うちにきて1502日目 ~ピィ子の成長日記|124~
ピィ子はブルテリア。短毛種です。
だから、寒さにはとても弱いのです……
今年は暑かった
今年は暑い日が続きました。
つい3日前は11月初旬にも関わらず夏日があったほど。
紅葉や落ち葉で秋の気配は感じるものの、気温が高いので今一つ秋を実感できない日々でした。
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秋の味覚、サンマも高くてなかなか手が出せず、松茸もとても買う気にならずで、食べ物でも秋の実感が薄いままでした。
急に冬が来た
一昨日は急に冷え込んで来たので、ピィ子のために”しまホイ”を出してあげました。
(しまホイは正式名称は『しまむらロールクッション』と言います。犬をダメにするクッションとして有名です)
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ピィ子はしまホイが大好き過ぎて、真夏でもしまホイに潜り込もうとします。
なので熱中症対策として、初夏の手前でもう仕舞ってしまいます。かわいそうだけれど、熱中署になられては困りますから。
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出してあげると、ちゃんと入り方を覚えていて、すぐに器用に潜り込めるようになりました。ただし、このしまホイは本当に犬をダメにするので、ピィ子は一日中この中で寝ています。時にはご飯も食べに来ないほどです。
しばらくは、この寝たきり犬と付き合わなければなりません。
ポンチョも登場
ピィ子の冬のアイテムとしては、ポンチョも必須です。
しまホイに続き、ポンチョも出してあげました。
しまホイ+ポンチョで、ピィ子の冬が始まりました。
10月29日~11月4日のツイッターです
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ピィ子の成長日記|123
ピィ子の成長日記|123
— Peachy (@peachy_love) 2023年10月29日
外耳炎になってたピィ子。
薬の投与1クールで良くなるかと思いきや、まだ細菌がいるのだとか。
耳の奥に薬をささせてくれないので、別の薬に変更。
今度は家での追加投与も洗浄も必要なし。
初めからそうしてくれれば良いのに。
そろそろ再再診です。https://t.co/xd0I6X524C
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今日はサンマを食べました
今日はサンマを食べましたぁ
— Peachy (@peachy_love) 2023年10月29日
頭と骨ね#犬を飼うということ#ピィ子#ブルテリア#サンマ#秋の味覚 pic.twitter.com/MWNRYSGPpA
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耳が良くなってたよ
耳が良くなってたよ
— Peachy (@peachy_love) 2023年10月30日
ピィ子の外耳炎が治りました。
写真は待合室のピィ子。
飼い主の足の上に座りたがります。#犬を飼うということ#ピィ子#ブルテリア#外耳炎#治ったよ pic.twitter.com/89E9GC2Ij2
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診察の順番待ち
診察の順番待ち中 pic.twitter.com/Krbx7AiQBv
— Peachy (@peachy_love) 2023年10月30日
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今日は散歩に行かなーい
今日は散歩に行かなーい
— Peachy (@peachy_love) 2023年10月30日
寒くなってきたので、毛布代わりにしまホイをクレートに入れてあげたら、朝、出てこなくてなりました。
散歩よりしまホイの方が良いみたいです。#犬を飼うということ#ピィ子#ブルテリア#しまホイ#寒いもんね pic.twitter.com/gKNlwCMfy2
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11月1日は犬の日
ワンワンワン!
— Peachy (@peachy_love) 2023年10月31日
11月1日は犬の日でーす。
そして、飼い主の誕生日でもあります。
さあ、今日はどんな日になるかな?#犬を飼うというこ゚と#ピィ子#ブルテリア#犬の日#あくび
▼下は0歳のピィ子。
鈴の付いた猫の首輪をしていましたぁ。 pic.twitter.com/A1LN0zgjKU
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これアタチの布団
これアタチの布団
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月1日
捨てる予定で、畳んで袋に入れ、壁に立て掛けていた布団。
いつの間にかピィ子が窓際に運んで、くつろいでいました。
どうやって運んだの?
どうやって袋からだしたの?
