ルイの闘病記:低アルブミン血症 
前日の先生からの説明は、一瞬にして私の思考回路を混乱させてました。
私は、家に帰ってからもしばらく呆然自失で、なにも手につかず。
ルイの深刻な状態に、これまで気づかずにいた自分の愚かさに、後悔するばかりでした。
当時のブログより
今後はこのブログ、ルイの闘病日誌になります。
まずは、記録として昨日の検査結果です。
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そして治療の2日目。
午前中に点滴と、ステロイド注射をしてきました。
そして昨日――
突然のことに動揺していて、聞かなかったルイの病名についても聞きました。
先生は、「内視鏡検査で確認しないと、はっきりと病名は診断できないけれど」と前置きをしてから、「リンパ管拡張症を疑っています」と言われました。
そして、他の可能性として「炎症性腸炎、リンパ腫があります」とのこと。
それの疾患によって、蛋白漏出性腸炎症、低アルブミン血症が起きているのだそうです。
いずれにしても完治は難しく、難病です。
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今日は腸のお薬2種類を処方されました。
1つ目は『ベジタブルサポート』1日3回。
これはサプリメントで腸内環境を整えるお薬。
2つ目は『フラジ―ル』1日2回。
これは腸の炎症を抑える抗生剤。
このお薬がちゃんと飲めたら、明日は点滴は受けないで、ステロイドの注射のみを受けに行きます。
今日はステロイドの効果が早くも出たのか、パンパンに張っていたお腹の腹水がほとんどなくなったようです。
とても元気で食欲もかなりあります(^^)
朝の散歩で、最初久しぶりの固形のウンチが出て「おっ!(*^^*)」と喜んだのですが、それも束の間。すぐにもう一度したウンチが泥状の便でした。
明日はもうちょっとよい状態になってるといいな。
――【低アルブミン血症】闘病記・つづく――
文:まる
▶ 作者の一言
▶ まる:犬の記事 ご紹介
――次話――
闘病の始まりは、変化の始まり。
通院の回数が増え、検査結果に喜んだりがっかりしたり。
決まった時間に薬をあげなきゃ。
療養食は美味しくなさそう。食べさせるのに工夫がいって――
その時は大変だって思うけれど、振り返るととても大切な日々。
――前話――
まだ7歳の、元気な愛犬でした――
ちょっとしたことで受診した、動物病院。
そこで告げられたのは、受け入れがたい深刻な病名と余命でした――
もの言わぬ愛犬の病気は、多くの場合、ある日突然に判明します。
その時の飼い主の動揺は、計り知れません。
ここから、飼い主のまるさんと、大切な愛犬ルイの闘病が始まります。
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視点を変えれば、闘病も変わる――
愛犬の闘病で悩む飼い主さんは多い。
それは見えない不安が、心にのしかかるから。
これからどうなる? いつまで続く? 医療費は?
見えないものは仕方ない。しかし、見えているものはある。
不安に怯えるのではく、どうか前向きに。
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まるさんの家に、愛犬ルイがやってきたときのお話
娘さんの犬が、事情があって愛犬に。
手が掛かかる子。世話が大変な子。
預かっているつもりの子――
でも、いつの間にか、そうではなくなっていて、
それに気付いたのは、お別れの後でした――
16話続いた『ルイの闘病記』のあとがきです。
作者のまあさんは、自身の経験をもとに、闘病に大切なのはタイミングと選択肢だと語ります。
動物は口がきけないから、飼い主に全てが委ねられますね。
まあさんは、しっかり闘いました。
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出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。