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【ピィ子の成長日記】注射が平気なピィ子【動物病院大好き】

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ピィ子の成長日記

うちにきて748日目 ~ピィ子の成長日記~
撮影&文|高栖匡躬
 

突然、脊椎炎になってしまったピィ子。
今も治療が続いています。
どうやら病気とは長くお付き合いをしていくことになりそうです。

 

 ただ今、通院中

血液検査の結果、骨の異常が脊椎炎であると断定されたピィ子。
試験的な治療ではなく、本格的な治療が始まりました。

1週間毎日抗生剤の注射を打ち、1カ月間毎日抗生剤を飲み、それから再度レントゲンと血液検査で、骨の異常が改善されたかと、菌が体内から消えたかを調べます。
それで菌が消えていなければ、同じ治療をもう1クールです。

主治医の診たてでは、菌はまず消えるでしょうが、細胞内に菌が生存していることも多く、また再発することが多いのだそうです。
そうなると、また同じ治療が始まります。

異常を早く見つけるためにも、一旦治療が終わった後も、定期的な検査を続ける必要がありそうです。病院通いは長くかかるかもしれません。

 

 抗生剤に気をつけろ!(投薬の苦労)

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そうそう、抗生剤では思わぬ苦労がありました。
ピィ子の体に合わないようで、嘔吐してしまうのです。

色々と試してみた結果、理由が2つありました。
1つは薬自体への副反応です。これは仕方がありませんので、薬を飲ませる前に吐き気止めをまず飲ませます。
もう1つは、恐ろしく苦い薬(ピィ子の処方薬では、ミノサイクリン)があって、それはあまりの苦さで吐き気を催すほどだどうです。

実は薬を警戒して飲まないピィ子のために、ピルクラッシャーで砕いて投薬ゼリーで飲ませていたのですが、それが大失敗。折角苦くないように糖衣錠になっている薬だったのに、飼い主の手で、わざわざ苦くしていたのでした。

今は小さく千切った食パンにくるむという手段で、飲んでくれています。

投薬の苦労については、以前に以下の3つの記事にしているのですが、今回の嘔吐はまた別の苦労でした。これはまた別の記事にまとめようと思います。

【投薬と食事】大好物が嫌いになる

大好物の大切さを、真面目に記事化しました。
介護は、食べ物と一緒に過ごすことでもあります。
我々は、愛犬愛猫を――
僅かに残された大好物で喜ばせてやりながら、最後まで見送ることになります。

【闘病中の食事】嫌いなものが増えていく

投薬の際に薬を忍ばせていた豆腐と、療養食2種が嫌いになる過程を描きます。
それぞれが違う理由で起きて言います――
どれも、闘病時には容易に起こりうることです。

【犬の闘病】食事と投薬は切り分けて

3話連載の、一番重要なポイント。
大好物を守るには、大好きなご飯と、大嫌いな薬を切り分ける必要があります。その具体的な方法とポリシーを、体験を元に書きました。

 

 考えようによっては 

長期の病院通いは面倒ではありますが、良いこともあります。
先代犬のピーチーは肌が弱くて、生後6か月の頃から亡くなる14歳まで、毎月1回の病院通いが続きました。

そのお陰で、継続的に医師がピーチーの健康状態を観察してくれることになりました。
ちょっとした変化もそのときに相談ができるので、元々の目的の肌の治療(といっても、状態を診てもらって薬をもらうだけです)以外にも、色々な病気の早期発見につながりました。

ピーチーは11歳の頃に急性膵炎から胆管閉塞を併発し、九死に一生を得たことがあります。その後も劇症肝炎になって、このときも九死に一生でした。

そこまでではなくても、乳腺腫が数回、瞼の腫瘍が1回、耳血腫が2回と色々な病気をしているのですが、どれも早期に対処したので、なんということもなく治癒することが出来ました。

 

ピィ子もピーチーと同じように、かかりつけ医に観察してもらうことで、健康が維持できるのならばそれにこしたことはありません。

因みに、脊椎炎(脊椎に菌が入ってそこで増殖し、骨にダメージを与える)になるということは、体中にその菌が回っている状態のようです。たまたま脊椎で炎症を起こしたので脊椎炎ですが、心臓や脳で炎症を起こすこともあり得ます。

今後の寿命に影響を与える可能性についても主治医に訊いてみましたが、論文(海外のものも含め)を読んだ限りでは、適切な治療をしている限りにおいては、寿命に影響するものではないそうです。

今回は脊椎と言う痛みを感じる場所の炎症なので早く見つかりました。
それを幸運と思って、治療を続けて行こうと思います。

 

