チョコラッの闘病記 第3章(8/16)
本記事は長期連載の1部。そしてチョコラッは3年目(2019年6月)を迎えて生存中です。
難病であっても希望を持ち続けたいと願う、飼い主の思いで書かれた闘病記です。
初回記事はこちらです。チョコラッの闘病記 1話
ペットに貧血の症状が現れ改善しない|非再生性免疫介在性貧血と診断された|治る見込みは?|治療法は?|どんな闘病になるのか心配|免疫系疾患の難しさを実感している|経験者の体験談が聞きたい
3月23日 PCV(血球容積)が5%もダウン
昨日、チョコラッの血液検査に行きました。
結果は良くないです。
※通常の値は37〜
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私が「プレドニン再開してたった5日だから」と言うと医師は、
「せめて数値を維持していればいいのですが、下がるのは・・・」
と。(´;ω;`)
プレドニンを今の1日1と2分の1錠→1日2錠に増量。
また1週間後に血液検査して、結果次第では、セルセプトも増量予定あり。
更に貧血が進んでいく様であれば、入院。点滴治療等を検討。
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血小板とか白血球とかも色々数値が正常値ではないのですが、それはこの病気の特質であったり、お薬の副作用であったりで、あまり気にしなくていいみたいに言われました。
同じ病気の子のブログ拝見してると、最初に入院して一気に薬を入れてる子もいるし、気にしてる検査項目が違ったり、気になってしまう。
どうなんだろう?
ひたすら眠るのは、副作用がしんどいから?
最近のチョコラッは、プレドニンの副作用がしんどいのかひたすら眠ってます。
でも、今のところ、ゴハンをゆっくりでも完食してくれるのが救いです。
覚え書き、今回の血液検査の異常値羅列
PCV25.6
Hb9.3
MCV60.7
白血球数19180
リンパ球280
単球1670
好酸球0
血小板527
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プレドニンンに副作用についても書いておきます。
今見られるのは多飲多尿、体重減少、怠さ(あまり動かず寝てる)。
でも怠いと言っても、ピンポン鳴ったらメッチャ吠えるから、しんどくて辛いって訳でも無さそう。(躾が・・・(ー ー;))
体重減少・・・徐々にフード増加中。今もパピーフード。
歯茎の色が・・・気持ちやや白くなった気が・・・貧血進んでるのかな。(´;ω;`)
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初めて貧血になった昨年11月、プレドニン暫く飲んでも効果なくて、セルセプトを追加したら貧血が改善されたの。
だから、プレドニンは効果ないねって判断だったんだけど、実はプレドニンの効果が表れるのが遅い子なのかも。
具合が悪くなると、ついつい甘やかす
ワンの具合悪くなると、私の悪い癖で、途端に甘々の甘やかしになってしまう。
「病気になっても今迄通り!」
っていう飼い主さんも見てきたけど。確かにそれが理想なんだけど。
でも、万が一死んじゃったら、ああしてあげれば良かった、こうしてあげれば良かったって後悔したくないじゃん。
なんて言うと、「誰が死ぬって?!」ってチョコラッにど突かれそうですけどね^^;
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病院でのワンズ。
チョコラッ泣いてる。(´;ω;`)
犬って涙流して泣くよね。
少なくともチョコラッは泣くんだよね。(´;ω;`)
――【非再生性免疫介在性貧血】はじめの半年(8/16)・つづく――
文:らぶプー
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――次話――
チョコラッ入院――
貧血の症状が酷くなってきました。
犬の治療に、人間の薬を使う場合があります。
他に方法がないと見切りで使うしかないのです。
人間では当たり前でも、犬にとっては先端医療。
今では当たり前のウルソも、かつてはそうでした。
――前話――
血液検査の結果、貧血が再発……
減薬していたステロイド剤を、MAXの処方量に戻す。
ステロイドの減薬は難しい。唯一の正解がない。
だから、獣医師も答えを持っていない。
我が家も同じことがありました。
そういうときは落胆せずに、やり直せばいいのです。
そんなものだと思って。
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この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。
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――この章の最初の記事です――
チョコラッに投与した免疫抑制剤が、成果を上げてきます。
しかし病状が落ち着くと、飼い主には別の悩みが。
――この病気、血栓が出来る率が高い。
予防の薬を飲むべきか?
医師の回答は?
闘病中は、飼い主の悩みが尽きませんね。
――この連載の最初の記事です――
この病気は、自己免疫不全で起きるもの。
自分の免疫が、自分の体を攻撃し始めるのです。
病原菌やウィルスが見つかるわけでもなく、CTやMRIにも病変が映りません。
なんとなく調子が悪い……
病院に行っても原因不明。
しかし、状況は悪化していく。
何故――
チョコラッの闘病記は、そんな飼い主さんの記録です。
まずは病名が確定するまでのお話から。
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自己免疫不全闘病記
2015年のある日、我が家の愛犬ピーチーを病魔が襲いました。
最初は夏バテかなと思い、次に熱中症を疑いました。
かかりつけの獣医師も、熱中症との診たてでその治療を。
しかしピーチーの状態は悪化の一途。
ただならぬ状態に、未明の救命救急に飛び込み、そこで発覚したのが重度の肝炎でした。
結局後になって、それが自己免疫不全が引き起こしたと分かるのですが、まさか免疫の暴走が劇症肝炎を引き起こすなど、想像もしていませんでした。
劇症肝炎闘病記
愛犬ピーチーは2014年8月16日の早朝6時、救命救急に駆け込みました。
40度を越える高熱。ぐったりとして動けない。
ただごとではないと思いました。
振り返ると、異常を感じたのはその6日前
突然の体の震えと、食欲不振
恐らくそれが前兆だったのでしょう。
ここから、命を賭けた闘病が始まったのでした。
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出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。