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【子犬の躾】うちにきて70日目 ~ピィ子の育児日記(その10)~【マイクロチップと初めての嘔吐】

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ピィ子の育児日記
ピィ子の子育て日記

撮影&文|高栖匡躬
 
こんな方に
犬を飼い始めた|躾・トレーニングを始めたが、なかなか難しい|トイレを覚えてくれない|まずは”座れ”と”待て”を教えたい||甘噛み、噛み癖で困っている|飼育本、躾本、ネット情報の通りに行かない|経験者の話を聞きたい

 この1週間(10月27日~11月2日)は、2つの初めて

2つ初めてのことがありました。1つ目は迷子対策としてのマイクロチップの挿入と、もう一つはうちに来て69日目にして、初めて嘔吐をしました。

子犬は、何をやるにも初めてですねえ。

 

 マイクロチップの挿入

言わずと知れた、迷子対策です。
先代犬のピーチーが来た頃は、マイクロチップは無かったので使いませんでしたし、そのうちに噂は聞くようになりましたが、出始めの時は安全性が分からないし、確か結構高かったと記憶しています。

最近では、安全面では問題ないと確信したので、ピィ子には最初から入れてやるつもりでした。

良く取りざたされるのが発がんリスクですが、自分で調べてみたところ、正直言って『なぜそんなに神経を使うの?』と思いました。
医療用の樹脂素材の中に包まれていますし、あまりにも小さいので、それが外からの圧力で壊れるとは思えません。万が一壊れたとしても、中にあるチップだってシリコンを導電性の高い金属で結線しているだけでしょう。ワンコの15年の平均寿命の内に悪さをするとことは考えにくい。
樹脂が溶けだす心配だって、プラスチック製の差し歯を入れてたり、心臓に人工弁を入れているよりもリスクは低いように思いました。

ということで、入れることに決定したのですが、あまり子犬の内からやるのもどうかと思ったのと、施術が痛そうに思えたので、それで動物病院さんが嫌いにならないように、3回目のワクチンが済んで1週間後に入れに行きました。

尚、施術は特別な場所でなくて、近所の動物病院で可能です。

結果は、全く痛がらずで、獣医さんに構ってもらっていると勘違いをして、尻尾を振っているうちに処置は終わってしまいました。

下の動画がその様子です。針を刺す瞬間は撮れていませんが、本当に一瞬です。

 

下の写真が器具類です。
手前にあるのがマイクロチップのデータを読み取るスキャナーで、その奥にあるオレンジのキャップの付いた、小さなハサミみたいに見えるのが挿入器具です。器具名は何というか分かりませんが、ちょっと太い針の付いた注射です。針の太さは、人間の献血で使う針よりも細く見えました。

これが、使い終わったその器具

一つずつパックされていて、使い捨てです

衛生上も問題なし

噛んだからです。先代犬のピーチーの強い顎でもビクともしなかったボールが、剣山で刺したかのように小さな穴だらけです。

因みに下のボールは、笛が付いていてピーと鳴るボールなのですが、笛が飛び出してきてしまいました。

 

そして費用ですが、驚きの4400円+登録料1050円です。
前は数万円だったような(うろ覚え)気がして、「カードで支払えますか?」と事前確認をして身構えていたので、驚いてしまいました。

もしもご検討中の飼い主さんは、参考になさってください。

 

 はじめての嘔吐

ラグビーW杯の決勝があった土曜日、ピィ子が初めて嘔吐しました。
遅めの朝ごはんで、11時くらいに食べたフードを、15時くらいで半分未消化でほぼ戻してしまった感じです。

子犬のときは先代犬のピーチーも時々嘔吐がありました。
食糞をしたときなどが多かったのですが、理由も分からずのときもありました。
最初は大慌てで、動物病院に行ったものです。

ピィ子の場合は、吐しゃ物にはウンチは含まれていません。血液も混じっていません。体温を計ると37.5度で平熱。震えもありません。

ということで様子見をしました。
ピィ子は食いしん坊なのですが、可哀そうだけれど夜ご飯は無し。
トイレが上手にできても、ご褒美は無し。
脱水にならないように、水はほどほどにあげて、夜はポカリスエットを。

朝のフードは通常の半分を、水でふやかしてから上げました。
幸いそれからは落ち着いています。
夜からは、普通にごはんを上げようと思います。

今回の嘔吐ですが、もしかしたら最近涼しくなったので、風邪を引いたのかなとも思い、『犬をダメにする』と評判の、ファッションセンターしまむらのロールクッション、通称『しまほい』を買ってあげました。

相当にお気に入りだったようで、面白い行動をしています。
これはまた改めて書こうと思います。

しまホイ

大好き!