不思議怪獣#犬を飼うということ#ピィ子#ブルテリア#アタチの布団#自分で運べるよ#袋からも出すよ pic.twitter.com/FBT6uLIKKU
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日向でお布団
日向でお布団気持ちいぃ♫
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月2日
上に乗って良し、挟まって良し。
好き放題のピィ子です。#犬を飼うということ#ピィ子#ブルテリア#マイお布団#ずっと寝ているよ pic.twitter.com/hmMNl0h9UJ
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『サ・ク・ラ・サ・ク』第1章 ~いつもとちがう朝~
話題のChatGPTで絵本を作ってみました。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月4日
先代犬のピーチーの話です。
文章は自分で書いて、挿絵だけをChatGPTに任せています。 pic.twitter.com/74fJm87DlZ
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14年前、小さな小さな段ボールに入ってうちにやって来た君。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月4日
肌がピンク色だったから、ピーチーって名前になった。 pic.twitter.com/wm2W2taXGc
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すごくすごく元気で、10歳を過ぎても「子犬ですか?」って間違われた君。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月4日
公園で棒を投げたら、弾丸のように駆けだしたよね。
あんまりに元気なものだから、病気になるなんてこれっぽちも思わなかったな。
いつか別れの日が来ることも、頭の片隅にはあったけれど、遠い未来の話だった。 pic.twitter.com/Ub0j5o7G8T
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4月のある日、夜明け前のことだった。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月4日
――ドサリ、ドサリという音。
「何だまた寝ぼけたのか?」
そう君はよく寝ぼけて、突然に起きて暴れたものだった。
「こんなに早くに、なんだよ~」
いつも同じ布団で寝ていた君は、布団の端の方にいって虚空に向けて足を掻いていた。 pic.twitter.com/yeFts3fvKi
▼
あ!
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月4日
いつもと違う君。
どうしたの?
何が起きた?
どこか痛いの?
言葉なく四肢は空を切る。棒を追いかけて公園を走るように。
「死んじゃう!」
咄嗟にそう思った。
救命救急に――、電話――
以前に獣医さんでもらったカードがあった。
ダイアルのボタンを押す手が震えた。 pic.twitter.com/X08keSaZHM
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早くしなきゃ、早くしなきゃ!
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月4日
気持だけが焦る。
やっと電話がつながった。
『どうしましたか?』
「うちの子が……」
自分でも分かるほど、上ずった声。
タクシーで病院に駆け付けた時には、もうすっかり落ち着いて、ケロッとした顔の君。
「てんかんの大発作ですね。心配ありません」 pic.twitter.com/iDJ6c3QZ0G
▼
この病気は発作はおさまってしまえば、もう何もやることがないのだそうだ。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月4日
獣医さんの言葉に胸をなでおろしたよ。
てんかんはほとんどの場合は原因不明。根治治療はなくて、対処療法のみ。
それぞれに周期があって、その周期が10年の子は、もうずっと発作はこない。 pic.twitter.com/cs619H3cSF
▼
周期が20年の子は、そもそも生まれてから一度も発作はこない。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月4日
――だってさ。
君は一体、何年周期なんだろうな?
その後で、かかりつけの病院にも寄って診てもらった。
1回だけの発作では、特に何もすることがないそうだ。 pic.twitter.com/bGarhqer8X
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「高齢犬だとよくあることです」
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月4日
「様子見をして、2回目がすぐに来るようなら薬を飲み始めましょう」
要するに、今の状態を正確に言うと――
『心配ありません』ではなくて、『心配しても仕方があません』ということか……
でも、いたって事務的な対応だったことに、かえって安心したよ。 pic.twitter.com/6kUXbiMZvS
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――しかし。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月4日
「高齢犬かあ……」
これまで考えもつかない言葉だった。
病気なんかのことよりも、そっちの方がショックだった。
「高齢犬かあ……」
いつものように、トボケタ顔でこっちを見上げている君。
自分では何が起きたか分からないだろうけど、大変だったんだぞ。 pic.twitter.com/hxVZG5lDhC
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君はいつものように、元気な足取りで病院を出た。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月4日
全てが終わって気が付くと、日の出もとうに過ぎて、お昼前になっていた。
――そうか!
