ここは『ハナちゃんの動物病院』(犬版)です。
ハナのアレルギー検査のお話、最終回です。
前回の検査の結果、ハナは大好物のトマトが駄目だっていうことに――
それだけでもがっかりなのに、トマトだけじゃなくて、他にも大好物が駄目になりそう。あ~あ、食べるの大好きなのに――
でもママは、ハナのために色々考えてくれるようです。
新しい薬も出たみたい。
驚きの結果、アレルギー検査
ハナの残された人生(犬生)を快適に過ごすために行ったアレルギー検査。
思ったより食べられないもの・食べない方が良いものが多く、びっくりしています
フィラリアの薬もジャーキー味の薬はもう食べられません。
今月からは、普通の錠剤です。
●
ハナの大好物だった
ジャーキー味のチュアブル錠
今月からは錠剤に
●
食いしん坊のハナから食べる楽しみを奪うことが快適な犬生になるのかずっと考えてきました。
食物アレルゲンとして高値がでているもの・アレルギー発症の恐れのあるものが含まれているフードは与えません。
●
これからは療法食を
●
それでも、アトピーの原因である、ダニやカビ・雑草牧草の花粉は防げません。
そこで、痒みを押えてくれる安全性の高い薬を使うことも必要だと考えています。
●
アポキル錠
これは新しい薬で、ステロイド剤のような
副作用の心配もいらないようです。
●
これを使って痒みのコントロールをします
●
おやつは、アレルゲンとして低値なものは様子みながらあげられるかな?
でも、牛肉・羊・牛乳・卵・小麦・とうもろこし・じゃがいもはダメだよ
食べられる物は少ないけど、
薬も併用しながらガチガチの食事制限せずにやってみます
私も少し気持ちが楽になりました。
一方、当のハナは
白目むいて熟睡しているハナ
今後が少しでも快適になりますようにと
願うばかりです
読者とのQ&A
うちの子もアレルギーたくさんで食べられるもの少ないです
二週間前から、このお薬の服用を始めました
服用してすぐに体を掻かなくなりました
こんなに即効性があるとは驚きです
でも、副作用とか無いのか心配です
同じお薬を飲んでますか?
14日過ぎているということは、もう、1日1回に減量できてますね?
痒みは、なくなってますか?
ハナは、まだ、2日目ですが、楽そうな気がします。
安全に長期投与も可能ということです。まれに嘔吐・下痢がおきることがあるようですが、これまでに何もなければ大丈夫かな?
お互いにアレルギーの痒みから解き放たれたいですね。
お薬は今日から一日一回になりました
幸いに元気です
痒さにとらわれている姿は、見ていて気の毒になります
服薬も悩みますが、心穏やかに過ごして欲しいと願っています(キースはまだ若者ですが…)
ハナちゃんも楽しく過ごせるように願っております
頑張りましょう。
●
ハナちゃんママからのアドバイス
結局、ハナは、z/dウルトラを食べると便が柔らかくなってしまい、セレクトプロテインのダック&タピオカを食べることになりました。
また、高齢のせいか、アレルギーの痒みも薄らぎ、アポキルの投薬なしで日常生活をおくっています。
治療は、その状況に応じて調整しながら続けていって下さい。
●
【Withdogより】ここでご紹介したのは、病気を疑ってみる初歩的な知識です。もしもご家庭のワンちゃん、ネコちゃんに該当する症状があったら、すぐに動物病院を受診なさってください。
日光どうぶつ病院
ハナちゃんママが獣医さんになった理由は?
ハナちゃんが看板犬になった理由は?
【獣医師が犬を飼うということ】ハナがうちにうちにくるまで
▶ハナちゃんママ:犬 の診察記のご紹介
▶ハナちゃんママ:猫 の診察記のご紹介
●
――次話――
【心臓病】【心肥大】
早期の症状は咳です
今日は心臓病のお話。
犬は気付きにくいのですが、咳が1つのサインだっりします。
気管が圧迫されるんですね。
人間の場合と同じです。
早期発見と早期治療がとても大事です。
「年1回のチェックをおすすめします」
とハナちゃんママ。
――前話――
【アトピー】【アレルギー検査】
なんと、あの大好物か~~~
ハナちゃんのアレルギー検査、2つ目の結果が届きました。
総合判断は――
牛乳・卵・小麦・ダイズ・牛肉・魚など、食べられないものだらけに。
更に、あの大好物も――
老後を楽しく過ごすための検査だったのに……
可哀そうなハナちゃん。
●
この記事は、まとめ読みでも読むことが出来ます。
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
●
――ハナちゃんの動物病院(犬)・初回の記事です――
【尿石症】
膀胱炎や、尿経路の結石による痛み
膀胱炎などの症状から、発覚します。
場合によっては手術が必要になり、命にかかわることもある怖い病気。
意外に多いし、予兆もあるので、気を付けてあげてください。
ペットの闘病についてのヒント
臨床現場から見た、良い獣医師の選び方
”良い”獣医師選びは、飼い主の責任でもあります。
目的は常に動物の病気を治すこと。
そのために獣医師は何をすべきか?
そう考えると、自然に”良い獣医師”とは何かが分かってきます。
現場を知るからこそ出来るアドバイス。
獣医師選び|名医とヤブ医者
記事の編集で、多くの体験談に触れていると、名医がいる一方で、信じられないヤブ医者もいる事がわかります。
そもそも動物医療は、ヤブ医者を生みやすいのかもしれません。
時には医師だけでなく、飼い主の方が悪いこともある。
理由を知れば、対策もできるのでは?
●
出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。