犬を飼うということ

Withdog 犬と飼い主の絆について

【老犬との暮らし】多頭飼い家族の一員、くろんさん | No.19〜No.22 ~老犬アルバムの思い出(その8)~【思い出に寄り添うこと】

老犬さんたちが集う場所になりたいね
老犬アルバム_くろんさん

老犬アルバム|No.19 くろん(飼い主:マコパパさん)
 
老犬アルバムに想う
私は老犬マニアかも

私は、愛犬ラフが歳をとって、老犬であることを意識するようになってから、急に老犬全てが愛おしくなりました。
面白いことに、愛おしいのは自分の愛犬だけではなくて。他所の愛犬も全て愛おしく見えて来るんですね。ラフが元気なうちは、他所の子にそんな思いを抱いたことは無かったです。もちろん可愛いし、つい撫でたくなってしまうのですが、それは愛おしいとは違う感覚でした。

そう感じるようになってから、それから幾つものブログを拝見するようになって、老犬を追いかはじめました。ここからが、私の老犬マニアの始まりです。

この記事はこんな方に:
老犬(シニア犬)と暮らしている|愛犬が闘病中、または介護中|愛犬が亡くなってしまった|他の飼い主さんのことが知りたい|皆さんの頑張りをみて、元気をもらいたい

 No.19は、くろんさん

今回ご紹介するNo.19のくろんさんと、No.20の里子さんは、マコパパさんという飼い主さんの愛犬さんたちです。マコパパさんは現在7匹の愛犬さんと暮らす多頭飼いのベテランさん。老犬アルバムのツイートを見て、ご連絡をくださいました。

パパさんは、くろんさんが、ずっと一緒にいた里子さんがお空に旅立ってしまってから、寂しがって元気がないのだと心配されていました。パパさんにしたら、里子さんが旅立ってしまってお辛いのに、残されたくろんさんまで元気がない姿を見るのは、輪をかけてお辛かっただろうなと推察します。

多頭飼いのお家では、このようなことが度々起こるのかもしれないなぁとも感じました。

白内障で目の見えなくなったくろんさんが、里子さんの気配が感じられない日常をどのように感じ、どのように過ごしていたのだろうかと考えると、それだけで胸が痛くなります。

『若い子には負けないで、さっちゃんの分も頑張ろうね』

そんなマコパパさんのメッセージは、くろんさんへの励ましと深い愛情が込められているものでした。

 

 No.20は、里子さん

老犬アルバム_里子さん

老犬アルバム|No.20 里子(さとこ)(飼い主:マコパパさん)
 

里子さんは、前の年の11月にお空に旅立ったとの事でした。
奥様の連れ子(連れ愛犬)だったのだそうです。

最初はパパさんにはなかなか懐かずに、ママさんが出張などで留守の時、ご飯も食べず排泄もしなかったのだとか。

そんな里子さんもだんだんと心を開いてくれて、パパさんが寝ていると隣に来たり、パパさんの帰りを玄関近くで待つようにまでなったと。里子さんはパパさんにとっての初めての愛犬、特別な存在なのでしょうね。

マコパパさんの「お父さんの子供になってくれてありがとう」という里子さんへのメッセージは、里子さんへの特別な気持ちが込められているだと知って、目頭が熱くなりました。

マコパパさんには、くろんさんと里子さんの老犬とアルバムから数ヶ月後に、また老犬アルバムにご参加いただくことになります。

そのお話は、もう少し先に――

 

 No.21は、北斗さん

老犬アルバム_北斗さん

老犬アルバム|No.21 北斗(飼い主:北斗ママさん)
 

No.21の北斗さんも、飼い主である北斗ママさんからご連絡をいただきました。

『うちの銀柴さんもそろそろ介護も近そうです。先輩方のお知恵もお借りしたく励ましあえるといいなと思います』

いただいたメッセージには、そんな風に書いてありました。#秘密結社老犬倶楽部のような老犬さん集いの場の役割を、老犬アルバムがほんの少しでも果たせているのなら、とても嬉しいことだなあ。ママさんからのお言葉はとても有難く、同時に身が引き締まる思いがしました。

北斗さんのママさんのツイートの中には、北斗さんとお散歩していたママさんが、見知らぬ方から「頑張ってと心の中で応援しているのよ」とお声をかけられたというエピソードも見つけました。

きっと老犬になった北斗さんを、ママさんが大切に慈しむように連れて歩いている様子を見て、その方はきっと心を動かされたのでしょうね。「素敵なお話だなぁ」と思い、カードをご紹介するツイートには、それを使わせてもらいました。

お声をかけてくれた方も、きっとあたたかいお人柄なんでしょうね。
心温まるエピソードでした。

 

 No.22は、ビーさん

老犬アルバム_ビーさん

老犬アルバム|No.22 ビー(飼い主:「飼い主」さん)
 

No.22のビーさんの飼い主さんからご連絡をいただいたのも、No21の北斗さんと同じ頃でした。

飼い主さんは、今はツイッターをお休みされていますが、『老犬応援というツイートを拝見し、DMさせてもらいました』という書き出しで始まる文面のご連絡でした。

ビーさんは、1人目の飼い主さんと2人目の飼い主さんに先立たれてしまい、今の飼い主さんんの元にやってきたのだそうです。とても印象的だったのは、飼い主さんが文章の最後を、『彼のおかげで、私は生き物全て、人に対してもですが心を寄せるようになりました』と締められていたことです。

もうすでに、老犬になっていたビーさんを引き取って、命の尊さや儚さのようなものを実感されたのかもしれませんね。

飼い主さんはビーさんのことを、『全てを悟ったようなイヌです。愛おしいです』とも書かれていました。

図らずも2人の飼い主さんに先立たれてしまったビーさんは、その運命を全て受け入れて、人を信じて、3人目の飼い主さんの元で暮らしていたのでしょう。そんな姿を称して、『全てを悟ったようなイヌ』と書かれたのかもしれません。