「さっきからこっちをチラチラ見るのは、お腹が空いたからだな」 pic.twitter.com/aM4qDCG6bw
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朝ごはんがまだだもんなあ。散歩にも行っていないよなあ。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月4日
いつもの、『おはよう』だって、まだ言っていないよ。
――しかし。
「高齢犬かあ……」
これから、もっと大事にしてやらなきゃな。
そんなこと、思ったこともなかったよ。 pic.twitter.com/5o8prN1Eci
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「さあ、帰ろう」
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月4日
まずはご飯を食べて、それから散歩に行こう。
でも今日だけは、棒を投げるのはやめとこうな。
つづく pic.twitter.com/tLy7cNS4WN
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11月5日~11月11日のツイッターです
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甘えてきます
ピィ子が甘えてきます pic.twitter.com/UyfMwYjZuV
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月5日
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『サ・ク・ラ・サ・ク』第2章 ~普通の日々を想う~
『サ・ク・ラ・サ・ク』
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月6日
第2章 ~普通の日々を想う~
挿絵をアニメ調に統一してみました。 pic.twitter.com/qNz3VfUw4j
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あの衝撃の朝以降は、君はすっかり元気になった。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月6日
次の発作の予兆のようなものはないし、ちょっとした変調すらもない。
毎日散歩に行って、公園で棒を追いかけた。 pic.twitter.com/6ki7X4pVfd
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あんまり何もなかったので、
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月6日
『これから、もっと大事にしてやらなきゃ』
っていう思いも、心の引き出しのどこかに仕舞って忘れてしまっていた。
きっとそんな僕に、罰があたったのだろう。
あの日から1ヶ月が過ぎて、突然にまた発作がやってきた。
今度は立て続けに2回、3回、4回…… pic.twitter.com/HtAJdFDEvE
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病院に連れて行ってからも、投薬の最中に発作。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月6日
都合、合計で8回も。
――それから君は薬を飲むようになった。
何というか、”闘病”という言葉が身近に感じるようになった。
ほんの少し前には思いもつかなかった言葉だ――
てんかんとの付き合いはそれからも続いたけれど、幸いにも新薬が効いてくれた。 pic.twitter.com/9oOBUoMCXY
▼
一生薬を飲むことになりそうだけれど、しっかりコントロールはできていて、病気との付き合い方にも慣れてきた。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月6日
「なんとかやっていけそうだな」
そんな風に思い始めた矢先に、君には別の病気がやって来た。
真夏の頃。世の中はお盆休みの最中だった。 pic.twitter.com/k38zoRGC2L
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ぐったりとして動けなくなった君を抱いて、救命救急センターに駆け込んだ。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月6日
「今度は劇症肝炎?! 厳しい状態?!」
何でこの子だけ、こんなに苦しむのだろう?
――それが正直な気持ちだった。
犬は強い生き物だと思う。どんなに辛くても生きることだけを考えている。 pic.twitter.com/gsD1zrosWI
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死の淵を覗いた君は、奇跡のようにこちら側に戻ってきてくれた。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月6日
目に生気が戻り、ご飯を食べる食べる。
食欲の神様、ありがとう!
退院のときは、君は自分で歩いた。
あの危険な時期から、1週間ほどしか経っていないのに。
――君は知らないだろうけど、獣医さんからは安楽死を勧められていたんだよ pic.twitter.com/Q5WC63A9Sv
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すっかり良くなったと思ったけれど、世の中はそんなに甘くない。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月6日
君は段々と弱っていった。強い薬のせいだった。
――免疫抑制剤――
病気を治そうってしているのに、何で免疫を落としてしまうんだろう?
それも徹底的に。――不条理極まりない。
免疫を落として良かったことも無くはない。 pic.twitter.com/HyhzCjrkQN
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あれほど悩んだてんかんの発作が、まったく起こらなくなった。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月6日
ずっと聞こえなかった耳が、急に聞こえるようになった。
多発的に現れていた関節炎や内臓の腫れも引いた。
――何だ、原因は一つだった。
みんな免疫が悪さをしていたのか。
分かって見たものの、これまた不条理極まりない。 pic.twitter.com/jlSG1EDRu4
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この頃から、君は急に歳をとったように思う。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月6日
10歳を過ぎて子犬と言われたことなんて、もう想像もできないほどに。
――年相応?
