犬を飼うということ

いつまでも君と……

うちに来て良かった? 犬を飼う者は誰もが思う ~わたしの心の葛藤は、笑顔に溶けて行った~

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撮影&文:奥村 來未

わたしは、個人的にブログを書いています。
始めたのは2010年2月のこと。今からもう8年近くも前です。

書き始めたきっかけは、愛犬のMackです。
小学生の頃からずっと一緒に過ごしたMackとは、家庭の事情で一時、離れ離れに暮らしていたことがありました。それは、わたしの心の中に、大きなしこりをつくりました。

だから、Mackと暮らすことができるようになって、余計にMackとの大切な日々を綴りたいと思ったのです。

 

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Mackがハイシニア期に入ってからは、ほぼ毎日ブログ更新をしています。共感するブログは読者登録をし、更新されるたびに読ませていただいてます。

ある日、わたしが読者になったブログの中に、とても考えさせられる言葉がありました。

「この子は私と一緒に暮らしていて、幸せだったのだろうか?」
「もしかしたら、もっと幸せになれる家庭があったのではないか?」

おそらくそれは、全ての愛犬家に共通した心の言葉。
その子を深く愛しているからこそ、考えてしまうことだと思います。
さらに言えば、犬を家族として、我が子と変わらないくらい愛し、尽くしているからこその、自分に対する問いかけだとも思うのです。

なぜそう思うのかというと――
つい最近まで、わたし自身がそれを、自分に問いかけていたからです。

冒頭に書いた通り、わたしとMackは、ある時期離れてくらしていました。両親の離婚により、家族がバラバラになってしまったからです。それはMackが8歳~10歳の間のことでした。

Mackはわたしが子供の頃に、どうしても欲しいと言って、家に迎えた子です。
それなのに――、たとえ事情があったとしても、離れて暮らしてしまった――

それはわたしとって、今も大きな後悔となって残っているのです。

 

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Mackと離れて暮らしている間に、わたしは主人と知り合い、結婚し、それから福島県に移り住んでいました。そして妊娠し、里帰り出産のために東京の母の元に帰省していた時に、父に引き取られたMackに会いに行きました。

再会を楽しみにしていましたが、私のその期待は、裏切られてしまいました。久々に会ったMackは、わたしの知っているMackとは全然違っていたのです。

まるで飼育放棄のネグレクトのような状態。

『こんなところには置いておけない』
そう思ったわたしは、不在だった父には何も言わずに、Mackを連れて帰りました。

 

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それからMackは、今までと違う環境の中で、いろんなことを経験することになります。

母の元で娘を出産し、お宮参りを済ませた後、娘とMackを連れて福島へ帰りました。
それから約1年後、転勤で福島県から宮城県へ引っ越しました。その僅か4ヶ月後に東日本大震災を経験しました。(この時のことは別の記事で書こうと思います)

宮城県に引っ越してから、Mackは何度か病気になりました。
加齢が原因ということもあったと思いますが、シニアになってからの大きな環境の変化がMackに悪い影響を与えてしまったのではないか?

私はずっと、自分を責めていました。
Mackが病気になるたびに、いつも――

「私が連れて来なければ、病気になんかなっていないかもしれない」
そう思っていたのです。

 

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そんなわたしの気持ちが変わったのは、Mackが17歳の時でした。

ある日Mackが、突然に苦しみだしました。わたしは急いで病院へ。
――病名は急性膵炎でした。

獣医さんからは、「もうお別れになるかもしれない」といわれました。

「Mackをこのまま失いたくない――」
私は毎日のように、入院しているMackに会いに行き、一緒に帰ろうと声をかけ続けました。Mackのいない生活なんて、わたしには考えられません。大切な家族であり、弟のような存在のMackだから――

約2週間の入院の末、とても危ない状況に陥りながらも、Mackが無事にこちらの世界に戻ってきました。

その時――、わたしはやっと自分を許せたように思いました。

“わたしの元にもう一度戻りたかったから、Mackは精一杯頑張ってくれたんだ!”
“この子を世界で一番理解して、一番尽くしてあげられるのは、わたししかいない”
“だからMackは私といて幸せなんだ”
”きっと私とMackは、出会うべくして出会ったんだ”

この時やっと、そう思うことができたのです。

わたしと同じように、愛犬に何か後悔を残している方。
自分が許せないと思うことがある方。
そんな方にわたしは、こうお伝えしたいです。

その子はきっと、幸せだよって。

どうしてかって?
わたしのMackは、わたしを見て笑うもの。
子供が母親のことを、大好きなようにね。

あなたのうちの子も、あなたを見て笑うでしょ?

 文:奥村 來未

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