私は犬のそんな健気なところが、たまらなく愛しいです。
優しい3人目の飼い主さんのそばで、いつまでも穏やかに過ごして欲しいと祈らずにはいられませんでした。

 

 次はとても思い出深いワンコ

ラフ_区切り

次のNo.23の老犬さんは、私にとって、とても思い出深いワンコです。

この連載は、なんだか似たような言い回しが多いですね。実際、思い出深いワンコと飼い主さんばかりなのです。なので、またかと思わないでください。

前にも書きましたが、ぜひお誘いしたいというワンコが何匹も頭の中にあるのですが、老犬さんだけにワンコの体調や、飼い主さんのお気持ちを考えてしまって、なかなかお声がけするタイミングが見つからないことが多いのです。

No.23のワンコは、老犬アルバムがスタートする半年前の1月頃に、お空に旅立ってしまったのですが、私がツイッターを始めた時から、ずっと見ていた老犬さんでした。ママさんの作るご飯を美味しそうに食べて、いつも幸せそうに暮らしていた子です。

亡くなった後って、特にお声がけしづらいですよね。
飼い主さんのお気持ちがどうなのか、分かりませんから。でもどうしても老犬アルバムの仲間になってもらいたくて、お気持ちが落ち着くだろう頃、お盆を過ぎたら、ご連絡してみようと密かに考えていました。

でもその時が偶然にやってきました。思いがけずママさんの方から、ツイッターに「これからもよろしくお願いします」というご挨拶をいただいたのです。どんなきっかけでそのご挨拶をいただいたのかは思い出せないのですが、そのご返事の最後に、思い切って「老犬アルバムにご参加いただけませんか?」と入れてみたのです。

それは、私が考えていたお盆よりも前のことでした。

このお話は次回にーー

 

――つづく――

文:樫村 慧
 ▶ 作者の一言
 ▶ 樫村 慧:犬の記事 ご紹介
 ▶ 樫村 慧:猫の記事 ご紹介

――次話――

次話は、No.23のナルトさんの思い出から始まる4話です。
(内1話は老猫アルバム)

ナルトさんは可愛らしくて、ツイートがいつも楽しみでした。
お空に旅立った時の衝撃は、今も忘れられません。
老犬と老猫に、飼い主さんのイメージの違いを知ったのは、ナルトさんのカードを作っている頃。そして、私が尊敬する飼い主、真凛さんの愛犬No.24のアレサさんが登場します。

――前話――

前話は、No.16の、哲さんの思い出から始まる3話です。

哲さんは、私が知った頃はもう天国支部の一員。
でも哲ママさんは哲さんへの愛情たっぷりでした。いつまでも可愛い。いつまでも愛している。そして、老犬好きは、他の老犬さんにも優しい。私のお手本です。

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

――この連載の1話目です――

第1話は老犬アルバムがスタートした経緯をお知らせします。

老犬アルバムのスタートは、一匹の大型犬、タフィさんが旅立った時の飼い主さんの言葉がきっかけです。「大きくて優しい子、ありがとう、大好き」その一言が忘れられませんでした。どうしてもそれを、何かの形に残そうとカードを作りました。
大きくて優しい子が、老犬アルバムを作ったんです。

 老犬アルバムのご応募方法はこちらです

老犬アルバムに応募するのは簡単

老犬アルバムに必要なのは、下記の6つの情報だけです。
①愛犬の名前
②愛犬の年齢(~カ月まで分かると尚良し)
③飼い主の名前(~ママとか、ハンドルネーム)
④小型犬、中型犬、大型犬の区別
 ※人間年齢を換算するために必要です。
 ※超大型犬は大型犬、超小型犬は小型犬で換算します。
⑤愛犬への一言、または、愛犬からの一言
⑥お気に入りの写真1枚

Twitterからの応募となります。
下記(担当:樫村慧)にDMをお送りください。

 老犬アルバムと老猫アルバム

老犬アルバムはここからスタートしました。
長老のハリー君は2019年6月20日に17歳の誕生日を迎えて、人間年齢124歳です。
でも、犬は何歳になっても子犬のようです。

老犬アルバムは51匹目からVol.2に突入しました。
開始当初は51匹は遠い未来でしたが、沢山のご応募のお陰です。
犬は子犬や、成犬の頃には見せなかった姿を、老犬になってみせたりしますね。
毎日が新しい発見です。

老犬アルバムは101匹目からVol.3です。
飼い主が家に帰っても、ずっと寝たまま。若い頃はお迎えにきたのにね。
しかし、その寝姿がまた愛おしく感じます。
時々頑固者になるのは、人間と同じですね。

老犬アルバムの猫版。老猫アルバムです。
犬と猫の違い-――、猫歳をとっても見た目が変わらないので、絵にかいたような老猫というのがいないんですね。飼い主さんの心の中で、この子も歳をとったなあと思ったときが老猫。老犬よりもカードの数は少ないのですが、どの子も飼い主さんの愛情いっぱいです。

 樫村慧|他の作品

近しい方のペットが病気になったとき、一声かけてあげたくなりますね。
励ましてあげたいんです。でも、どんな言葉を掛ければいいのか?
経験した人なら分かりますね。悪気なく、心からの思いで掛けた言葉が、時に相手を傷つけてしますのです。

いつも散歩道で会っていた、土佐犬リンんちゃん。
いつしかそのリンちゃんは、散歩道に現れなくなりました。飼い主さんが人と会うのを避けるようになったのです。大型犬で闘犬の血が流れたリンちゃんには、いわれのない偏見の目が合ったのです。

 

© 2017 Peachy All rights reserved.