うちの子がうちにきてすぐ|No.3
はじめて犬を飼ったときは、飼い主も愛犬も、どちらも全てが未経験同士。だから珍事件が続発するものです。
こんなことをするのは、うちの子だけだろうか?
誰かに相談したいけれど、ちょっと恥ずかしいな。
犬の飼い主ならばそんなような、なかなか口に出来ない失敗談は、1つや2つではないはず。誰かが語り始めたら、「実はうちの子も」と言い始める飼い主さんが必ずいて――
今日はそんな話に事欠かない、鈴木家のあんこちゃん(ミニチュア・ブルテリア)の失敗談披露です。
こんな方に:犬を飼い始めた|うちの子は食いしん坊だ|ウンチを食べる癖がある(食糞)|誤飲で開腹手術をしたことがある|苦労が絶えないが、おもしろい|同じ経験した方の話が聞きたい
我が家は、あんこ中心の生活
あんこがうちに来たのは2013年1月21日
その日は、東京にしてはめずらしく降り積もった雪が残っていました。
いまでもはっきりと思い出します。
その日から我が家は、まさに、あんこ中心の生活に一変したのです。
あんこがうちに来た日の夜、さっそく事件が起きました。
その名も――
ウンコバラマキ事件です(>_<)
ウンコした後、あんこがブルブルブルーン!として――
あんこのことが心配で、そばに寝ていた おかしゃんと、息子のかんたしゃんに、
見事にパラパラとそのウンコが、飛んできたのでありますσ^_^;
珍道中ならぬ珍日常のはじまり、はじまり~(^.^)
おチッコやう○こは、おトイレシートにしてくれるもんだと信じていたおかしゃんを、ことごとくあんこは裏切り、あっちにピッピ、こっちにブリブリ。
おかしゃん達はおふとんを、何度買い換えた事でしょう……
ちっちゃい頃から食いしん坊なあんこは
自分のウンコも、きれいサッパリたべちゃいました(>_<)
お散歩デビュー ドキドキ!ワクワク!
おっかなびっくり!でも嬉しくて一生懸命歩いたね。
歩き方もヘタッピでポテン!とずっこけて、真っ白いオチリに泥んこつけたね(^_^;)
どこに行くのも一緒。
外食もワンが入れるところ。
旅行もワンと泊まれるところ。
愉快な鈴木家のおでかけはドッグランがふえました。
この頃のあんこは何でもカミカミ大魔王!
キッチンのテーブルもイスもカミカミ!ガリガリ!
おとしゃんもおかしゃんも、かんたしゃんも、手も足も傷だらけの人生でありましたσ^_^;
なんでもとりあえず口にするあんこは、ある日またまた大事件を起こしました!
なんと針金をガブリンチョ!!
元気な顔して命が危ないってうそでしょ?!
その日のうちに開腹手術。
緊急手術が終わったのは夜中の12時。
おかしゃんは号泣して、あんこの無事を祈って待った。
あんこがいなくちゃ生きていけない!
あんこがいなくちゃ、生きていけないよ!
手術が無事に終わったら、嬉しくてまた号泣した。
あんこはもう、私たちにとってなくてはならない存在になっていました。
しつけとか、特に強く教えてきたわけではありません。
お散歩やドッグランで、他のワン達との出会いの中で犬社会を学び、あんこ自身で一歩一歩、成長して来たのだと思います。
たくさんの出逢い、拡がる輪。
かけがえのないものを、あんこは私たちにあたえてくれました。
はじめて鈴木家に来た時は、とってもちっちゃくて――
おとな~~しくしていた あんこ(^.^)
今ではドデーン!!と、鈴木家の中心にいますo(^_-)O
「一緒に帰ろう!」
そう言って、うちに帰って来たあの日から、私たちは何もしていない。
ただ あんこのそばにいただけ。
あんこと一緒に暮らしているだけ。
そう、逆なんです!!!
あんこが私たちに、たくさんの事を教えてくれた。
今も、そしてこれからも――
これからも、ずっと、ずっと一緒だね、あんこ(o^^o)
~あんこ がうちにきてすぐ~
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犬種:ミニチュア・ブルテリア
飼主:あんこおかしゃん
新米飼い主が犬を迎えてすぐの頃の、悩みや葛藤、未経験だからおきたドタバタを振り返り、自身の言葉で綴ったエッセイのシリーズです
我が家では新しい犬を迎えようとしています。
今しみじみと実感しているのは、自分はベテラン飼い主などではなく、新米飼い主なのだということです。18年前に先代犬を迎えた時のように、何も知らないのです。
どうやってトイレを教えたっけ?
家に帰ったら、テーブルの脚が1本無くなってたことがあったなあ。
あの破壊活動はどうやって躾けたっけ?
先代犬で積んだはずの経験は、今や忘却の彼方です。
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――うちの子がうちにきてすぐ・次話――
念願の犬は『ちぃ』と命名。
好奇心旺盛で、何でも口に入れるちぃ。
骨付きチキンを飲み込んだ時は、夜間病院へ――
やがて犬が、口で気持ちを伝えることを知る飼い主。
そうやって段々と、お互いが分かり合っていく。
ようこそ、我が家へ、ちぃ
――うちの子がうちにきてすぐ・前話――
作者まるさんの家に、愛犬ルイがやってきたお話。
本当は娘さんの犬でした。
それが事情があって、まるさんの愛犬に。
手が掛かかる子。世話が大変な子。
預かっているつもりだったのに――
でも、いつの間にか、そうではなくなっていました。
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この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――うちの子がうちにきてすぐ・第1話です――
普通の飼い主は、しつけのベテランには、なかなかなれないもの。
犬を飼うたび、毎回が新米飼い主。
だから起きる事は、毎回新鮮です。
飼ってすぐのドタバタというのは、振り返ると思い出深いもの。
今回は、トイレのしつけのお話です。
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あんこがうちにくるまで
昔からいつかはワンを飼いたいと、ずっと夢見ていたんです。
でも、夢と現実の差はでっかいですよね。結局はずっと、実現できずじまい。
――そんな夢を叶えた飼い主さんのお話。
犬との出会いは運命に似ています。
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いつだって新米飼い主
先代犬のプルテリア、ピーチーを看取って3年半。
二匹目のブルテリアを迎えることにした作者。
つくづく思うのは、自分が新米飼い主だということ。
食事のこと、医療のこと、先代犬のときとは、犬に対する考え方が違います。
先代犬での経験は、先代犬だけのもの。
奢らず、謙虚に――、そう心に刻みつつ
出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。