 

さて、家に帰った私ですが――
第一声は「買ってきちゃた」でした。

家族はもうビックリです。
しかしその家族も、箱の中から顔を覗かせた子犬の姿に、ただ「かわいい!」の一言でした。

以前のことですが、家族全員でショップに出かけた際、そこで見かけたレッドトイプードルの女の子には、『美人すぎて、我が家のタイプではないね』と言って帰ってきたことがありました。それと正反対の反応です。

私だけでなく、家族一同がそのかわいい系の仔犬にメロメロなってしまったのでした。

思わぬ出費が玉にキズでしたが、『ブランドのバッグや時計を買うより、こっちの方がずっと意味があるよ』と、自分なりの納得をしていました。

 

そしていよいよ命名です。

トイプードルはカタカナの名のワンコが多いですが、うちではそうでない名前にしようと思いました。先住犬のぶん太は、故菅原文太さんから頂いたので、同じように和っぽい名前で、しかも女の子だから――
と考えているうちに、男はつらいよ!の寅さんの妹の名前、“さくら” にしようと思いついて、割とすぐに決まりました。

「ぶん太の奥さんの名前はさくらです!」って、紹介をすると、みんながすぐに覚えてくれました。

 

うちに来た直後のさくらは、正直言ってどうだったのか覚えていません。
あんまり印象に残らないくらい、すんなり馴染んでいったからです。
悪さらしい悪さもなく、悩みらしい悩みもなく・・

さくらを迎えてからのぶん太はというと、さくらと喧嘩をすることもなく可愛がっていました。さくらがぶん太の後ろに隠れたり、後をついて行っていたのを覚えてます。

さくらを迎えた当初は、先住犬と新入りに相性があるなんて考えもしなかったんですが、我が家の場合はその相性が最高だったようで、ぶん太が大活躍でした。
ぶん太の面倒見が良いので、さくらはぶん太の真似をすることで、すんなりとうちのやり方に馴染んでくれたのです。

 

階段の上り下りもさくらに練習させようと思うと、ぶん太が先に率先して上り下りをしてくれるので、さくらはそれを見て出来るようになりました。

ぶん太がうちに来たときは、とても厳しくしつけした記憶があるのですが、室内犬2匹目となると違いますね。きっと私たちも余裕が出てきたというのもあるのでしょう。

そうそう、一つだけ私が気を付けたことがあります。
それは、先住犬のぶん太を、さくらより優先してあげることです。

さくらを連れてきた私が言うのもおかしいですが、ぶん太は私にぴったりの子でしたので、何よりもぶん太を一番をしてあげなければと思いました。
だから私は、自宅ではほとんどさくらを抱っこしませんでした。

 

――時がたち――

小さな小さな子犬だったさくらも、さくらと1歳ちょっとしか歳の違わなかったぶん太も、すっかり立派な老犬さんになっていきました。

そして女房役だったさくらは、昨年2018年2月に、14歳と6ヶ月で一足先にお空に。
ぶん太は今年17歳を迎え、糖尿病、クッシング症候群と付き合いながら、さくらの分も頑張っています。

今振り返ると、私はさくらを迎えて本当に良かったです。
さくらには、いろいろな新しい楽しい経験をさせてもらいました。

実はさくらは、ぶん太のとの間で2度出産をしているのです。私は大勢の仔犬に囲まれてお世話をするという、貴重な経験をさせてもらうことができました。
そのお話は、また改めて書こうと思っています。

 

さくらは晩年まで、大きな病気を知らない子でした。だから油断がありました。
私がもう少し気を付けていれば、もしかしたらさくらは、まだそばに居られたのではないかしら? そんな風にも思うのです。

病院の酸素室の前で別れた、さくらの顔が今も忘れられません。
私の声に反応して、懸命に生きようとしていたさくらの最後を私はこれからも忘れることはないでしょう。

さくら、うちの子になってくれてありがとう。
私はさくらから、幸せをたくさんもらいました。

 

――さくらがうちにくるまで|おしまい――

うちの子がうちにくるまで|No.48
犬の名前:さくら
犬種:トイプードル
飼主:ぶん太ママ
 
うちの子がうちにくるまで、とは
愛犬を家に迎えるまでの葛藤を、飼い主自身が、自分の言葉で綴ったエッセイです。
こんな効果もあります:愛犬、愛猫を今すぐ100倍可愛くできる、最も簡単な方法
 
犬や猫と暮らすあなたへ

『うちで飼えるかな?』
『きちんと面倒を見られるかな?』

犬や猫を、”はじめて”飼う時、ほとんどの方はこう思ったことでしょう。
平均年齢でいえば、15年も生きる小さな命を預かるのだから当然ですね。
我々はそこで大きな決心をし、葛藤を乗り越えたからこそ、今、犬や猫と暮らしています。

どうかその思いを、忘れないでください。
その時の思いがあれば、我々はどんな時でも犬や猫と暮らしていけます。

【飼えるかなより

――うちの子がうちにくるまで・次話――

子供の頃、実家には川上犬がいました。
しかし結婚後は犬のいない生活。
18年目――、離婚で取り戻したのは犬と暮らせる自由です。
「よし!飼おう!」
一大決心をして探したのは、ずっと心に残っている日本犬。
私は柴犬を、家に迎えることにしたのです。

――うちの子がうちにくるまで・前話――

先代犬を亡くしてペットロスだった作者。
たまたま娘さんと出かけた夏祭りで、トイプードル専門店を見つけました。
大きなサークルの中には、ブルブルと震えている、見たことのない犬種の子が――
「抱っこして良いですか?」
そう娘さんが訊ねました。

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

――うちの子がうちにくるまで、第1話です――

昔からいつかはワンを飼いたいと、ずっと夢見ていたんです。
でも、夢と現実の差はでっかいですよね。結局はずっと、実現できずじまい。
――そんな夢を叶えた飼い主さんのお話。
犬との出会いは運命に似ています。

うちの子がうちに来るまで

家族の反対を押し切って、犬を飼った方は多いはず。
反対する理由は様々でしょうが、”反対”は犬への”強い思い”でもあります。
ハードルを越えた先で、反対していたはずの家族が、
誰よりもその子が好きになったりして……

もう一度、うちの子がうちにくるまで

一見屈強で男の中の男と言うイメージの作者。
しかし作者は、先代犬のバーディーを亡くし、毎日泣いて暮らしていました。
そんな作者に、新しい出会いの時がやってきます。
さて、新しい子は、どのようにやってきたのでしょう?

 

 

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