リンちゃんの起こした奇跡 - 樫村慧セルフコメンタリー
カテゴリー:エッセイ
作者:樫村 慧
愛犬ラフを迎えてから、いつも川沿いの道を散歩していた。
そんな時、当時まだ小さく貧弱だったラフと同じくらいの大きさのボクサーみたいなお顔の女の子と知り合った。
【目次】
- リンちゃんの起こした奇跡 - 樫村慧セルフコメンタリー
- リンちゃんの起こした奇跡
- リンちゃんとラフ、物語のはじまり
- リンちゃんとラフ、思い出の動画
- あとがき
- 樫村慧・セルフコメンタリー
- 同じ作者の記事です
リンちゃんの起こした奇跡
第1話|突然のインターフォン
今日配信の記事は、お読みいただけましたか?
私は、土佐犬の女の子と暮らすフォロワーさんの素敵なツイートを見る度に、
いつもほっこりしてリンちゃんを思い出しました。
本記事は、リンちゃんの歩んだ犬生を、沢山の方に知って欲しくて書いたものです。
●
第2話|いつも川の字の真ん中にいたんだよ
今日2回目の配信です。
愛犬ラフのお友達リンちゃんは、川に捨てられていた子でした。
どうしても、リンちゃんの生きた証を残したいと思って書いたエッセイです。
どうか読んでください。
お空のリンちゃんとラフも、喜んでくれてるかな?
●
第3話|りんちゃん、またね!
愛犬ラフの犬友リンちゃんに会いたくて昨年エッセイを書いた。
そして今年の夏奇跡が起きた。
お空のリンちゃんとラフが私にもたらしたこの奇跡の話を沢山の方に届けたい。
犬と暮らす苦労や困難、
それを上回るとびきりの幸せ。
リンちゃんとラフ、物語のはじまり
このお話が始まりでした|白いソックスを履いたりんちゃん
愛犬ラフがうちに来た頃のこと。
このエッセイのリンちゃんも心優しい飼い主さんのお家の子になった。
ラフが居なくなってから私はリンちゃんに会いたくて、このエッセイを書いた。
そしてこのエッセイが今年の夏奇跡を起こしてくれたんだよなぁ。
リンちゃんとラフ、思い出の動画
思いがけず発掘された動画です
リンちゃんのお父さんは、リンちゃんとラフが遊ぶ様子を、当時の携帯電話で撮影していました。この動画はあとでいただいたものです。
●
これもリンちゃんの奇跡?
あとがき
愛犬ラフが腎不全とわかって闘病していた頃、私はリンちゃんに会いたいなぁと、ずっと思っていた。なぜだかわからない。ラフが元気だったころの記憶と、リンちゃんの姿が重なるからだろうか?
そしてラフが亡くなってから、私には時々、無性に歩きたくなる日があった。きっとそれも、散歩が大好きだったラフの思い出がそうさせたのだろう。そんな日には、私はラフとの思い出の散歩道に、夕方暗くなってから出かけるようにしていた。そしてその時には必ず、涙を拭くためのタオルを持った。
1人で歩いていると、私は必ずリンちゃんを思い出し、散歩中のリンちゃんに偶然出会えたりしないものだろうかと考えていた。
あの日、職場の先輩にサイトの話をしなかったら――
この奇跡に辿り着くことはなかっただろう。
どうか、このエッセイが、1人でも多くの方に届きますように。
●
作:樫村 慧
▶ 作者の一言
▶ 樫村 慧:犬の記事 ご紹介
▶ 樫村 慧:猫の記事 ご紹介
Follow @kei_kashimura
解説:樫村 慧
●
樫村慧・セルフコメンタリー
樫村慧さんの代表作『ラフと歩く日々』のセルフコメンタリーです。
本作は樫村慧さんの代表作。
ホームセンターで売れ残っていたゴールデンレトリバーと、その子を迎えた家族の物語です。
樫村慧さん自身のコメントで、もう一度どうぞ。
まとめて読んで欲しいから、今日から3日間、樫村慧さんのまとめ読みを連投です。
同じ作者の記事です
愛犬ラフの去り方を決めたのは自分でした。それはとても自然に――
その存在が消えた空間で、無意識にラフを探す日々。
やがてラフとの別れに、意味が生まれ始めます。
近しい方のペットが病気になったとき、一声かけてあげたくなりますね。
励ましてあげたいんです。でも、どんな言葉を掛ければいいのか?
経験した人なら分かりますね。悪気なく、心からの思いで掛けた言葉が、時に相手を傷つけてしますのです。
犬は群れの動物だと言われます。
家族にも、群れとしての序列をつけるのだそうです。
それは時に、弱いものを守るためであったりします。