犬のウンチを分析する
Review
カテゴリー:記事
作者:高栖 匡躬
犬を飼うようになって、”ウンチ”という言葉を、何の躊躇もなく使うようになった。
かかりつけの獣医師とは、”ウンチ”で愛犬の健康状態を伝える事も多い。
飼い主同士での立ち話では、”ウンチ”の話は日常茶飯事である。
しかしかつて”ウンチ”は、異次元の世界の、禁断の言葉であったような気がする。
『うんこドリル』が流行はじめて、「前はどうだったっけ」と思い始めた。
1話|犬を飼うと、いつの間にか言える『ウンチ』
なんとなく、『うんこドリル』と状況が似ている。
犬を飼うと急に身近になる言葉が、”ウンチ”という言葉だ。
それまで縁遠かった”ウンチ”は、”良いウンチ”、”今日2回目ウンチ”など、形容詞まで交えながら、飼い主達の会話に現れ始める。
はじめは家族との会話で。
次にご近所の飼い主同士で。
ウンチが市民権を獲得した瞬間だ。
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2話|女子だって学校でウンチできない
ウンチにはタブーが多い。
誰かと正面切って、ウンチのことで意見を交わすことは普通は無い。
だから、他人がウンチをどう考えているのは、なかなか分からない。
増してや――
男子と女子ではポジションが違うなんで、一般の人達は、なかなか気が付かないことだろう。
今日はそんなウンチを、更に掘り下げてみたい。
犬のウンチから始まった、ウンチの考察だ。
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3話|ウンチの故障と記述法について考える
犬のウンチ。今回は呼称と記述法についての考察してみたい。
飼い主歴が何年にもなると、愛犬のウンチは、何の躊躇もなく”ウンチ”と称することができるようになる。大変な進歩である。
では、以前はどうだっただろうか――?
そんな事を振り返りながら、ウンチのあれこれを考えてみた。
(多分)今回が最終話になるだろう。
© 1994 Miramax
ウンチの話 映画編|パルプフィクション
この映画、ご存知ですか?
タランティーノの出世作。名作とされています。
この映画に絡めて、犬のウンチを考えてみました。
シリーズ4回目です。
深読み? いえいえ、意外に当っているのでは?
因みに、英語では犬のウンチを、poop(プープ)とも言います。
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あとがき
この一連の”ウンチ”の記事ですが、以前に犬とは特に関係のない、一般の読者の方々に発表してみたところ大好評でした。
そこで、Withdogでもと思い公開をしてみたのですが……
うーむ、どうも反応が今一。
どうしてかなあと考えてみたのですが、思えば当たり前ですね。
犬の飼い主同士で”ウンチ”の話をしても、何のインパクトもない。
今日のうちの子のウンチの話なんて、飼い主同士からすると、「今夜の晩御飯のおかず、どうしよう?」ってくらいのものなのですから。
今日のワンちゃんのウンチ、どうでした?
――高栖匡躬 ――
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作:高栖匡躬
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