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【子犬の躾】うちにきて119日目 ~ピィ子の育児日記(その17)~【どうする避妊手術】

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ピィ子の育児日記
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撮影&文|高栖匡躬
 
こんな方に
犬を飼い始めた|躾・トレーニングを始めたが、なかなか難しい|トイレを覚えてくれない|まずは”座れ”と”待て”を教えたい||甘噛み、噛み癖で困っている|飼育本、躾本、ネット情報の通りに行かない|経験者の話を聞きたい

 この1週間(12月15日~12月21日)は、体重微増

この1カ月、全く増えなかったピィ子の体重ですが、200g増えていました。
とうとう体重増に転じたか?

体は明らかに大きくなっている。――というか、長くなっているのですが、体重に変化が無かったのです。前回も書きましたが、散歩仲間の飼い主さんから聞いたところでは、以前に飼っていた大型犬は、四肢だけ伸びてアンバランスな時期がって、その頃は体重変化が無かったのだと聞きました。それで一安心。

それと、仲の良い獣医さんと雑談中にその体重の話をしたところ、犬の体重は右肩上がりに増えるのではなく、短期的には増えたり減ったりの波を繰り返しながら、全体では増加するのだとか。だとすると個体によっては、プラスマイナス・ゼロで安定する子がいてもおかしくないとのことでした。

そしてようやくの200g増が、今日の体重です。
これから体重も増えていくのかな?

 

 

 避妊手術の相談をしました

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ピィ子はもうすぐ月齢6ヶ月。
避妊手術の時期がそろそろかと思い、獣医さんに相談をしました。

先代犬のピーチーを飼い始めた18年前は、丁度6ヶ月あたりが避妊の時期と言われていました。ピーチーは子供を産ませるつもりだったので、避妊手術はしなかったのですが(結局ピーチーは良いお相手が見つからずに、子供を産まないままで12歳くらいで避妊手術)、基本ピィ子は手術を受けさせるつもりです。

 

獣医さんから言われたことは、今は6ヶ月にはこだわらないとのこと。
避妊手術をすると体の成長が止まることがあるのだそうです。

大型犬は成長の幅が大きいので、1年くらい様子を見てから手術をおすすめする。小型犬は成長の幅が小さいので、従来通りの6ヶ月でも良いし、あとは飼い主さんの判断とのこと。ピィ子は中型犬なので、判断はその中間ということ。
つまり、もうちょっと様子を見て判断すればいいという事です。

因みに、早期に避妊手術をするメリットは、乳腺腫などのホルモンが影響する疾患が予防できることですが、統計的には半年(最初のヒート前)に手術をするとの、1年でするのとでは、乳腺種の発生率の差は微々たるものだそうです。

 

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ピーチーの時は12歳で、もう子供を産まない時期でした。
ピィ子はまだ半年の子犬なのに、もう子供を産まないという判断をするの?

というのが、ちょっとした躊躇いみたいなもです。

犬を動物と見ると、なるべく自然な状態にしてあげたいと思う反面、ペットと見たら、人為的に減らせるリスクは、減らしてあげた方が良いとも思います。

ピーチーは何度も乳腺腫ができました。
3回できて、3回目の手術のときに、同時に避妊手術もしたのです。
4回目以降もできましたが、そこからは麻酔のリスクを考えて経過観察に切り替えました。

犬の乳腺腫は50%が悪性らしくて、幸いにも手術をした3回の生研では良性でしたが、毎回結果が出るまでドキドキしたものです。

さて、ピィ子はどうするか?
手術をするのだとは思いますが、もう少しだけ考えることにします。

 

 チョークチェーンの効果を実感

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先々週からピィ子の首輪をチョーク・チェーンに変えました。
先代犬のピーチーが14年間使い続けた、思い出のチェーンです。

使って2週間ですが、効果を実感しています。

チョーク・チェーンに変えたのは、1番は良く似合うからで、2番目の目的は拾い食いをやめさせるため。

ところが使ってみたら、もっと沢山効果が現れました。

まずは散歩がスムーズになりました。特に訓練をしたわけではないのですが、道草ばかりしていたピィ子が、楽しそうに真っ直ぐ歩くようになりました。
”楽しそうに”というのがポイントで、時々こちらを見上げながら、テクテクと歩きます。まだ完全ではありませんが、脚側歩行も少しできるようになりました。

それから、当たりも柔らかくなしました。

抱きかかえるときに暴れないので抱きやすいし、体を預けてくるので、無理な体勢にならず、軽く感じます。

全体的な印象としては、『良い子になった』と感じます。
気のせいではなくて、実感する感じです。

 

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想像するに、チョーク・チェーンは意識せずに使っているだけで、複縦訓練まで行えているのではないかと思います。

自分が強く引っ張ると、首が締まってしまうので、飼い主の側にいてリードがピンと張らない状態の方が快適なんですね。きっと。

チョーク・チェーンには悪い印象を持つ方がいます。使うだけで虐待だという方もいるほどです。

しかし実際に使った印象は全然違います。

なにか良くないこと(人にじゃれつくとか、拾い食いをするとか)をしそうになったとき、手首のスナップだけで抑制をするのですが、それは通常の首輪をしているよりも、ずっと小さな力です。

