チョコラッの闘病記 第5章(4/25)
本記事は長期連載の1部。そしてチョコラッは3年目(2019年6月)を迎えて生存中です。
難病であっても希望を持ち続けたいと願う、飼い主の思いで書かれた闘病記です。
初回記事はこちらです。チョコラッの闘病記 1話
ペットに貧血の症状が現れ改善しない|非再生性免疫介在性貧血と診断された|治る見込みは?|治療法は?|どんな闘病になるのか心配|免疫系疾患の難しさを実感している|経験者の体験談が聞きたい
11月19日 お薬の食べ残しはバロメーター
一昨日、チョコラッがウロアクト(泌尿器系のサプリメント)を珍しく食べ残し、あれ?と思った。オーグメンチン(抗生剤)は嫌いらしく、度々食べ残すんだけど、ウロアクトはいつもは食べるんだよね。
チョコラッの場合、お薬の食べ残しは貧血の程度を知る重要なバロメーターになる。
昨日の朝はビックリするくらいゴハン食べる速度が遅かった。
傾向としてこれは非常に良くない。
食べ残し・食べるの遅い→貧血悪化の可能性大。
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見極めが難しいところなんだけど、
チョコラッの貧血はゆっくりゆっくり数値が落ちる。
だから、今血相抱えて病院行って血液検査しても「1%下がりましたね」、程度で経過観察になるかもしれない。
取り敢えず病院に電話。
生憎、担当医が長期休暇中(ノ_<)。
4日後の木曜日に予約を入れた。
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元気はある。食欲ある。下痢嘔吐なし。
問題は食にガッツキがない。
あと、関係ないかもだけど、今日カーテンの辺りをやたら徘徊してた。
脚が悪いから、いつもは極力歩きたがらないチョコラッ。
なのに、何故か徘徊してた・・・え?何?!
普段しないことするの気になる。
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前回ダメ元で追加したセルセプト(以前使ってたけど、効果を発揮しなくなったお薬)がきっと効いてないんだな。
次は新しいお薬に手を出す他ないかも。
副作用がかなり問題視されるお薬・・・。
副作用で最悪死ぬかもと言われたお薬なので、担当医の出勤を待って、よくよく相談して決めようと思います。
食欲はあるような、ないような
その後のチョコラッは、ゴハン食べるのやや早くなったり、メチャ遅かったり。
お薬全部食べたり残したり。
ちょっと元気ないかな?
グッタリってわけではないんだけど、なんかアクビ多いな。よく寝てるなって感じ。
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余りに体調悪かったら急患扱いで時間外にでも、ねじ込んでもらおうかと思ったけど、この分だと明日の診察まで待てそう。
具合悪いのにお散歩も可哀想だけど、多頭飼いだと1匹だけお留守番は更に可哀想だから、バギーで行ってきた。
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お散歩行ったら行ったで、バギーの上で足踏みしちゃって、歩く気満々チョコラッ。
さすがに今日は歩くのは止めようね。
左に写り込んでしまったネコさん。
ここの公園、ネコの餌付けがスゴくて、ワンズの目線取りたくてオヤツ取り出すと、勘違いしたネコさんが寄って来ちゃうんだよね。(・_・;
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今月公園のネコ一斉に避妊去勢手術するんだって。
これは、もはや野良猫ではなく、公園で市民で飼ってるネコ達って感じだよね。
すごいいっぱいいるよ。50匹以上かなぁ?
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これは公園のお花
空が寒々しいね
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毎年、紅葉狩りに行くシーズンなんだけど、今年はチョコラッ具合悪そうだから無理かなぁ?
チョコラッ、ガンバレ!
――【非再生性免疫介在性貧血】1年は過ぎたけれど(4/25)・つづく――
文:らぶプー
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――次話――
チョコラッの体調がすぐれない。
下痢、嘔吐、食欲不振など……
どうやら原因は、MAX量まで使っている免疫抑制剤の副作用。
しかし、それだけの量を使うには理由がある。
減らせば、効果が薄れてしまう。
どうすればいい?
危険な橋渡り状態(T_T)
――前話――
このところ、PCV(血球容積)の値がジリジリと下がっている。
貧血が少しずつ進んでいるということ。
免疫抑制剤が効いていない?
でも新しい薬は副作用が心配だし、将来の選択肢を減らすことになる。
まだ手を出したくない。
どうする?
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この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――この章の1話目です――
チョコラッは元気なのですが、血液検査の結果はやや悪化。
免疫抑制剤が効かなくなっているかも。
でも、それはそれ。
ハロウィンなんだから、楽しまなきゃ。
――この連載の最初の記事です――
この病気は、自己免疫不全で起きるもの。
自分の免疫が、自分の体を攻撃し始めるのです。
病原菌やウィルスが見つかるわけでもなく、CTやMRIにも病変が映りません。
だから、最初はそうだと分かりません。
なんとなく調子が悪い……
病院に行っても原因不明。
しかし、状況は悪化していく。
何故――、それが始まりです。
まずは病名が確定するまでのお話から。闘病記を書く理由についても語られます。
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ステロイド、免疫抑制剤の闘病記
ステロイドの減薬|体験談と闘病記
ステロイド剤は一般的な薬であるにも関わらず、必要以上に嫌われているように感じます。その原因として、適切な使用方法が行われておらず、そのために無用の副作用を被る場合が多いのだと想像できます。
実際に飼い主さんたちが書いた体験談(闘病記)を読むと、動物医療の専門家である獣医師でさえ、ステロイド剤の功罪を良く知らないで使っている場合が多いように思えるのです。
免疫抑制剤|体験談と闘病記
愛犬ピーチーの体験談、今回は免疫抑制剤です。
ステロイド剤から免疫抑制剤への切替は簡単ではありませんでした。
今回はその難しさの実例を。
犬の原因不明の病気の影には、自己免疫不全があるように思います。
実は多くの犬が、無縁でないのでは?
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出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。