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【ピィ子の成長日記】拾い食いには要注意【毎日待ってもブツは出てこず】

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ピィ子の成長日記

うちにきて1375日目 ~ピィ子の成長日記|114~
撮影&文|高栖匡躬
 

我が家の頑固娘ピィ子は、普段は良い子なのですが、時々予測不能なことをしでかします。散歩の途中で見かけるビニールやゴム、プラスチックの落とし物やゴミに、ものすごく興味を示すのです。

 

 ときどきやらかす拾い食い

ピィ子にはときどき、拾い食いをしてしまう悪い癖があります。だからいつも散歩の時には、ピィ子が妙なものに近づかないように、進路には気を付けるようにしています。

それでもピィ子は、物凄い俊敏さで落ちている木の実を食べてたり、ボールを拾って咥えたりします。さすがにボールは食べたりしませんが、ブルテリアは顎の力が強いので、咥え込んだら放しません。

 

9日前のこと、ピィ子は道路に落ちていたアニメのキャラクターグッズのようなものを食べてしまいました。透明のソフトビニールでコーティングされた、薄いものでした。口の端から出ていた部分から推測し、4㎝くらいはありそうなものでした。

ピィ子は意地っ張りなところがあって、取り上げようとすると逆に執着するので、こんなときのためにポーチ―に入れてある大好きなテニスボールを取り出しました。
ボールに注意を引き付けると、そっちを咥えようとして、先に咥えていたものを放すのです。単純で分かりやすい子なのです。

でも、このときは違いました。
ボールを早く咥えたい。しかし今咥えているキャラクターグッズは手放したくない。

そんな一心だったのでしょう。ピィ子はそのキャラクターグッズを一瞬のうちに飲み込んでしまいました。ボールを見せたのが逆効果でした。

 

 上からも下からも出てこない日々

ピィ子は消化できないものを食べると、しばらくすると嘔吐して吐き出してしまいます。これまではちょっと大きめな木の実や、ご飯のトッピングにしたブロッコリーの芯やニンジン(どちらも茹でたもの)は、遅くとも翌朝には戻していました。

「これはまた嘔吐するな」
そう思っていました。

しかし、ピィ子は吐きません。これまと違うパターンです。
しばらく待って、心配なので獣医師の相談ダイアルに電話をしてみると、『4時間くらいで食べたものは腸に移動するので、食べたのがそれ以上前であれば、胃を塞いではいないので、少し様子を見て下さい』とのこと。

つまりウンチで出てくるかどうか観察するという意味です。

 

 それから待つこと9日間

それから待つこと9日間です。
その間のピィ子は、体調には異状なく、快食快便で元気一杯。

それでも心配になって、獣医師相談ダイアルに1回。以前に膝の手術をしてもらった病院に1回相談の電話をしました。
どちらも医師が診察をした方が良いとのこと。

しかしその診察の内容を聞くと、どうにも躊躇してしまいます。
それは下記だからです。

誤飲で獣医の診察を受ける場合は、食事を抜いて朝病院にいく。
まず初めにやるのはレントゲン。
 ビニールやプラスチックはレントゲンには映らない。
 それでも撮影するのは金属パーツが含まれていて、映る可能性もゼロではないから。
次にやるのは内視鏡検査
 こちらは全身麻酔をする必要あり。だから食事を抜いて病院に行く。
 胃の中に残っていれば、内視鏡を使って異物を取り出す。
胃に異物が無ければ腸に行っているということ。
 レントゲンに映らない以上、それ以上やるとなると開腹手術をしての触診
 それをやるべきかどうかはその時の判断。
 やらないとしたら様子見

つまり病院に行くとなると、その先はほぼ全身麻酔確定で結構大事になるということ。
それで取り出せればまだいいが、4時間以上たっているので、腸に行っている可能性の方が強い。

その一方で、腸に行ったものは高い確率で便として排出されるのだとのこと。
ただ、稀に腸閉塞を引き起こしたり、腸を傷つけて大事になる場合もなくなない。

ここまでの情報を総合すると、

1.病院で診察を受けると、ほぼ全身麻酔のコースが待っている
2.ほとんどの場合は便で排出される。
3.しかし稀に、腸で深刻な状態を引き起こすことも無くはない。

つまり、ほとんどの場合大丈夫だが、3を心配して最悪手術まで行うかどうかという選択をするのかどうかということ。
ごく稀にということを言うなら、全身麻酔の方にもリスクはあるし、内視鏡検査にもリスクはある。開腹となるともっと大きいリスクがある。

