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【非再生性免疫介在性貧血】10月4日 血液検査、やや下がる ~2年生存を目指して(17/19)~【闘病記】@

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チョコラッの闘病記 非再生性免疫介在性貧血
非再生性免疫介在性貧血 闘病記

撮影&文:らぶプー(本記事は2018年に執筆されたものです)
 
この闘病記は

本記事は長期連載の1部。そしてチョコラッは3年目(2019年6月)を迎えて生存中です。
難病であっても希望を持ち続けたいと願う、飼い主の思いで書かれた闘病記です。
初回記事はこちらです。チョコラッの闘病記 1話

こんな方へ:
ペットに貧血の症状が現れ改善しない|非再生性免疫介在性貧血と診断された|治る見込みは?|治療法は?|どんな闘病になるのか心配|免疫系疾患の難しさを実感している|経験者の体験談が聞きたい

 10月4日 血液検査

一昨日、チョコラッの血液検査行ってきました。

PCVやや下がって35.4%。 

PCV 35.4%

また基準値(37.3)以下になってしまいましたが、医師は下がったと言うより横這いとの判断。

そして、なんと今回リンパ球が0。
これをどう考えるかというと―― 

●免疫抑制剤が効いていると、リンパ球が下がる。
    ▼
●リンパ球600以上だと、薬の効きが悪いと判断される
    ▼
●リンパ球が低い=免疫力が低い

一般的に「免疫力を高めましょう」とよく言われますが、自己免疫疾患の場合は正反対。自分の免疫が、自分を攻撃してしまうからです。

よってチョコラッは、貧血にならないために免疫力を下げないといけないのです。

実際のところはリンパ球が0と言っても、サンプリングした血液にたまたまリンパ球が無かっただけで、完全に0ではない。でも、薬はよく効いていると思われるとのこと。

〇お薬の変更あり。 

プレドニン 2日に2分の1錠→3日に2分の1錠へ

今現在飲んでいる免疫抑制剤は、セルセプトとプレドニン。

薬が効いているのに、どうしてずっと右肩上がりだったPCVが横這いになってしまったんだろう?

このまままた貧血が進まなければ良いけど。

あと、主治医からはもう一つ指摘が。
血液検査の結果から、最近何かしらの炎症があったと思われるそうです。
しかし、今は治まっているようですとのこと。
(桿状好中球がどうとか……、言われていました)

おりものが少し出てたからから、それなのかな?
後ろ脚スリスリ動いて、左後ろ脚の膝が少し内出血みたいになってたのでそれなのかな?

まぁ、今は治まっているなら良かった。

次回の検査はまた1ヶ月後。

右:チョコラッ

左:ティアラ

 

 病気なのに、家族守るつもりなんだね

ところで皆さん、台風は大丈夫でしたか?
私の地域は真夜中に通過ということで、特に被害は無かったのです、、が!

風が強くなるにつれ、チョコラッがその音に激しく動揺((((;゜Д゜))))
まぁ、雷をこの世の終わりの如く恐れる子だから、聞いたこともない強風の音に恐れおののくのも、無理はないよね(´・ ・`)

抱きしめたりしてたんですが、、、全くもって怯え治まらず(><)

そこで、強硬手段!
家の窓から一番離れた和室に連れて行き、チョコラッの耳を覆って、外の音を聞こえなくする作戦!!

――すると!

いつも「歩けない~ママ抱っこ~」の甘えん坊チョコラッが、すくっと立ち上がり、
スタスタ1人で洗面所へ。次に主人の書斎、それから台所、玄関と……

一通り見回ったら満足したようで、「寝る!」とベッドに帰った(・_・;)
はい?!って感じだったけど――

要するに、お家に被害がないかパトロールして回りたかったのかな?
怯えて騒いでたんじゃなくて、皆んなを守るために、お家見て来る!って騒いでたのかな?

その後は安心したのか、ゴーゴーと風がうるさい中、朝まで爆睡したチョコラッなのでした(・_・;

右:チョコラッ「皆んなを守るワン!」

左:新しくもらったオモチャを独り占めしてるティアラ(苦笑)

 

 今のチョコラッは

パトロールお疲れ様です、チョコラッさん♡
実は結構歩けるんだね(*´艸`)フフ♪

いつも応援ありがとうございます。^ - ^
少し赤血球下がったけど、チョコラッは元気にしてます♡

 

――2年生存を目指して(17/19)・つづく――

文:らぶプー
  ▶らぶプー:他の作品一覧

――次話――

動物病院で、良く医師から言われる言葉――
「何か気になることはありますか?」
主人はこう答えました。
「最近ますますチョコラッが可愛くなったと思います」
犬の飼い主は、みんな親バカ。

――前話――

チョコラッに疑われていたクッシング症候群。
血液検査の結果、幸いにもそうではないことが分かりました。
検査の日のチョコラッは12時間の絶食。
可哀そうだから、家族全員で絶食をしました。

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

――この章の1話目です――

「これは何だ!?」
チョコラッの体に黒いシミを発見。
痒みもなさそう。毛も抜けないけど――
病院に連れて行くべきなのか?
大病を抱えていると、一々、気になることばかり。
そして淡々とした日々も、また闘病

――この連載の最初の記事です――

この病気は、自己免疫不全で起きるもの。
自分の免疫が、自分の体を攻撃し始めるのです。
病原菌やウィルスが見つかるわけでもなく、CTやMRIにも病変が映りません。
だから、最初はそうだと分かりません。

なんとなく調子が悪い……
病院に行っても原因不明。
しかし、状況は悪化していく。
何故――、それが始まりです。
まずは病名が確定するまでのお話から。闘病記を書く理由についても語られます。

 ステロイド、免疫抑制剤の闘病記

ステロイドの減薬|体験談と闘病記

ステロイド剤は一般的な薬であるにも関わらず、必要以上に嫌われているように感じます。その原因として、適切な使用方法が行われておらず、そのために無用の副作用を被る場合が多いのだと想像できます。

実際に飼い主さんたちが書いた体験談(闘病記)を読むと、動物医療の専門家である獣医師でさえ、ステロイド剤の功罪を良く知らないで使っている場合が多いように思えるのです。

免疫抑制剤|体験談と闘病記

愛犬ピーチーの体験談、今回は免疫抑制剤です。
ステロイド剤から免疫抑制剤への切替は簡単ではありませんでした。
今回はその難しさの実例を。
犬の原因不明の病気の影には、自己免疫不全があるように思います。
実は多くの犬が、無縁でないのでは?

 出典

 出典

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

 

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