そう言ってしまえばそれまでだろう。だけどちょっと悔しいね。 pic.twitter.com/2x9fIuECCk
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君はよろよろと歩いた。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月6日
永久機関で動いていたと思っていた君。
全力で棒を追いかけまわしていた弾丸の姿は、もうここにはない。
何事も無かった普通の日々が、急に愛おしく思えてくる。
でも、真っすぐに前を見て、自分で歩こうとする姿はとても格好良かった。 pic.twitter.com/p0P9cjkRRW
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「高齢犬って言うよりも、老犬の方が似合うな」
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月6日
そんな風に思った。
老犬というのは、老兵に通じる響きがある。
頑固で自分のやり方を曲げないんだ。
――君もね。
マッチョだった君の筋肉が、すっかり落ちてしまったのも薬のせいだろう。
でも、筋肉はまた付ければいい。 pic.twitter.com/0rCchaI50i
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気長にいこう。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月6日
朝は何度でもやってくる。
そんな風に思っていた。
つづく pic.twitter.com/Z5K5eeMKkg
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布団でテント
今日は布団でテントを作っていました。 pic.twitter.com/OHsZgOg10K
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月6日
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今日は雨
今日は雨 pic.twitter.com/YASaA1MfMC
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月6日
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頑固ちゃん歩かず
頑固ちゃん歩かず
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月7日
今日の散歩は15m
立ち止まったきりで、置き物状態。
尻尾を股間に巻いて、鼻をヒクヒクさせるだけ。
でも帰りはスタスタ小走り。
やはり何か見えた?#犬を飼うということ#ピィ子#ブルテリア#今日は歩きません#鼻ヒクヒク pic.twitter.com/rmI9vdHHT3
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『サ・ク・ラ・サ・ク』第3章 ~ごほうびは何?~
『サ・ク・ラ・サ・ク』
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月8日
第3章 ~ごほうびは何?~
別れの予感。
だから準備をはじめよう。
前向きに。
その時のために。 pic.twitter.com/6zuhQPrpai
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君はあれほど好きだった散歩が、急に嫌いになった。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月8日
どうした?
しんどいのか?
でも、歩かないでいたら増々筋肉量が減っていく。
だからなだめたりすかしたりしながら歩いた。ヨロヨロと。
いつの間にか君が大好きだった散歩は、リハビリに変わっていた。
――本当に老犬になってしまったなあ。 pic.twitter.com/vJoObPC1JZ
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その頃、心配事は多かったけれど、辛いことばかりじゃなかった。むしろ楽しいことの方が多かったように思う。いや言いなおそう。楽しいことばかりだった。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月8日
――老犬というのも良いもんだなあ。
愛でる存在なんだよ。老犬は。
そんな風に思う。 pic.twitter.com/xdobNHTxnG
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よろめきながら歩く姿も、ごはんを食べるのが下手になったことも、ときどきトイレを失敗してしまうことも――
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月8日
14年かかって出来上がった、うちにピッタリの生き物が君。
君の全部が可愛いくて仕方がない。
「もうすぐ春だなあ」
気が付けば桜の蕾が膨らんできていた。まだ硬い蕾だけれど。 pic.twitter.com/dWnHm9LG8e
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短毛で、寒いのが苦手だった君。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月8日
もう少しの辛抱だ。君が好きな、過ごしやすい季節がやってくる。
「今年もお花見をしような」
段々と平均気温が上がり、”一雨ごとに春が近づく”と言う時期。
君はほんのちょっとだけ、ゼエゼエという息をした。 pic.twitter.com/jXmn5Yv8tG
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すぐにそれは収まったのだけれど、なんだか嫌な予感がした。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月8日
ちょうど翌日は、かかりつけの動物病院に行くことになっていた。
腰の辺りに大きなしこりのようなものがあって、そっちの方が心配だった。
腰を触診した主治医は「心配ないでしょう」と言ってくれた。 pic.twitter.com/uYF2q9OEf2
▼
「念のためにレントゲンを撮りましょうか?」
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月8日
と訊かれたので、「お願いします」と答えた。
――その後主治医との面談。
深刻な顔だった。
「腰のしこりは悪いものではありません。しかし――」
言い淀む主治医。
「肺に大きな影があります。恐らくは肺がんでしょう」 pic.twitter.com/Oibe8tQqfl
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その瞬間に、床が虚空に解け落ちて、宙に投げ出されるような気持がした。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月8日
フワフワと現実感がないクセに――
別れはそう遠くないものとして、現実味を帯びてきた。
そこで思ったことがある。
それはいつか君との別れの日が来たら、笑顔で送ってやろうということ。
その理由はこうだ―― pic.twitter.com/2SSZTOTrDz
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犬には3つの大好きがあるという。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月8日
1つめはごはん、2つめは散歩、そして、3つ目は飼い主の笑顔。
犬は飼い主の顔を真似るらしい。飼い主の笑顔を見ると、嬉しくなる。だから自分も飼い主を喜ばせようと、飼い主の笑顔を真似るのだそうだ。 pic.twitter.com/T2UatqWEx1
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14年間沢山楽しませてくれたのだから、お別れの日にはごほうびが必要だろう。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月8日
では、どんなごほうびが良いか?