で、総合的な判断として、しばらく様子を見ることにしました。
理由は下記。

ピィ子が飲み込んだ異物は硬くはないし、尖ってもいないので、腸を傷つけることは多分ない。腸閉塞を起こすとしても、急激に重篤な状態になるのではなく、まずは便秘などの予兆がある。だからそうなった時に動けばよいのではないか?
もちろん、閉塞の恐れがあることを知ったうえで、注意深く見守る必要はあるが。

さてどうなるでしょうか?
今日もピィこは元気一杯で、快食快便。

このところ毎日出た便を回収しては、袋の上からモミモミして異物が出てきていないか確認を続ける飼い主です。

 

6月11日~6月17日のツイッターです

ピィ子の成長日記|113

分かったわかった、散歩に行こう

雨が止んだから散歩に行ったら、また降り始めた

今日はメロン♫

メロンいただきまーす

手を噛むなよ

もう一丁

散歩から帰りたくないピィ子

今日は風が気持ち良いね

今日散歩で、拾い食いをしたピィ子

頂き物のメロンの名は優香

まだ出てこないよ

 6月18日~6月24日のツイッターです

まだ出て来ないょ

まだ出て来ないょ

本日の夕方で丸4日

今日も出て来ないよ

ノンコちゃんが乗る切り株に、ピィ子も乗って見た

雨が止んでいたから早朝の散歩♫

飼い犬に手を噛まれる……

 ピィ子について

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毎度ですが、ピィ子についてお知らせしておきます。

名前:ピィ子
血統書登録名:ピーチー
生年月日:2019年6月28日
犬種:ミニチュア・ブルテリア
性別:メス
今分かっているピィ子のこと
性格:陽気、細かいことは気にしない、頑固者、意固地
人見知り:全くなし
犬見知り:しない。人も犬も大好き。
空気を読まない:遊んで!の熱意がすごい。
その他:大食い(と思っていたが、実はそうでもないかも)
犬種の特性
要注意:顎が恐ろしく強い(犬の中ではチャンピオンと言われる)
痛みに強い:病院で注射されながら、尻尾を振る
水:とてもよく飲む

 

――ピィ子の育児日記――

文:高栖匡躬
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――次話――

ピィ子の成長日記|115

またまた引っ越し。
仲良しだったノンコちゃんとは、名残惜しいけれどお別れです。
そして――、その翌日ピィ子は4歳になりました。
アッという間だなあ。
ピィ子は新しい家にもう慣れたようです。
毎日楽しそうです。
あっ、ブツはまだ出てきません。

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――前話――

ピィ子の成長日記|113

6月8日、とうとう関東も梅雨入りです。
毛が濡れるのを嫌がるピィ子は、幸い室内でトイレをしてくれますから、雨が降る日は迷わず散歩はお休みです。
でも、退屈はしているようで、飼い主が家で仕事をしていると、「遊べ!」と催促してきます。

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――育児日記の1話目です――

ピイ子がうちにきて1週間
飼育本の躾テクニックは、真似しても上手くいった試しがありません。
よそでは上手くいっても、うちの子は違うということですね。
ということで、試行錯誤の記録です。
まずはトイレと、甘噛み、座れから。

 我が家が先代犬のピーチーを迎えたときのこと

偶然に手に入れたマンション。
引っ越してからわかったのですが、なんとそのマンションは、当時にしては珍しい、ペット可の物件でした。

マンションがペット可とだ気が付いたのですが、すぐに犬を飼おうとはなりません。命を預かるのですから覚悟が大事です。最後まで面倒が見られるかな?
――まだまだ迷いがありました。

ペットショップからの電話で、予約していたアイパンチのブルテリアがお店に来たことを知った筆者。あまりにも突然で、心の準備がまるでありませんでした。

 犬を飼うということ

『犬を飼うということ』は当サイトのサイト名。
沢山の意味を込めた名です。同名のTV番組が有名なのですが、それはそれ。
出会いから別れ、喜びも悲しみも、全部詰まっている言葉ですね。
その昔、谷口ジロー氏の『犬を飼う』のように、犬を愛そうと思っていました。
そしてピーチーがきました。

 もう一度、犬を飼うということ

愛犬ピーチーが去って、3年。
少しだけ寂しいけれど、その寂しさを楽しむ毎日。
次の子は? 
と考えなくもないけれど、是非にという気持ちでもなくて――
そんな中で、1枚の写真が送られてきました。

 

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