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【非再生性免疫介在性貧血】3月31日 5時間の点滴、拒絶反応なし ~はじめの半年(10/16)~【闘病記】

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チョコラッの闘病記 第3章(9/16)
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撮影&文|らぶプー(本記事は2017年に執筆されたものです)
 
この闘病記は

本記事は長期連載の1部。そしてチョコラッは3年目(2019年6月)を迎えて生存中です。
難病であっても希望を持ち続けたいと願う、飼い主の思いで書かれた闘病記です。
初回記事はこちらです。チョコラッの闘病記 1話

こんな方へ:
ペットに貧血の症状が現れ改善しない|非再生性免疫介在性貧血と診断された|治る見込みは?|治療法は?|どんな闘病になるのか心配|免疫系疾患の難しさを実感している|経験者の体験談が聞きたい

 3月23日 退院しました - ご心配をおかけしました

ご心配おかけしております。
チョコラッは、退院しました。

とは言っても、点滴処置が終わったから一旦退院というだけで、元気になっての退院では決してないのですが……

入院して、ガンマガードというお薬を5時間に渡って点滴しました。
幸い、全く拒絶反応なく終わりました。

効果が出るのに3日くらいかかるので、今日の時点では、まだPCVは変わらないのですが、RETICが1日で16.5→46.2に増えました。

RETIC 46.2

RETICは赤血球の赤ちゃん。これが上手に育ってくれれば、赤血球がふえるので、PCVが上がります。

 

念のため、もう一度血液検査をしますが、
赤血球の赤ちゃんが破壊されず、きちんと貧血値が上昇することを願います。

今回点滴したガンマガードは、一度使うと抗体が出来て、二度目は効かないことが多いらしい。あと、あくまでもこのお薬は人間用蛋白であって、犬用ではないから頻繁に使ってはいけないらしい。

だから、昨日から始めた新しいお薬「アトピカ」が効いてくれることを祈るしかない。

 

 ごはんを食べるのが速くなった気がします

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退院して1日たって、チョコラッはゴハン食べるの速くなった。
かと言って、元気バリバリではなく、しんどそう。(´・ω・`)
相変わらず、一歩足りとも歩きたくないの主張。

今は私が、
「はい!お水飲む時間!」
「はい!おトイレ!」
と、チョコラッを抱っこで移動させてる。

新しいお薬「アトピカ」の副作用として、最初のうち、ほぼ確実に嘔吐・下痢を発症すると言われたけど、今のところ大丈夫。

嘔吐・下痢が出たからと言ってお薬は中止出来る状況ではない(これ以上の貧血は危険)なので、下痢止めとかのお薬で乗り切っていくらしい。(´・ω・`)

アトピカ・・・ちょっと飲ませるのが厄介。
ビックリしちゃうくらい大きなカプセル。∑(゚Д゚)

中には液体が入っていて、噛まずに飲み込まなくてはいけないらしい・・・。
しかも、空腹時に飲まなくてはいけないので、普段の食事と一緒にはダメ!

医師に言われた通り、食事2時間前に缶詰めフードで肉団子を作って、中に薬を詰め込む。

心配もよそに、ペロッと一飲み(^-^;
やっぱり缶詰めフードは美味しいんだね〜

 

 今、飲んでいるお薬は

今、チョコラッが飲んでるお薬。

プレドニン(1日2錠→1と二分の一錠に減薬)
セルセプト(粉薬1日2回)
アトピカ(1日1錠)→コレが追加したお薬
アモキクリア→抗生物質 (1日1錠)
ランプラゾール→胃薬 (粉薬1日1回)
(一番上から3つが、免疫抑制剤)

他に病院の指示で飲んでるサプリメントが

ウロアクト→圧迫排尿のため尿道炎予防1日1錠
ムーヴマックスⅢ→椎間板ヘルニア再発予防1日1錠

仲良く寝る2ワン
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ティアラは具合悪い子の、
顔周りで寝る優しい子。

ずっと側にいるからね。乗り切ろうね、チョコラッ。
今日もチョコラッの血液検査、行ってきます!

 

――【非再生性免疫介在性貧血】はじめの半年(10/16)・つづく――

文:らぶプー
  ▶らぶプー:他の作品一覧

――次話――

点滴したガンマガードの効果で、血球の数値が改善を見せます。
まずはほっと一息。
しかし、その効果は一時的なもの。
早く免疫抑制剤の治療を、軌道に乗せなければなりせん。
「毎日が綱渡りみたい」
――それは、闘病中の飼い主共通の思いですね。

――前話――

チョコラッ入院――
貧血の症状が酷くなってきました。

犬の治療に、人間の薬を使う場合があります。
他に方法がないと見切りで使うしかないのです。
人間では当たり前でも、犬にとっては先端医療。
今では当たり前のウルソも、かつてはそうでした。

まとめ読み|チョコラッの闘病記 ④
この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

――この章の最初の記事です――

チョコラッに投与した免疫抑制剤が、成果を上げてきます。
しかし病状が落ち着くと、飼い主には別の悩みが。
――この病気、血栓が出来る率が高い。
予防の薬を飲むべきか?
医師の回答は?
闘病中は、飼い主の悩みが尽きませんね。

――この連載の最初の記事です――

この病気は、自己免疫不全で起きるもの。
自分の免疫が、自分の体を攻撃し始めるのです。
病原菌やウィルスが見つかるわけでもなく、CTやMRIにも病変が映りません。
なんとなく調子が悪い……
病院に行っても原因不明。
しかし、状況は悪化していく。
何故――

チョコラッの闘病記は、そんな飼い主さんの記録です。
まずは病名が確定するまでのお話から。

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自己免疫不全闘病記

2015年のある日、我が家の愛犬ピーチーを病魔が襲いました。
最初は夏バテかなと思い、次に熱中症を疑いました。
かかりつけの獣医師も、熱中症との診たてでその治療を。

しかしピーチーの状態は悪化の一途。
ただならぬ状態に、未明の救命救急に飛び込み、そこで発覚したのが重度の肝炎でした。
結局後になって、それが自己免疫不全が引き起こしたと分かるのですが、まさか免疫の暴走が劇症肝炎を引き起こすなど、想像もしていませんでした。

劇症肝炎闘病記

愛犬ピーチーは2014年8月16日の早朝6時、救命救急に駆け込みました。
40度を越える高熱。ぐったりとして動けない。
ただごとではないと思いました。

振り返ると、異常を感じたのはその6日前
突然の体の震えと、食欲不振
恐らくそれが前兆だったのでしょう。
ここから、命を賭けた闘病が始まったのでした。

 出典

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

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