チョコラッの闘病記 第1章(2/3)
本記事は長期連載の1部。そしてチョコラッは3年目(2019年6月)を迎えて生存中です。
難病であっても希望を持ち続けたいと願う、飼い主の思いで書かれた闘病記です。
初回記事はこちらです。チョコラッの闘病記 1話
ペットに貧血の症状が現れ改善しない|非再生性免疫介在性貧血と診断された|治る見込みは?|治療法は?|どんな闘病になるのか心配|免疫系疾患の難しさを実感している|経験者の体験談が聞きたい
10月28日 貧血の数値
昨日、チョコラッの採血に行ってきました。
貧血の数値は、2日前とほぼ同じでした。
赤血球が急激に減少していなくて良かった。
まだ外注している血液検査の結果が出揃っていないので、確定ではないですが、
免疫介在性溶血性貧血の確率は低いと、医師に言われました。
免疫介在性溶血性貧血・・・大変怖い病気です。
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貧血の要因は幾つもあって、造血に問題がないか調べるには麻酔が必要なため、まだ貧血理由確定せずです。
鼠径ヘルニアだけが貧血の原因なのかは、不明ってことです。
鼠径ヘルニアの手術は今は出来ません。
貧血は最悪死に関わるけど、鼠径ヘルニアは運悪く腸閉塞にならない限り大丈夫だから、まずは貧血の理由を確定して、赤血球の数値を上げてから手術みたいです。
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とりあえず、毎日脱腸してないか手探りで確認して、脱腸してたらお腹の中に腸を戻す作業を私がしてます。
圧迫排尿の別のやり方は若干出来る様になったけど、まだ難しいかな。
チョコラッは痛み止め飲み始めてから、超元気(笑)
今日の様子は
ゴハンもペロリ。
バギーでお散歩に行くと「歩きたい」と駄々こねます。(苦笑)
歩きたいって言うか、草で遊びたいだけなんだけど。
「貧血だから、レバーとかあげた方がいいですか?」って聞いたら、「要らないです。栄養しっかり摂れればそれでいいです」だって。
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2匹で仲良く寝てたんだけど・・・
チョコラッのイビキがうるさ過ぎて起きたティアラ。
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ティアラ「姉ちゃん、うるさい( ̄^ ̄)」
チョコラッ「(@ ̄ρ ̄@)zzzZZZ」
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寒くなってきたので暖かくしてお過ごし下さいね。^ - ^
――【非再生性免疫介在性貧血】病名確定まで(2/3)・つづく――
文:らぶプー
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――次話――
ついにチョコラッの病名が確定します。
――病名は、免疫介在性溶血性貧血。
つまり、難病です。
免疫抑制剤を使うしかないのですが、それを使うと他の病気に罹りやすくなるし――
飼い主は悩ましいですね。
※実はもっと後の方で、本当の病名(もっと深刻)も明らかになり、
また免疫の不思議な振る舞いも記事内に出てきます。
――前話――
この病気は、自己免疫不全で起きるもの。
自分の免疫が、自分の体を攻撃し始めるのです。
病原菌やウィルスが見つかるわけでもなく、CTやMRIにも病変が映りません。
だから、最初はそうだと分かりません。
なんとなく調子が悪い……
病院に行っても原因不明。
しかし、状況は悪化していく。
何故――、それが始まりです。
まずは病名が確定するまでのお話から。闘病記を書く理由についても語られます。
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この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。
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おすすめの闘病記です-ステロイド、免疫抑制剤
ステロイドの減薬|体験談と闘病記
ステロイド剤は一般的な薬であるにも関わらず、必要以上に嫌われているように感じます。その原因として、適切な使用方法が行われておらず、そのために無用の副作用を被る場合が多いのだと想像できます。
実際に飼い主さんたちが書いた体験談(闘病記)を読むと、動物医療の専門家である獣医師でさえ、ステロイド剤の功罪を良く知らないで使っている場合が多いように思えるのです。
免疫抑制剤|体験談と闘病記
愛犬ピーチーの体験談、今回は免疫抑制剤です。
ステロイド剤から免疫抑制剤への切替は簡単ではありませんでした。
今回はその難しさの実例を。
犬の原因不明の病気の影には、自己免疫不全があるように思います。
実は多くの犬が、無縁でないのでは?
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出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。