ここは『ハナちゃんの動物病院』です。
今日はハナが大好きなフィラリアの予防薬のお話です。
このお薬、食べないワンちゃんもいるらしいです。
どうしてかな~?
美味しいのにね。ハナにちょうだい!
ジャーキー味のおいしい薬
今日は、ハナにとって、うれしい日です。
毎月、15日は、ハナのフィラリア予防薬の投与日なんです。
この予防薬は、ジャーキー味のおいしいクスリです。
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今は、フィラリアの予防も普及していますので、フィラリア症に感染するワンちゃんは、本当に少なくなりました。
私が子供だったとき、自宅で飼っていた犬がフィラリアに感染して腹水が溜まってしまい、苦しそうにしていた記憶があります。
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私の学生時代には、大学の動物病院でフィラリアの感染犬の腹水を抜く処置をしたことがありました。
卒業したての代診時代にもフィラリア症をずいぶんみました。
フィラリア予防も普及してきましたし、地域差もありますから、寒冷地のこのあたりはフィラリア症が少ないのかもしれません。
子供の時のフィラリア症の犬の記憶が、あまりにも鮮明で、フィラリアだけは絶対予防しようとずっと思っていました。
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フィラリアは、蚊にさされることで感染する寄生虫疾患で成虫が心臓に寄生することで起きる心臓病です。
予防が大切ですから、みなさんも是非予防してあげて下さい。
予防薬も内服、滴下剤、注射、いろいろなタイプがありますので、病院で確認してみてくださいね。
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ハナちゃん、次の投与日まで、1カ月
おりこうに待っていて下さいね。
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かなり昔ですが、飼っていた紀州犬がフィラリアで亡くなりました。
当時はフィラリアの知識が無く、病院に行った時には心臓の中は白い糸の様な物で覆いつくされていた事を思い出します。
その時に知識があったらな。
でも、今みたいに予防のお薬があったのかなぁ。
その子の分まで、今の子の身体の体調管理をしてあげたいと思います(^^)
本当にそう思います。
私も子供の時に見た飼い犬の苦しそうな表情を忘れることはできません。知識もなかったし、可愛そうなことをしました。
お大事に。。。
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ハナちゃんママから一言
今は、1つの薬でフィラリア・ノミ・マダニ・腸内寄生虫なども同時に予防できるものがでています。
滴下剤や注射など、ペットに合った薬を処方してもらって下さいね。
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――編集部より――
ここでご紹介したものは、病気を疑ってみる初歩的な知識です。もしもご家庭のワンちゃん、ネコちゃんに該当する症状があったら、すぐに動物病院を受診なさってください。
日光どうぶつ病院
ハナちゃんママが獣医さんになった理由は?
ハナちゃんが看板犬になった理由は?
【獣医師が犬を飼うということ】ハナがうちにうちにくるまで
▶ハナちゃんママ:犬 の診察記のご紹介
▶ハナちゃんママ:猫 の診察記のご紹介
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――次話――
【凍結手術】【腫瘤】
治療の経過と、術式への所感
以前掲載した、腫瘤(しゅりゅう)の凍結手術の続報です。
この療法は、低温ガスを使って腫瘤を壊死させるもの。
麻酔をしなくて良いので、全身麻酔のリスクがいりません。
ハナちゃんの腫瘤を治療したハナちゃんママ。
結果はどうかな?
――前話――
【結石症】
人間でも激痛の病気。もちろん犬も猫もね
今回は結石症のお話。
尿中のミネラルが結晶化し、やがて石になって、膀胱や尿道に詰まってしまいます。
人間は激痛を伴いますが、犬も猫も痛い病気です。 おしっこが出なくなって、尿毒症になる可能性も。 普段から観察してあげて下さい。
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この記事は、まとめ読みでも読むことが出来ます。
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――ハナちゃんの動物病院(犬)・初回の記事です――
【尿石症】
膀胱炎や、尿経路の結石による痛み
膀胱炎などの症状から、発覚します。
場合によっては手術が必要になり、命にかかわることもある怖い病気。
意外に多いし、予兆もあるので、気を付けてあげてください。
ペットの闘病についてのヒント
臨床現場から見た、良い獣医師の選び方
”良い”獣医師選びは、飼い主の責任でもあります。
目的は常に動物の病気を治すこと。
そのために獣医師は何をすべきか?
そう考えると、自然に”良い獣医師”とは何かが分かってきます。
現場を知るからこそ出来るアドバイス。
賢い獣医師選び、動物病院びの記事です
続:獣医師選びの方法教えます
”良い”獣医師選びは、飼い主の責任でもあります。
目的は常に動物の病気を治すこと。
そのために獣医師は何をすべきか?
そう考えると、自然に”良い獣医師”とは何かが分かってきます。
現場を知るからこそ出来るアドバイス。
獣医師選び|名医とヤブ医者
記事の編集で、多くの体験談に触れていると、名医がいる一方で、信じられないヤブ医者もいる事がわかります。
そもそも動物医療は、ヤブ医者を生みやすいのかもしれません。
時には医師だけでなく、飼い主の方が悪いこともある。
理由を知れば、対策もできるのでは?
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出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。