チョコラッの闘病記 非再生性免疫介在性貧血
本記事は長期連載の1部。そしてチョコラッは3年目(2019年6月)を迎えて生存中です。
難病であっても希望を持ち続けたいと願う、飼い主の思いで書かれた闘病記です。
初回記事はこちらです。チョコラッの闘病記 1話
ペットに貧血の症状が現れ改善しない|非再生性免疫介在性貧血と診断された|治る見込みは?|治療法は?|どんな闘病になるのか心配|免疫系疾患の難しさを実感している|経験者の体験談が聞きたい
6月16日 貧血は改善傾向に
一昨日チョコラッの血液検査行ってきました。
今回は1ヶ月診察が空いたので久々の診察記録。
結果、また更に貧血が改善されていました。
最近の流れを見ると、こんな感じになります。
3/2 18.7
3/25 20.7
4/20 21.0 ▶この日からプレドニン1錠から半錠へ
4/29 21.1
5/17 26.6
PCV(血球容積)上がってきてる!→貧血改善してきてる!
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医師が、アトピカやプレドニンを長期飲んでいた子が薬を止めると、貧血改善されることがあると言ってチャレンジしたら、その通りに!
でも、チョコラッはそもそも、貧血になったから薬を飲み始めたんだよね。
最初はそれが効いていたし、命拾いもした。
やがて血液の状態が良くなくなって、選択肢がなくなっていって、さあどうしよう?
ってなった。
こんな経過なのに、薬止めたら貧血改善するって、普通に考えるとちょっと納得いかないね。
――でもまぁ結果オーライで。
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今飲んでる免疫抑制剤は下記。
○プレドニン2分の1錠
これで現在リンパ球が405だから、免疫は確実に抑制出来ている。
(免疫が暴れて自己の赤血球を破壊して貧血になる病気なので、免疫抑制剤で免疫機能を下げている)
治療の経過
セルセプトは一度効かなくなり止めたけど、ダメ元でまた飲み始めたら効いた。
この辺りも素人にはよく分からない。
一度効かなくなった薬が時間を置いたら効くって、ちょっと納得いかないね。
教科書通りに進まないのが医学なんだろうか?
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あと気になるのはRETIC(赤血球の赤ちゃん)が7.8と低いから、次回の血液検査はPCV下がるかもって医師に言われたけど、今迄の傾向から、チョコラッはRETICが低くても、PCVが上がったりする。
あまりRETICの数値があてにならないチョコラッ。
赤血球の赤ちゃんがいないのに何故その後の赤血球が増えるのかよく分からないけど、これも教科書通りにはいかないのかな?
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血小板やや多めの517は前回と変わらず。
この程度なら問題なしと。
RBC(赤血球数)・Hb(ヘモグロビン濃度)は常にPCVと同じ割合で上がったり下がったり。
(要するに今は貧血値)
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ここ最近チョコラッ元気そうだなって思ってたの。
お薬も味付けなしでもペロリと食べられるし、よく吠えるし、何より後脚も使って家の中でよく歩いてる。
後脚を使わなくなってたのは、筋肉の衰えよりも、貧血によるふらふらが大きかったのかも。
良い兆候。
いつも見守り、応援、元気玉ありがとうございます!
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ペット保険アニコムさんが募集している、「さよならまでにキミとやりたい3つのこと」に応募したよ。アニコムさんが叶えてくれるかもしれないんだって^ - ^
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チョコラッ
このまま長生きしようね!^ - ^
ティアラも混合ワクチンを
チョコラッ血液検査に合わせて、ティアラも無事に混合ワクチン済ませました(´▽`)
ティアラは健康優良児さんなので、病院にはほぼ縁がなく、そのためなのか病院大大大嫌い!(><)
先生がちょっと手を離すと直ぐ私の腕の中に逃げ帰り、「まだ終わってないよー」と連れ戻される。(^-^;
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この日は診察が怖くて大鳴きのバーニーズマウンテンドッグちゃんの声が隣の部屋から響き渡っていたから、余計に怖かったね(^-^;
ティアラの医師も隣から聞こえてくるワンコの悲鳴?!に苦笑しちゃってたよ(笑)
因みにバーニーズちゃんも同じワクチン接種で来てたみたいだけど(*´艸`)フフ♪
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ティアラはもう8才だけど健康で良かったね♡
これからも元気いっぱいでいようね(´▽`)
ご褒美に、みちのくファームさんの馬アキレスを上げたのが、扉の写真。
ワンズは「何これ何これ~??」っていう感じで、初めての馬アキレスに大はしゃぎ!かなり長い間カミカミ出来ました。
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馬アキレス
ウマウマ
――2年生存を目指して(6/19)・つづく――
文:らぶプー
▶らぶプー:他の作品一覧
――次話――
――前話――
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この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――この章の1話目です――
「これは何だ!?」
チョコラッの体に黒いシミを発見。
痒みもなさそう。毛も抜けないけど――
病院に連れて行くべきなのか?
大病を抱えていると、一々、気になることばかり。
そして淡々とした日々も、また闘病
――この連載の最初の記事です――
この病気は、自己免疫不全で起きるもの。
自分の免疫が、自分の体を攻撃し始めるのです。
病原菌やウィルスが見つかるわけでもなく、CTやMRIにも病変が映りません。
だから、最初はそうだと分かりません。
なんとなく調子が悪い……
病院に行っても原因不明。
しかし、状況は悪化していく。
何故――、それが始まりです。
まずは病名が確定するまでのお話から。闘病記を書く理由についても語られます。
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ステロイド、免疫抑制剤の闘病記
ステロイドの減薬|体験談と闘病記
ステロイド剤は一般的な薬であるにも関わらず、必要以上に嫌われているように感じます。その原因として、適切な使用方法が行われておらず、そのために無用の副作用を被る場合が多いのだと想像できます。
実際に飼い主さんたちが書いた体験談(闘病記)を読むと、動物医療の専門家である獣医師でさえ、ステロイド剤の功罪を良く知らないで使っている場合が多いように思えるのです。
免疫抑制剤|体験談と闘病記
愛犬ピーチーの体験談、今回は免疫抑制剤です。
ステロイド剤から免疫抑制剤への切替は簡単ではありませんでした。
今回はその難しさの実例を。
犬の原因不明の病気の影には、自己免疫不全があるように思います。
実は多くの犬が、無縁でないのでは?
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出典
出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。