犬を飼うということ

Withdog 犬と飼い主の絆について

【初めての犬が大型犬】それはまるで赤い悪魔 ~ハリーがうちにくるまで~【未経験者の大型犬】

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撮影&文|ハリーママ
 
今日のお話は

今回登場するハリー君は、現在人間年齢では117歳を越えていて、みごとなまでの老人力を発揮しています。老犬アルバムの記念すべきNo.1がこのハリー君です。老犬の姿を知ってから、子犬の頃の話を読むのはとても感慨深いです。

こんな方へ:
いきなり大型犬を飼えるの?|アイリッシュ・セターってどんな犬?

 

私は幼い頃から犬が大好きで、結婚してからも犬が欲しかったのですが、その頃、主人の叔父のマンションに住んでいて、叔父が生き物を飼うことを禁じていたので、無理と諦めていました。

娘と “犬めぐり” と称して、近所の犬を見て回ったり、よその犬のお散歩をさせてもらったり、ドッグパークに行って、お金を払って、選んだ子を園内散歩させてもらったり、そうやって我慢していました。

 ●

子どもたちが拾ってきて、密かに家族になっていた黒猫のくーちゃんが13歳の春に亡くなり、私は、その夏にハンガリーを旅行したのですが、ハンガリーの教会のマリア様が何でもお願いを聞いて下さるーと言うので、私は迷わず「くーちゃんが帰って来ますように」と、お願いしたのです。

 

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旅行から帰って二日目、娘とホームセンターに行くと、ペットコーナーに、見たこともない可愛い子がいました。アイリッシュセターと言う犬種はまだ知らなかったので、こんな可愛い子、見たこともない~って思って。

えっ、抱かせてくれるって?

「抱くだけね」
「うちでは飼えないから、抱くだけね」

ふにゃ~として、頼りなさげで、おとなしくて、ペロペロして、天使みたいね~
「でも、うちでは飼うの許してもらえないの。抱くだけね」

 ●

その時、娘が耳元でささやいたんです。
「お母さん、許してもらえるの待っていたら一生飼えないよ。連れて帰ろう」

そうだよね。今思い切らなかったら、一生飼えない。

「連れて帰ろうか?」
「連れて帰ろう!」
「そうだよね」

そうして、家に着いたとたん、天使どころか、赤い悪魔の本領発揮したハリーでした。主人はものすごく怒っていましたね。当時、叔父はもう亡くなっていたので、あくる日から叔母や他の部屋の住人に謝ってまわり、事後承諾を得ました。

だって、猫と違って、犬を密かに飼うことは難しいですしね。とりわけ大型犬のアイリッシュセターは、絶対に不可能。

ハリーの名前は、大好きなハリソンフォードとハンガリーにちなんでつけました。

 

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それから数年後、娘が興奮して一枚の写真を持って部屋から出て来ました。
あの犬めぐりをしていた頃、ドッグパークで、お金を払って(確か、20分2500円くらいだったと)、園内を散歩した時の写真が出てきたというのです。

写真を見て本当に驚きました。

なんと、娘や私が連れているのはアイリッシュセターだったのです。

 ●

すっかり忘れていましたが、私達は数年後にやって来る、とてつもなく落ち着きのない子の予行演習にちゃんとアイリッシュセターを選んでいたのです。

やっぱりただの偶然とは思えません。

ハリーは来るべきしてやってきた、赤い悪魔。
いいえ、マリア様が遣わせてくれた天使です。
この子が私の人生の内の何年かをとてもカラフルにしてくれました。

 

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外から見れば、病気がちの、いつまでたっても落ち着きのない、お留守番もできない手間のかかるワンコだと思われるかもしれません。でもね……

「我が家に、ちょうどおあつらえ向きの子が来たね」
うちでは今もそういって、娘とよく話をします。

他の家に行ったワンコ達も、きっと、その家にちょうど良い子が来てるんだろうな~と思っています。

 

――ハリーがうちにくるまで|おしまい――

――老犬アルバムに登場――

老犬アルバムに登場

うちの子がうちにくるまで|No.7
犬の名前:ハリー
犬種:アイリッシュ・セター(アイリッシュ・セッター)
飼主:ハリーママ
 
追記
筆者がアイリッシュ・セターをはじめて知ったのは学生の頃。偶然に見た犬図鑑に載っていました。深いマホガニーレッドの写真は毛が艶々で、柔らかな光を反射しており、とても利口そうな目をしていました。筆者はこんなに高貴で美しい犬がいるのかと、妙に感動したことを覚えています。
いつか犬を飼う機会があれば、アイリッシュ・セターを飼いたいとまで思った時期もあったほどです。
 
うちの子がうちにくるまでとは
愛犬を家に迎えるまでの葛藤を、飼い主自身が、自分の言葉で綴ったエッセイのシリーズです。
こんな効果も:愛犬、愛猫を今すぐ100倍可愛くできる、最も簡単な方法

犬や猫と暮らすあなたへ

『うちで飼えるかな?』
『きちんと面倒を見られるかな?』

犬や猫を、”はじめて”飼う時、ほとんどの方はこう思ったことでしょう。
平均年齢でいえば、15年も生きる小さな命を預かるのだから当然ですね。
我々はそこで大きな決心をし、葛藤を乗り越えたからこそ、今、犬や猫と暮らしています。

どうかその思いを、忘れないでください。
その時の思いがあれば、我々はどんな時でも犬や猫と暮らしていけます。

【飼えるかなより

――うちの子がうちにくるまで・次話――

――うちの子がうちにくるまで・前話――

まとめ読み|【犬版】うちの子がうちにくるまで ①
この記事は、下記のまとめ読みでも読むことが出来ます。

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

 ――うちの子がうちにくるまで・1話目です――

 愛すべき大型犬たち

うちの子がうちにくるまで――

もう一度、うちの子がうちにくるまで――

 
シリーズの続編記事
大型犬のエッセイ――

 

 出典

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

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