ここは『ハナちゃんの動物病院』(犬版)です。
これから5回続けて、わたしの妹コポーの避妊手術について取り上げます。避妊手術というか、エリザベスカラーの記事かも……
我が家はママが獣医さんだという、ちょっと普通と違う環境。
だから、わたしもコポーもきっと、他のワンちゃん猫ちゃんとは、違う経験をしていると思うんですよね。
――わたしたちはお医者さんが嫌いでも、逃げられないし。
あ、嫌いじゃないけどね。もちろん。
生後半年がその時期
生後半年が過ぎて、コポーも避妊手術をする時期になりました。
将来、病気になって危険な手術をすることを考えれば、
やはりやるのは「いま」です!!
ということで、本日が手術となりました。
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導入の注射をして5分くらい、ふらふらしてきました。
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麻酔ガスを吸入させて、深い麻酔へと導きます。
気管チューブを挿管して、モニターを付けます。
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お腹の毛刈り・消毒します。
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手術・・・・・
開腹して、卵巣子宮を摘出し、縫合。
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そして、酸素を充分吸入させて、
麻酔をリバースさせていきます。
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傷口保護の、ガーゼやネットを付けて、
この後、落ち着いたらエリザベスカラーを付けます。
コポーは気にしがり屋なので、カラーを付けないとかじっちゃうと思うんだよな~
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術後3時間たっても、じっと横になっています。
ちょっとブルブルして痛いのか寒いのか・・・・ こんな顔しています。
今の所、とても大人しくしてくれています。
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ハナもさすがに、コポーの様子に心配顔です。
明日になれば、いつものお転婆コポーにもどるから
今日は、ゆっくりねんねして!
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コポーちゃん、頑張りましたね。
うちの子も明後日に避妊手術。ドキドキして、ブログ拝見しました。
コメントありがとうございます
あさって手術ですか???
わー、それはタイムリーなブログになりましたね!
ここだけの話、コポーの手術はやっぱり可哀そうな気がして、飼い主さんの気持ちになって理解できました。
今回は安全を優先したので、大きく開けて確実な処置をしました
それで、傷口がかなり大きくなってしまいました・・・・
痛いだろうな~ ごめん
でも、今日は元気に、食欲もモリモリです
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避妊手術の診察記(猫)
避妊手術の診察記は、こちらにもありますよ。
こちらは猫の話です。
【子宮蓄膿症】【避妊】【堕胎】
できればやりたくない手術
今日は子宮の病気がテーマ。
子宮蓄膿症と避妊と堕胎が、同時に行なわれた事例です。
動物が好きで獣医さんになったハナちゃんママは語ります。
――何より新しく芽生えた命を消してしまう、とても重い罪です。
できればこんな手術は、やりたくないですね。と――
ハナちゃんママからアドバイス
避妊・去勢手術を行う時期は、うちの病院では生後半年過ぎからとしています。
女の子のワンちゃんでは、最初の発情が来る前をおすすめしています。
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【Withdogより】ここでご紹介したのは、病気を疑ってみる初歩的な知識です。もしもご家庭のワンちゃん、ネコちゃんに該当する症状があったら、すぐに動物病院を受診なさってください。
日光どうぶつ病院
ハナちゃんママが獣医さんになった理由は?
ハナちゃんが看板犬になった理由は?
【獣医師が犬を飼うということ】ハナがうちにうちにくるまで
▶ハナちゃんママ:犬 の診察記のご紹介
▶ハナちゃんママ:猫 の診察記のご紹介
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――コポーの避妊手術(1/5)つづく――
――次話――
【エリザベスカラー/ドーナツカラー】【避妊手術】
1日たったらすっかり元気
避妊手術から一夜が明けて、元気を取り戻したコポーちゃん。
ガツガツご飯を食べて、傷も問題なし。
そして――
首には、エリザベスカラーが。
――さて、このエリザベスカラーですが、
これからどうなっていくのでしょうか?
――前話――
【会陰ヘルニア】【前立腺肥大 】
高齢の雄犬は要注意です
今日は会陰ヘルニアのお話。
未去勢の雄犬のほとんどに発生する前立腺肥大から、この病気に発展するそうです。
(雄犬に圧倒的に多いのですが、雌犬にも発生します)
子供を取らない場合は、去勢すると予防になります。
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この記事は、まとめ読みでも読むことが出来ます。
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――ハナちゃんの動物病院(犬)・初回の記事です――
【尿石症】
膀胱炎や、尿経路の結石による痛み
膀胱炎などの症状から、発覚します。
場合によっては手術が必要になり、命にかかわることもある怖い病気。
意外に多いし、予兆もあるので、気を付けてあげてください。
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去勢手術について
今日は去勢手術がテーマ。
避妊手術同様に、賛否両論ありますね。
賛成の方は、性ホルモン系の病気予防になるし、やるなら病気になる前にだと――
うちは女の子。
避妊手術は7歳を過ぎ、子供を諦めてからだった。
やはり、判断は飼い主次第。
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ペットの闘病についてのヒント
臨床現場から見た、良い獣医師の選び方
”良い”獣医師選びは、飼い主の責任でもあります。
目的は常に動物の病気を治すこと。
そのために獣医師は何をすべきか?
そう考えると、自然に”良い獣医師”とは何かが分かってきます。
現場を知るからこそ出来るアドバイス。
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出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。