犬を飼うということ

いつまでも君と……

【劇症肝炎】8月19日、夕方 ~今日も面会をしてきました~

f:id:masami_takasu:20171204033402j:plain撮影&文:高栖匡躬 

前日の朝、面会したピーチーは、死を免れたように思われました。
しかし、その前があまりにも悪く、危機的な状況であったために、飼い主としてはまだ素直に喜ぶことができませんでした。

いつ病状が急変するか、わからないからです。

この日も面会に行きました。
具合は良くなっているのか? それとも悪くなったか?
期待が半分、怖れが半分。

面会の順番が来て、名前を呼ばれたときのことを、今も覚えています。

――以下、ブログより――

先ほど、ピーチーの面会から帰ってきました。
おかげさまで、ピーチーは昨日よりももっと元気になっていました。

面会はまた処置室を使わせていただきましたが、今日はピーチーの元気さを示す行動がありました。

僕たちが待つ処置室に、看護師さんがピーチーを連れて来て下さったのですが、ピーチーはまず僕たちの方に歩き出し、急に踵を返して、看護師さんにの方に戻っていきました。看護師さんの足元に擦り寄ったのです。それはまるで、看護師さんにお礼を言っているように見えました。

そして、ひとしきりそれをやってから、僕たちの方に、嬉しそうな軽い足取りでやってきました。

 

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自力で歩ける時間が随分と長くなり、放っておくと小走りに駆けだしそうな勢いです。
ただ、やはり肝臓の疾患を抱えていると持久力がないので、その勢いだけは見せますが、すぐにハアハアと息が上がります。

今日、僕と奥さんが見ている前で、ピーチーはウンチをしました。看護師さんを呼ぶと、すぐにそれを片付けてくれたのですが、来て下さった看護師さんが大変な喜びようでした。

実は今日が入院後の、自力での初ウンチだったのです。

 

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”初の行動”はもう一つありました。
今日は看護師さんが僕達のために、面会している部屋に、ピーチーの食べる晩御飯を持ってきてくださいました。

ピーチーはまだ自分からご飯を食べず、口に入れたものを飲み込むだけなので、「飼い主さんの方で、自分から食べるように促してみてください」という説明でした。

あげてみると、匂いは嗅ぐものの、そっぽを向いてなかなか食べません。

そこで手でつかんであげてみました。するとピーチーは美味しそうにそれを食べてくれました。これで食欲のエンジンが掛かったピーチーは、自分から進んで、器からごはんを食べ始めました。

 

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まだ意識障害があるのか、食べ方は上手くありません。器の縁には沢山ごはんが張り付いたまま。

食いしん坊のピーチーは、元気な時はそれを綺麗に舐めとったものです。
しかし贅沢は言えません。自分から食べたのは、大きな進歩です。

自分で口から食べるという行為が、バイタルの数値に大きな影響を与え、それが病魔と闘うエネルギー源になるのだそうです。

ご飯を食べ終わったピーチーは満足そうな顔をしました。
よくやったな、ピーチー。

 

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今日は担当の山○先生がご不在のため、検査の数値は受け取ることができませんでした。それが病院の決まりなのだそうです。しかし看護師さんからは口頭で、黄疸の値はかなり下がったとの報告がありました。炎症の値はまだまだ高いそうですが、光明の一つではあります。

明日は更に元気になっていてくれると嬉しいのですが、しかし予断を許さぬ状態をいうことにはまだ変わりはなく、ぬか喜びをしないよう、油断をしないようにしなければなりません。

山○先生は、明日は一日病院にいらっしゃるとの事なので、また夕方にはお話を聞きにいくつもりです。

帰り際にうちの奥さんと写真を撮ると、笑ったように口角が上がって、チロリと舌を出しました。

まだまだとは言うものの、回復が目に見えるととても嬉しいです。

 

――【劇症肝炎】闘病記・つづく――

ライター:高栖 匡躬 

――次話――

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まとめ読み|劇症肝炎闘病記 ②
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週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

――劇症肝炎闘病記の始まりは以下です――