犬を飼うということ

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【アトピー】検査の精度は日進月歩です ~ハナのアレルギー検査(2/4)~ 【アレルゲン特異的IgE検査】@

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ここは『ハナちゃんの動物病院』(犬版)です。

ハナのアレルギー検査のお話、第2話です。

なかなかとまらないハナのカイカイ。
検査をすることになりました。

前にも検査はしたことがあるんだけど、アレルギーの検査は、年々進歩しているんだって。

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撮影&文|ハナちゃんママ この記事は2017年7月に執筆されたものです。

 アレルギー検査とその手順

前回の記事に書いたように、ハナのアレルギー検査をしました。
行なったのは、アレルゲン特異的IgE検査と リンパ球反応性検査の2つ。

検査に必要な血液量は下記です。

血清 0.3ml、 全血 4.0ml

5mlを、ハナの頸静脈より採血しました
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思ったより、お利口に採血させてくれました
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分析は外部に依頼です。
これでハナの痒みの治療につながるといいなと思います。

 

 アレルギー検査の結果が出ました

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そして10日程して、アレルギーの検査結果の一部が届きました。

なんと環境アレルゲンによるアトピーに関しては、高値のものはないようです。以前の検査で引っかかっていたアシブトコナダニが今回の検査項目に入ってないのです。

しかし恐らく、これは陽性だろうと思われます。 

食物群でIgEの高い要注意のものは、牛肉と羊肉です。
今朝も食べたフードに、牛肉が使われていました。

ハナ、ごめんね!
アレルギーの原因を食べさせていたんだね。

陰性の部分に入っている卵白・牛乳・小麦・タラ・ナマズも、数値が100に近いものはできるだけ与えない方がいいかな?

次にでてくるリンパ球反応性の食物アレルギーの結果が、さらに重要になります
大丈夫なものだけを原料にしているフードを与えるとなると、ハナの食生活をかなり変えないといけないようです。

 

 アレルギー治療のために付けていたドーナツカラーを破壊

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ところで、アレルギー検査の採血はお利口さんと褒めたばかりですが、その後が良くありません。

アレルギーの治療で、指間に塗るクリームを舐めない様につけていたカラーですが、留守中に外してしまい、やられました。(上の写真です)

ハナは申し訳なさそうな顔していましたが、ビーズが散らばって飲み込んでもいるようです。

 

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案の定、次の日には、便の中にビーズが混入していました。
破れたくらいでは、こちらも負けません。

つぎはぎして付けています。

 

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ハナちゃんママからのアドバイス

ハナは、若い時、IgEによるアレルギー検査のみをしましたが、今は、リンパ球反応性をみるアレルギー検査も加わり、より正確な結果がだせるようになっています。

【Withdogより】ここでご紹介したのは、病気を疑ってみる初歩的な知識です。もしもご家庭のワンちゃん、ネコちゃんに該当する症状があったら、すぐに動物病院を受診なさってください。

――いつもやさしい、ハナちゃんママの動物病院はこちら――
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 日光どうぶつ病院

ハナちゃんママが獣医さんになった理由は?
ハナちゃんが看板犬になった理由は?

こちらをどうぞ
【獣医師が犬を飼うということ】ハナがうちにうちにくるまで 

 ▶ハナちゃんママ:犬 の診察記のご紹介
 ▶ハナちゃんママ:猫 の診察記のご紹介

――次話――

【アトピー】【アレルギー検査】
なんと、あの大好物か~~~

ハナちゃんのアレルギー検査、2つ目の結果が届きました。
総合判断は――
牛乳・卵・小麦・ダイズ・牛肉・魚など、食べられないものだらけに。
更に、あの大好物も――
老後を楽しく過ごすための検査だったのに……
可哀そうなハナちゃん。

――前話――

【アトピー】【アレルギー検査】
カイカイが悪化しちゃったよ

今日から4話連続で、ハナちゃんのアトピーのお話です。
最近、ますますカイカイのハナちゃん。
検査をすることになりました。
前回の検査はもう7年前で、それから研究も検査方法も進歩しています。
さて、結果はどうなるでしょうか?

まとめ読み|【犬版】ハナちゃんの動物病院 ④
この記事は、まとめ読みでも読むことが出来ます。

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

――ハナちゃんの動物病院(犬)・初回の記事です――

【尿石症】
膀胱炎や、尿経路の結石による痛み

膀胱炎などの症状から、発覚します。
場合によっては手術が必要になり、命にかかわることもある怖い病気。
意外に多いし、予兆もあるので、気を付けてあげてください。

 ペットの闘病についてのヒント

臨床現場から見た、良い獣医師の選び方

”良い”獣医師選びは、飼い主の責任でもあります。
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記事の編集で、多くの体験談に触れていると、名医がいる一方で、信じられないヤブ医者もいる事がわかります。
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 出典

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

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