そんな風に考えたら、笑顔が一番良いような気がした。
陽気な君には笑顔が似合うしね。
――でも、僕は君を笑顔で送れるだろうか?
――泣かないでいられるだろうか? pic.twitter.com/tKoNzCRFVO
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それをするには、きっと相当な覚悟と心の準備が必要だろう。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月8日
「まだ自信がないな……」
どうかその日が、ずっとずっと先でありますように。
新しい朝が、何度も何度も迎えられますように。
つづく pic.twitter.com/TmGtP0zhKM
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久しぶりの、しまホイ
久しぶりの、しまホイ
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月9日
あれ、使い方が違うよ。
入り方、忘れちゃった?#犬を飼うということ#ピィ子#ブルテリア#しまホイ#今シーズン初 pic.twitter.com/imZ5MqfkB6
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入れましたぁ
入れましたぁー pic.twitter.com/JGa0pxeHUj
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月9日
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『サ・ク・ラ・サ・ク』第4章 ~ドッグイヤー~
『サ・ク・ラ・サ・ク』
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月10日
第4章 ~ドッグイヤー~
犬に流れる時間は、人間とはちょっと違っています。
もっとゆっくり生きてくれればいいのに。 pic.twitter.com/S12x3nDVQA
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実は、君が病気になる前から決めていたことがある。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月10日
もしも君が重い病気に罹って、それが治る可能性があるのならば徹底的に闘おう。
だけどそれが、治る見込みがないものだったら、僕は闘わない。
――治療は苦しいものになるだろうから。
君の病気は後者だったから、闘うのはやめにした。 pic.twitter.com/cHp2cFW1s7
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確定診断もしなかった。確定するためには全身麻酔で細胞をとる必要があるからね。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月10日
でも、無責任に投げ出したわけじゃない。
残された日々を、どうやって濃く、楽しく過ごすかが最大の課題になった。
といっても特別大げさなことをするわけではない。ご飯だって普段通りのカリカリだしね。 pic.twitter.com/Lw2JTEXGzR
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飼い主にできることといったら、いつも君と一緒にいることを心掛けるくらいのことだ。ただこれだって、人並みに社会生活を営む人間にとっては、結構大変だったりするのだけれど。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月10日
君の方もこっちにくっついて離れなくなった。どこにいっても付いてくる。 pic.twitter.com/fun9wTMS7m
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きっと自分の体の異変に気付いていて、不安だったんだろうな。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月10日
ドッグイヤーというのは、よく耳にする言葉だ。
それは犬が、人間の7倍の速度で歳をとっていくことを表している。
実際には、幼犬のときは1年で人間の10倍以上で、老犬になってからは5倍程度。 pic.twitter.com/IzF9TA5nJL
▼
小型犬と大型犬でも歳の取り方は違っているのだが、何れにしても犬の時計は人間よりもずっと早く回る。それは病気に関しても言えることだ。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月10日
君の病状はあっという間に悪くなっていって、病院で診察を受けてから僅か1週間ほどで、少し歩くだけで息が上がるようになった。 pic.twitter.com/9f0JCT7OuK
▼
だから家に酸素のテントを用意した。一緒にいるときには吸引マスクで直接酸素を吸って、ご飯を食べるときにはテントに入ってもらった。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月10日
犬は誇り高い生き物なんだと思う。
君はそんなに悪い状態でも、自分でトイレに行こうとした。 pic.twitter.com/pGxpr8fa0b
▼
一人では歩けないので介助してやる必要があったのだけれど、君はきちんとトレーの中でオシッコができると『どうだ!』って自慢げな顔をした。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月10日
「すごい、すごい、偉い、偉い!」
そんな君を、家族で思い切り褒めた。
きっと君は不安だったんだろうな? pic.twitter.com/pGpYwmYmSC
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いつも君の眼は家族の姿を追っていた。そして姿が見えなくなると、動けないくせに立ち上がろうとした。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月10日
この頃から家族でシフトを組んで、必ず誰か一人は君の側にいるようになった。
そしていつも君の視線の中に居られるように、君の寝床と酸素発生器を頻繁に移動させた。 pic.twitter.com/VY5NNONpnq
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それからもう一つ。
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月10日
朝起きたら真っ先に、『おはよう』の挨拶と共に、君が息をしているかどうかを確認するのが日課になった。
これまで当たり前に迎えていた朝は、当たり前には来ていなかったんだね。
つづく pic.twitter.com/TElhDDs9GE
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白ご飯にサンマの頭
今日の晩御飯は、
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月10日
白ご飯にサンマの頭ぁ!