 病院が大好きなピィ子

幸いなことに、ピィ子は病院が嫌いではありません。
むしろ病院は大勢の人に構ってもらえる楽しい場所と認識しているようです。

注射も平気で、背中に針を刺されている最中も尻尾を振っているほどです。

病院嫌いのワンコは多いと聞きますが、通院が楽と言うのは助かります。
先代犬のピーチーも病院が大好きでした。

そうそう病院好きだと、獣医さんや看護師さんから可愛がってもらえるという大きなメリットもあります。

思えば、獣医さんも看護師さんも、自分を恐がっている子よりも、遊んでもらおうと尻尾を振っている子の方が扱いやすいですよね。きっと。

 

8月29日~9月4日のツイッターです

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ピィ子の成長日記|67

ピィ子、蕎麦湯をもらったよ

ピィ子、久しぶりの朝んぽ!

ピィ子、アタチってブチャイク?

ピィ子、今日は病院で注射だった!

ピィ子、蕎麦湯おかわり!

ピィ子、遊んで遊んで!

ピィ子、体重は知られたくない!!

ピィ子、梨が届いたぁ!!

9月5日~9月11日のツイッターです

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ピィ子、今日も動物病院!!

ピィ子、今日も遊びにきたよ!!

ピィ子、箱に入ってみたよ!

ピィ子、最後の注射を打ってきた!

ピィ子、注射は怖くないよ!!

ピィ子、ここは最近のお気に入りっ!!

こっちはピーチー

ピィ子、梨をもらったよ!!

 ピィ子について

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毎度ですが、ピィ子についてお知らせしておきます。

名前:ピィ子
血統書登録名:ピーチー
生年月日:2019年6月28日
犬種:ミニチュア・ブルテリア
性別:メス
今分かっているピィ子のこと
性格:陽気、細かいことは気にしない、頑固者、意固地
人見知り:全くなし
犬見知り:しない。人も犬も大好き。
空気を読まない:遊んで!の熱意がすごい。
その他:大食い(と思っていたが、実はそうでもないかも)
犬種の特性
要注意:顎が恐ろしく強い(犬の中ではチャンピオンと言われる)
痛みに強い:病院で注射されながら、尻尾を振る
水:とてもよく飲む

 

――ピィ子の育児日記――

文:高栖匡躬
 ▶プロフィール
 ▶ 作者の一言
 ▶ 高栖 匡躬:犬の記事 ご紹介
 ▶ 高栖 匡躬:猫の記事 ご紹介

――次話――

ピィ子の成長日記|69

ピィ子の脊椎炎は回復傾向で、ビックリするくらい体調が良くなっています。
毎日家の中を走り回り、そしていつもお腹空き空き。
病気のついでに、反抗期もどうやらお終いのようです。
しかし、困ったことが1つ。
空腹過ぎてか、💩を食べるように……

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――前話――

ピィ子の成長日記|67

8月26日は、ピィ子の2度目のうちの子記念日。
20年前に先代犬のピーチー来た時の段ボール箱を持って、迎えに行きました。
あれからもう2年。
—―そして最近発覚した脊椎炎。
長い付き合いになりそうです。
ピーチーも生後半年から病院通いだったなあ。

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――育児日記の1話目です――

ピイ子がうちにきて1週間
飼育本の躾テクニックは、真似しても上手くいった試しがありません。
よそでは上手くいっても、うちの子は違うということですね。
ということで、試行錯誤の記録です。
まずはトイレと、甘噛み、座れから。

 我が家が先代犬のピーチーを迎えたときのこと

偶然に手に入れたマンション。
引っ越してからわかったのですが、なんとそのマンションは、当時にしては珍しい、ペット可の物件でした。

マンションがペット可とだ気が付いたのですが、すぐに犬を飼おうとはなりません。命を預かるのですから覚悟が大事です。最後まで面倒が見られるかな?
――まだまだ迷いがありました。

ペットショップからの電話で、予約していたアイパンチのブルテリアがお店に来たことを知った筆者。あまりにも突然で、心の準備がまるでありませんでした。

 犬を飼うということ

『犬を飼うということ』は当サイトのサイト名。
沢山の意味を込めた名です。同名のTV番組が有名なのですが、それはそれ。
出会いから別れ、喜びも悲しみも、全部詰まっている言葉ですね。
その昔、谷口ジロー氏の『犬を飼う』のように、犬を愛そうと思っていました。
そしてピーチーがきました。

 もう一度、犬を飼うということ

愛犬ピーチーが去って、3年。
少しだけ寂しいけれど、その寂しさを楽しむ毎日。
次の子は? 
と考えなくもないけれど、是非にという気持ちでもなくて――
そんな中で、1枚の写真が送られてきました。

 

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