ピーチーの闘病記:癲癇(てんかん)編

ピーチーの場合、抗てんかん薬としてイーケプラが有効だったようです。
しかし当時はまだ新薬であったために、高価で入手性も良くはありませんでした。常用でなく頓服とし1クールを使用し、そこで一旦使用を止めて様子を見ていたのがこの記事を書いたころです。
この後、癲癇はまた違う展開を見せるのですが、ここまでの段階でのイーケプラの使用感をまとめました。当時はまだイーケプラの上方はほとんどありませんでしたので、いち早くそれを、同じ病気で悩む飼い主さんと共有したく思っていました。
当時のブログより
※文体は執筆当時のままです。
朝にてんかんの発作を起こしたピーチーですが、今日はずっと様子を見てあげるわけにはいかず、その後僕は外出をしました。
一緒にいられる時間は、可能な限り一緒に過ごすのですが、それにも限界があります。
幸いにも今日は、うちの奥さんが家で仕事ができる日だったので助かります。
外での仕事を手早く済ませ、早めに帰ってきたところ、ピーチーは買ってあげたばかりのラグの上で、すやすやと寝ていました。
(発作の後なので、カーテンを閉めて暗くしてあります)
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ラグがお気に入り
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奥さんによると、発作の前に時々やる、少しおかしな行動(マズルの辺りを掻きむしる)があったようですが、幸いにも発作は起きなかったそうです。
イーケブラ飲をむようになり、重責の発作は起きていないのが救いです。
ちなみに現在のピーチーは、大発作を起こしても、重責さえしなければしつけは取れません。ありがたいことです。家に帰ったときには、トイレシートのど真ん中に真ん丸なシミができていました。よしよし。
朝の大発作を別にすれば、ピーチーはお気に入りのラグの上で、気持ちよく過ごした一日だったようです。
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やっぱりラグだね
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さあ、これから晩御飯です。
実はピーチーはこの夏、スペシャル・メニューを食べることになっています。
朝のブログでご心配をいただいた皆様。ピーチーは今日は概ね幸せな一日でした。
ありがとうございました。
――癲癇闘病記・発作は嫌いよ(27/31)つづく――
文:高栖匡躬
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――次話――
発作は嫌いよ|28/31
ピーチーは発病してから急に弱りました。
大好きな散歩もトボトボ歩きだったりして。
少し前は、毎朝5㎞走っても足りないくらいだったのに――
ヘルニアも指摘されていました。
1つ病気をすると、次々に何か出てきます。
老犬になったなあと思いました。
――前話――
発作は嫌いよ|26/31
早朝に発作に襲われたピーチー。
前後の足で、バタバタと宙を掻いています。
思い出せばこの発作が起きる前には、妙に調子が良くて、可愛く甘えてきていました。
やはり愛犬を「可愛いなあ」と感じる時は、発作の前触れなのかもしれません。
――この記事の初回です――
発作は嫌いよ|1/31
我が家の愛犬、ピーチーの癲癇闘病記です。
それはある日突然の発作からはじまりました。
予備知識もなく駆け込んだ救急病院。
発作は1回限りのものかもしれず、まずは様子見だそうです。
――僅かな希望
しかし、発作はその後も繰り返し襲ってきました。
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最初は夏バテかなと思い、次に熱中症を疑いました。
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