首は締まるのですが、太いチョーク・チェーンは構造上、強く締めること自体ができないので、締めているというよりも、ちょっとした刺激を与えているだけです。

小型犬の場合は、太いチェーンは使えないし、体重が軽いから力加減が難しそうです。もしかして悪評がたったのは、小型犬で細いチェーンを使った場合に、事故があったからなのではないかなあという気がします。

中型犬以上で太いチェーンをしている場合は、悪意を持って、相当に強い力(手首のスナップではなく、体重をかけて引っ張るなど)をかけないと、事故も起きようがないという印象です。

 

 イタズラが激しくなってきた

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歯が永久歯に生え変わり、顎の力も付いてきたからだと思いますが、イタズラのスケールが大きくなってきました。

当然イタズラは今までもあったのですが、力が弱くで問題にならなかったのが、そうではなくなったということです。

軽く噛んでも、何かが壊れるのです。

上の写真はピィ子が、テディベアの右耳を無きものにした写真です。
なんと、この右耳は行方不明。

そして下は、冬服のファスナーを壊した写真。

前歯で丁寧に何かを齧っているなあと思ったら、これでした。

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 この1週間の変化

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ピィ子の体重は200g増えました。
1カ月変わらなかった体重がほんの少しだけ増えたのです。

先代犬のピーチーは13㎏~14㎏で、ミニチュア・ブルテリアの中では小さい方でした。
大きな子はミニチュアと言いながら、大型犬なみの20㎏にもなります。

ピィ子はどこまでいくでしょうか?

 


【体の変化】

9月8日の体重|3.4Kg 
9月14日の体重|4Kg 
9月21日の体重|4.4Kg 
9月28日の体重|5Kg 
10月6日の体重|5.5Kg 
10月13日の体重|6.1Kg 
10月20日の体重|7.1Kg 
10月27日の体重|7.4Kg 
11月3日の体重|7.6Kg 
11月10日の体重|8.1Kg 
11月17日の体重|8.8Kg 
11月24日の体重|10Kg 
12月1日の体重|10Kg 
12月8日の体重|10Kg 
12月15日の体重|10Kg 
12月21日の体重|10.2Kg  これが今回
【今のピィ子の目標】
①室内でトイレができる → 結構良い感じですが、まだ失敗あり。
②絶対に人も犬も噛まない → 甘噛みは続いますが、加減している?
③「伏せ」が、いつでもどこでも、長時間できる → 継続中
【これまでに達成できたプチ目標】
①座れ
②待て
③興奮時以外では、甘噛みはほぼしなくなりました。
④「座れ」、「座って待て」は、ほぼ出来るようになりました。

 

 ピィ子について

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毎度ですが、ピィ子についてお知らせしておきます。

名前:ピィ子
血統書登録名:ピーチー
生年月日:2019年6月28日
犬種:ミニチュア・ブルテリア
性別:メス
今分かっているピィ子のこと
性格:陽気、細かいことは気にしない、頑固者、意固地
人見知り:全くなし
犬見知り:しない。人も犬も大好き。
空気を読まない:遊んで!の熱意がすごい。
その他:大食い
犬種の特性
要注意:顎が恐ろしく強い(犬の中ではチャンピオンと言われる)
痛みに強い:病院で注射されながら、尻尾を振る
水:とてもよく飲む

 

――ピィ子の育児日記――

文:高栖匡躬
 ▶プロフィール
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 ▶ 高栖 匡躬:犬の記事 ご紹介
 ▶ 高栖 匡躬:猫の記事 ご紹介

――次話――

ピイ子がうちにきて18週間

さて、どうなるでしょうか?

――前話――

ピイ子がうちにきて16週間

なんとピィ子、この1カ月体重が増えず。
聞けば大型犬では、そんな時期もあるのだとか。
四肢や尻尾だけが先に成長して、体は子犬のままで、
その間は体重が増えない模様。
ピィ子は中型犬ですが、きっとそれなのかなと。

 

――育児日記の1話目です――

ピイ子がうちにきて1週間
飼育本の躾テクニックは、真似しても上手くいった試しがありません。
よそでは上手くいっても、うちの子は違うということですね。
ということで、試行錯誤の記録です。
まずはトイレと、甘噛み、座れから。

 我が家がピーチーを迎えたときのこと

偶然に手に入れたマンション。
引っ越してからわかったのですが、なんとそのマンションは、当時にしては珍しい、ペット可の物件でした。

マンションがペット可とだ気が付いたのですが、すぐに犬を飼おうとはなりません。命を預かるのですから覚悟が大事です。最後まで面倒が見られるかな?
――まだまだ迷いがありました。

ペットショップからの電話で、予約していたアイパンチのブルテリアがお店に来たことを知った筆者。あまりにも突然で、心の準備がまるでありませんでした。

 犬を飼うということ

『犬を飼うということ』は当サイトのサイト名。
沢山の意味を込めた名です。同名のTV番組が有名なのですが、それはそれ。
出会いから別れ、喜びも悲しみも、全部詰まっている言葉ですね。
その昔、谷口ジロー氏の『犬を飼う』のように、犬を愛そうと思っていました。
そしてピーチーがきました。

 もう一度、犬を飼うということ

愛犬ピーチーが去って、3年。
少しだけ寂しいけれど、その寂しさを楽しむ毎日。
次の子は? 
と考えなくもないけれど、是非にという気持ちでもなくて――
そんな中で、1枚の写真が送られてきました。

 

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