チョコラッの闘病記 第5章(23/25)
本記事は長期連載の1部。そしてチョコラッは3年目(2019年6月)を迎えて生存中です。
難病であっても希望を持ち続けたいと願う、飼い主の思いで書かれた闘病記です。
初回記事はこちらです。チョコラッの闘病記 1話
ペットに貧血の症状が現れ改善しない|非再生性免疫介在性貧血と診断された|治る見込みは?|治療法は?|どんな闘病になるのか心配|免疫系疾患の難しさを実感している|経験者の体験談が聞きたい
3月25日 貧血が若干ながら改善
書くの遅くなりましたが、3日前にチョコラッの血液検査に行きました。
ジリジリ下がり続けてた貧血が若干ながらも改善!(*゚▽゚*)
医師は「若干だから上がったと言うより横腹いです」って言ってたけど、
ずっとずっと下がり続けてたから、ほんの少しでも上がって嬉しい!
アトピカやめて1カ月経つけど、免疫抑制もしっかりかかってた。
(現在の免疫抑制剤はセルセプトとプレドニン)
●
「このまま今後上がっていく可能性は? 逆にこの低いまま推移すると骨髄ろうになるんですか?」って聞いたところ、「今の時点では分からない」としか言われず。
医師も曖昧な解答したらいけないから、確実なことしか教えてくれないよね。
触った感じ腹水もなく、下痢が長く続いた炎症だったのかな?
(チョコラッは免疫抑制かけてるから、直ぐに下痢します。だから常に、下痢留めを家に常備しないといけないのです)
心配してたおりものも抗生剤変えたら無くなったし、今回は珍しく、嬉しい結果尽くしの病院でした。
●
帰り際、喜ぶ私とは裏腹に先生が淋しそうに、ボソッとこう言った。
「チョコラッちゃん、前みたいにこんにちはしてくれない。嫌がることしかしてないもんね」
(チョコラッ嫌がることっていうのは、注射、お口見ることなどです)
確かにそうかも。
前みたいに「先生先生こんにちは!(*゚▽゚*)」をしなくなって、「やめてよ、触らないでよ」の態度になってしまっている。
うーむ。
次回の予約は1ヶ月後!
1ヶ月も診察を開けるなんて、何ヶ月振りだろう。
●
RBC 2.74
PCV 20.7
Hb 6.9
RETIC 17.8
リンパ球 487
Plat 494 (はじめて、やや高め)●
プレドニン・セルセプト・バイトリル・ランソプラゾール
病院処方サプリメントムーヴマックスⅢ ・ウロアクト
●
チョコラッ頑張ってます!
いつも応援・見守り・元気玉ありがとうございます!
我慢してくれている同居犬
チョコラッが病気してから、空気を読むティアラは、大好きな大好きなプロレスごっこを姉ちゃんに挑むのを我慢していたみたい。
でも今日は、ティアラ的に「いける!」と思ったのか、久々に挑んでいきました。
●
チョコラッは元気なんだけど、動くのはしんどい(貧血とプレドニン副作用による筋力低下)みたいで、声だけで応戦。
若干、「しつこいんじゃティアラ!!」ってブチ切れ気味にも見えました(・_・;
さて、そろそろ狂犬病予防注射の時期です。
チョコラッはもう打てないんだけれど、ティアラは……
●
ティアラいいかな・・?
オヤツ買ってあげるからさー
――【非再生性免疫介在性貧血】1年は過ぎたけれど(23/25)・つづく――
文:らぶプー
▶らぶプー:他の作品一覧
――次話――
チョコラッは体がしんどいから、とにかく寝ていたい。
一方、同居犬のティアラは遊びたい。
多頭飼いをしていると、一匹が病気のときのバランスが難しい。
でも、嬉しいことがありました。
一家でお花見。
一緒にまた桜が見られたね、チョコラッ
――前話――
寛解を目指して1年半。
ジリジリ下がる赤血球値と、薬の副作用との闘いは相変わらずです。
この闘病はいつまで続くのかな?
長期化するも心配なのだけれど。
さて、気持ちを切り替えて、お花見にいきました。
薄ピンクの梅が満開でした。
●
この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
●
――この章の1話目です――
チョコラッは元気なのですが、血液検査の結果はやや悪化。
免疫抑制剤が効かなくなっているかも。
でも、それはそれ。
ハロウィンなんだから、楽しまなきゃ。
――この連載の最初の記事です――
この病気は、自己免疫不全で起きるもの。
自分の免疫が、自分の体を攻撃し始めるのです。
病原菌やウィルスが見つかるわけでもなく、CTやMRIにも病変が映りません。
だから、最初はそうだと分かりません。
なんとなく調子が悪い……
病院に行っても原因不明。
しかし、状況は悪化していく。
何故――、それが始まりです。
まずは病名が確定するまでのお話から。闘病記を書く理由についても語られます。
●
ステロイド、免疫抑制剤の闘病記
ステロイドの減薬|体験談と闘病記
ステロイド剤は一般的な薬であるにも関わらず、必要以上に嫌われているように感じます。その原因として、適切な使用方法が行われておらず、そのために無用の副作用を被る場合が多いのだと想像できます。
実際に飼い主さんたちが書いた体験談(闘病記)を読むと、動物医療の専門家である獣医師でさえ、ステロイド剤の功罪を良く知らないで使っている場合が多いように思えるのです。
免疫抑制剤|体験談と闘病記
愛犬ピーチーの体験談、今回は免疫抑制剤です。
ステロイド剤から免疫抑制剤への切替は簡単ではありませんでした。
今回はその難しさの実例を。
犬の原因不明の病気の影には、自己免疫不全があるように思います。
実は多くの犬が、無縁でないのでは?
●
出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。