犬を飼うということ

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【アトピー悪化】カイカイが悪化しちゃったよ ~ハナのアレルギー検査(1/4)~ 【食物アレルギーの疑い】

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ここは『ハナちゃんの動物病院』(犬版)です。

実はハナ、最近ますますカイカイなんです。だから、ママがまた検査をしてくれるんだって。4話連続で、その検査のお話です。

ハナは前からカイカイなんですよ。
ママが、色んなことをしてくれるんだけど、なかなか治らないんだよなー、カイカイ。

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撮影&文|ハナちゃんママ この記事は2017年7月に執筆されたものです。

 暑くなるとアトピーが悪化しがち

暑くなってきたので、ハナのアトピーが悪化してきました。

以前の検査で分かっているのは、環境アレルゲンのアシブトコナダニに、弱陽性のアトピーでした。

ダニの予防は、空気清浄器と掃除で対処。
そして、このアレルバックスです。

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アレルバックス

アレルバックスはダニ由来のアレル物質に対する抗体が含まれており、ハウスダストに含まれるダニ由来物質をブロックします。

前回は食物アレルギーはIgEでは検出されませんでしたが、7年前の結果ですし、アレルギーの研究も検査方法も進歩しています。

そろそろ新検査のリンパ球反応性の検査をしようと思います。

ハナが一番、気にしているのは、指の間。肉球のあたりを舐めてます

この辺りです
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 食物アレルギーの疑い

ハナは小さい頃から、背中や耳も肛門あたりも痒がっているし、便も1日3回以上でます。

下記の表は、環境アレルゲンによるものと食事アレルギーの違いですf:id:masami_takasu:20181007124447j:plain
もちろん、両方とも陽性の場合もあります 

ハナは今、先日のセミナーで勉強してきた皮膚の消毒と軟膏剤を処置はじめました。

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薬を舐めないように、
カラーをつけております
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ハナはカラ―を嫌がらず、
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携帯用の枕ができたと重宝しているようです

ステロイドを使わず、外用剤と生活環境の改善でなんとかならないかな?
あとは、食物アレルギーをもう一度、診断してみます。

カイカイからおさらばしたいですね。

 

重症化した膿皮症の症例

重症化してしまった、膿皮症の記事もあります。

ハナちゃんママからのアドバイス

痒みがあると、皮膚をなめたり、かじったり、こすったりすることで皮膚を傷つけてしまいます。そこに細菌感染がおきることで、炎症がひどくなっていきます。

とにかく痒みを押えてあげることと、かじったりなめないよう工夫がまず必要です。
そして、アレルギーの原因を見付けて除外できるものは除外します。

少しでも投薬の量や回数を減らしてあげたいです。

【Withdogより】ここでご紹介したのは、病気を疑ってみる初歩的な知識です。もしもご家庭のワンちゃん、ネコちゃんに該当する症状があったら、すぐに動物病院を受診なさってください。

――いつもやさしい、ハナちゃんママの動物病院はこちら――
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 日光どうぶつ病院

ハナちゃんママが獣医さんになった理由は?
ハナちゃんが看板犬になった理由は?

こちらをどうぞ
【獣医師が犬を飼うということ】ハナがうちにうちにくるまで 

 ▶ハナちゃんママ:犬 の診察記のご紹介
 ▶ハナちゃんママ:猫 の診察記のご紹介

――次話――

【アトピー】【アレルギー検査】
検査の精度は日進月歩です

アレルギー検査をしたハナちゃん。
最近は検査の精度が上がっています。
結果は――
牛肉と羊肉が陽性でした。
更に陰性の食物の中にも、数値が高いものが――
「食生活をかなり変えないと」
とママ。
もうすぐ、2つ目の検査の結果が出ます。

――前話――

獣医師が一番つらい事。
それは、助けられる命が助けられないこと。
治療を決めるのは飼い主さん。
飼い主さんが「かわいそう」と言えば、適切な治療が施せない。
今一番大切なことは何なの?
命を助けること?
それとも、痛くないこと?

まとめ読み|【犬版】ハナちゃんの動物病院 ④
この記事は、まとめ読みでも読むことが出来ます。

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

――ハナちゃんの動物病院(犬)・初回の記事です――

【尿石症】
膀胱炎や、尿経路の結石による痛み

膀胱炎などの症状から、発覚します。
場合によっては手術が必要になり、命にかかわることもある怖い病気。
意外に多いし、予兆もあるので、気を付けてあげてください。

 ペットの闘病についてのヒント

臨床現場から見た、良い獣医師の選び方

”良い”獣医師選びは、飼い主の責任でもあります。
目的は常に動物の病気を治すこと。
そのために獣医師は何をすべきか?
そう考えると、自然に”良い獣医師”とは何かが分かってきます。
現場を知るからこそ出来るアドバイス。

獣医師選び|名医とヤブ医者

記事の編集で、多くの体験談に触れていると、名医がいる一方で、信じられないヤブ医者もいる事がわかります。
そもそも動物医療は、ヤブ医者を生みやすいのかもしれません。
時には医師だけでなく、飼い主の方が悪いこともある。
理由を知れば、対策もできるのでは?

 出典

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

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