まず大丈夫とは思ったものの、ピィ子は初めての嘔吐だし、こちらも久しぶりのワンコだから、心配しました。まずは良かった。

 

 この1週間の変化

ピィ子の体重は今、7.6㎏です。この1週間では200g増えました。
先週からダイエット中なので、体重の増加は少ないのですが、体は確実に大きくなっています。
それと、今回はごはんを1食半抜いてからの計測なので、それが200gくらいあるかなと思っています。

【体の変化】
9月8日の体重|3.4Kg 
9月14日の体重|4Kg 
9月21日の体重|4.4Kg 
9月28日の体重|5Kg 
10月6日の体重|5.5Kg 
10月13日の体重|6.1Kg 
10月20日の体重|7.1Kg 
10月27日の体重|7.4Kg 
11月3日の体重|7.6Kg  これが今回
【今のピィ子の目標】
①室内でトイレができる
②絶対に人も犬も噛まない
③「伏せ」が、いつでもどこでも、長時間できる
【これまでに達成できたプチ目標】
①座れ
②待て
③興奮時以外では、甘噛みはほぼしなくなりました。
④「座れ」、「座って待て」は、ほぼ出来るようになりました。

 

一応、定点観測の【トイレ/伏せ】の進捗をご報告しましょう。
でも、あんまり目覚ましい進歩はありません。

 

 定点観測 ▶ 今の注目はトイレと伏せ

こんにちは、ピィ子です。トイレはまだまだです。
 

トイレは普段の状態でも、サークル外からサークル内のトイレに戻ることがたまにあるようになりました。本当に少ないのですが、それでもご飯の後以外では、失敗率100%だったのから比べたら大きな進歩です。

それと、先代犬ピーチーの時もトイレで苦労して、最終的に覚えた方法があります。
クレートを使う方法なのですが、失敗した時の被害(室内でオシッコやウンチをしてしまう)が大きいので、これまではやっていませんでした。

この方法、躾本では見たことが無くて、ピーチーが警察犬訓練学校を卒業するときに、トレーナーさんから教わったものです。ピィ子のブリーダーさんも知りませんでした。

もうちょっとしたら、やってみようかなと思っています。
その時は、レポートしますね。

 

 ピィ子について

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毎度ですが、ピィ子についてお知らせしておきます。

名前:ピィ子
血統書登録名:ピーチー
生年月日:2019年6月28日
犬種:ミニチュア・ブルテリア
性別:メス
今分かっているピィ子のこと
性格:陽気、細かいことは気にしない、頑固者、意固地
人見知り:全くなし
犬見知り:散歩していないので分からず
その他:大食い
犬種の特性
要注意:顎が恐ろしく強い(犬の中ではチャンピオンと言われる)
痛みに強い:病院で注射されながら、尻尾を振る
水:とてもよく飲む

 

――ピィ子の育児日記――

文:高栖匡躬
 ▶プロフィール
 ▶ 作者の一言
 ▶ 高栖 匡躬:犬の記事 ご紹介
 ▶ 高栖 匡躬:猫の記事 ご紹介

――次話――

ピイ子がうちにきて11週間

先週分かったこと。
なんと『しまホイ』はトイレのトレーニングにも役に立つんですよ。
そして、ピィ子は人もワンコも大好き。
ワンコに出会うと遊びたくて伸びあがり、ヒグマみたいなポーズになります。
実はこれ、相手のワンコからは怖がられてます。

――前話――

ピイ子がうちにきて9週間

前回、体重が1Kg増えたと喜んでいたのですが、どうやらそれは大間違い。
成長ではなくて、太ったのでした。後ろから見たら、お腹の周りがぷっくりしてます。ということで、先週からフードの量を少し減らしました。
今回の体重増は300g。

 

――育児日記の1話目です――

ピイ子がうちにきて1週間
飼育本の躾テクニックは、真似しても上手くいった試しがありません。
よそでは上手くいっても、うちの子は違うということですね。
ということで、試行錯誤の記録です。
まずはトイレと、甘噛み、座れから。

 我が家がピーチーを迎えたときのこと

偶然に手に入れたマンション。
引っ越してからわかったのですが、なんとそのマンションは、当時にしては珍しい、ペット可の物件でした。

マンションがペット可とだ気が付いたのですが、すぐに犬を飼おうとはなりません。命を預かるのですから覚悟が大事です。最後まで面倒が見られるかな?
――まだまだ迷いがありました。

ペットショップからの電話で、予約していたアイパンチのブルテリアがお店に来たことを知った筆者。あまりにも突然で、心の準備がまるでありませんでした。

 犬を飼うということ

『犬を飼うということ』は当サイトのサイト名。
沢山の意味を込めた名です。同名のTV番組が有名なのですが、それはそれ。
出会いから別れ、喜びも悲しみも、全部詰まっている言葉ですね。
その昔、谷口ジロー氏の『犬を飼う』のように、犬を愛そうと思っていました。
そしてピーチーがきました。

 もう一度、犬を飼うということ

愛犬ピーチーが去って、3年。
少しだけ寂しいけれど、その寂しさを楽しむ毎日。
次の子は? 
と考えなくもないけれど、是非にという気持ちでもなくて――
そんな中で、1枚の写真が送られてきました。

 

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