まずはサンマから頂きまーす。
デザートにサンマの骨でーす。 pic.twitter.com/fV9widV1Lu
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今日からポンチョ
今日からポンチョ
— Peachy (@peachy_love) 2023年11月11日
あまりに寒くてポンチョ登場。
秋をあまり実感する間も無く冬の気配。
ピィ子は土手でシッコと💩をしたら、すぐに帰りたがる。
今はしまホイで爆睡です。#犬を飼うということ#ピィ子#ブルテリア#ポンチョ#寒いのが苦手 pic.twitter.com/jUuxvaNxmq
●
毎度ですが、ピィ子についてお知らせしておきます。
●
血統書登録名:ピーチー
生年月日:2019年6月28日
犬種:ミニチュア・ブルテリア
性別:メス
性格:陽気、細かいことは気にしない、頑固者、意固地
人見知り:全くなし
犬見知り:しない。人も犬も大好き。
空気を読まない:遊んで!の熱意がすごい。
その他:大食い(と思っていたが、実はそうでもないかも)
要注意:顎が恐ろしく強い(犬の中ではチャンピオンと言われる)
痛みに強い:病院で注射されながら、尻尾を振る
水:とてもよく飲む
――ピィ子の育児日記――
文:高栖匡躬
▶プロフィール
▶ 作者の一言
▶ 高栖 匡躬:犬の記事 ご紹介
▶ 高栖 匡躬:猫の記事 ご紹介
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――次話――
ピィ子の成長日記|125
最近入手しにくくなった、しまホイ。
ブームだった頃はすぐに買えたのに……
現在は、お店には毎年入るらしいのですが、入荷数が少ないのでなかなか買えません。
3年前と2年前は続けて入手できず。
今年はクマ柄とカエル柄の2つを買いました。
――前話――
ピィ子の成長日記|123
外耳炎になってたピィ子。
薬の投与1クールで良くなるかと思いきや、まだ細菌がいるのだとか。
耳の奥に薬をささせてくれないので、別の薬に変更。
今度は家での追加投与も洗浄も必要なし。
初めからそうしてくれれば良いのに。
そろそろ再再診です。
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――育児日記の1話目です――
ピイ子がうちにきて1週間
飼育本の躾テクニックは、真似しても上手くいった試しがありません。
よそでは上手くいっても、うちの子は違うということですね。
ということで、試行錯誤の記録です。
まずはトイレと、甘噛み、座れから。
●
我が家が先代犬のピーチーを迎えたときのこと
偶然に手に入れたマンション。
引っ越してからわかったのですが、なんとそのマンションは、当時にしては珍しい、ペット可の物件でした。
マンションがペット可とだ気が付いたのですが、すぐに犬を飼おうとはなりません。命を預かるのですから覚悟が大事です。最後まで面倒が見られるかな?
――まだまだ迷いがありました。
ペットショップからの電話で、予約していたアイパンチのブルテリアがお店に来たことを知った筆者。あまりにも突然で、心の準備がまるでありませんでした。
●
犬を飼うということ
『犬を飼うということ』は当サイトのサイト名。
沢山の意味を込めた名です。同名のTV番組が有名なのですが、それはそれ。
出会いから別れ、喜びも悲しみも、全部詰まっている言葉ですね。
その昔、谷口ジロー氏の『犬を飼う』のように、犬を愛そうと思っていました。
そしてピーチーがきました。
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もう一度、犬を飼うということ
愛犬ピーチーが去って、3年。
少しだけ寂しいけれど、その寂しさを楽しむ毎日。
次の子は?
と考えなくもないけれど、是非にという気持ちでもなくて――
そんな中で、1枚の写真が送られてきました。