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【癲癇|てんかん】7月19日 ちょっと変だったけど、まあまあ ~発作は嫌いよ(24/31)~

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ピーチーの闘病記:癲癇てんかん)編
ピーチーの癲癇闘病記

撮影&文|高栖 匡躬 (写真は元気な頃のピーチー)
 
当時を振り返り

闘病記を書くようになると、ある時から何も起きない日がとても愛おしく思えてきます。
”何も起きない”という当たり前だったことが、当たり前ではなくなってくるのですね。
特に癲癇という病気はある程度悪化してくると、何もない日でも今にも何か起きるのではないかと毎日が戦々恐々なのです。ちょっとした仕草が、大発作の前兆ではないかと勘繰ったりして。

幾ら命には関わるものではないと言われても、癲癇のあの大発作は飼い主の心をかき乱すのです。

 当時のブログより 

※文体は執筆当時のままです。

今日は夕方から涼しくなったので、ピーチーと軽く散歩にいってきました。

昨日から、てんかんの軽い発作かと思われる妙な動きが2回あったので、今日は外出をせずにずっとピーチーの様子を窺っていたのですが、幸い大発作には至らすでした。

退屈そうなピーチーにリードを見せると、目が輝きます。
『やったー、散歩だ!』と言っているみたいです。

土手に出ると

綺麗な夕焼けでした

ゆっくりと土手沿いを歩きます

紫詰草の花が気になるようです

30分ほどぶらぶらしました

さあ、帰ろうか

帰り際、大好きな噴水の前で立ち止まります。
濡れるのが嫌いなくせに、ここの噴水だけは大好きなんです。
でも、夕方はもう水が止まっています。

さあ、本当に帰ろう

100mほど先はもう我が家です

 早く帰って、ごはんをたべようよ。

 

――癲癇闘病記・発作は嫌いよ(24/31)つづく――

文:高栖匡躬
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――次話――

発作は嫌いよ|25/31

ピーチーはいつからか、ご飯の時に後ろ足を大きく開くようになりました。
最初はコミカルなポーズに笑っていたのですが――
今思えばこの時既に、多発性関節炎だったかもしれません。
原因は自己免疫不全。
それは後に癲癇の原因とも疑われます。

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――前話――

発作は嫌いよ|23/31

ピーチーの癲癇と付き合う内に、おかしな事に気付きました。
発作が起きる前になると妙に体調が良いのです。
若い頃のように活発だし、甘えてきます。
「調子良いなあ」
「可愛いなあ」
そう感じると「もしかして発作が来るの?」と思うようになりました。

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――この記事の初回です――

発作は嫌いよ|1/31

我が家の愛犬、ピーチーの癲癇闘病記です。
それはある日突然の発作からはじまりました。
予備知識もなく駆け込んだ救急病院。
発作は1回限りのものかもしれず、まずは様子見だそうです。
――僅かな希望
しかし、発作はその後も繰り返し襲ってきました。

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