チョコラッの闘病記 第5章(9/25)

本記事は長期連載の1部。そしてチョコラッは3年目(2019年6月)を迎えて生存中です。
難病であっても希望を持ち続けたいと願う、飼い主の思いで書かれた闘病記です。
初回記事はこちらです。チョコラッの闘病記 1話
ペットに貧血の症状が現れ改善しない|非再生性免疫介在性貧血と診断された|治る見込みは?|治療法は?|どんな闘病になるのか心配|免疫系疾患の難しさを実感している|経験者の体験談が聞きたい
12月15日 血液検査・良くなってる?/それとも横這い?
昨日、チョコラッの採血に行って来ました。
結果は横這い。
PCV21→23.4
Hb7.4→7.9
なので、私は「上がってる!(良くなってる)」と言ってしまったのですが、
医師には「1週間後でこの値は横這いです」と言われてしまった。
ぬか喜びされたくないのかも。
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確かに、お薬(セルセプト)を使えるMAX量まで増やして悪化してたらもう絶望的だし、この結果はある意味期待通りで、ここで喜ぶものではないのかも。
お薬を増やしてからのこの1週間、チョコラッに嘔吐下痢はなく、少し怠そうくらいで過ぎた。
でも、前回も増量後最初の1週目はそんな感じで、2週目から嘔吐下痢が始まったので、ここからが勝負どころなのか・・・
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病気とは関係ないと思ったんだけど、お尻の辺りに小さなハゲが出来て皮が剥けてカサカサになっているのを発見したので、医師に告げると、
「カビだったらいけないから、培養して1週間後に結果お伝えします」と。
ただの床擦れ(オムツで擦れた?)と思って軽視してたから、そんな風に言われるとショック。
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免疫が暴れて赤血球を破壊する病気で
免疫抑制剤で免疫を下げているから、
肺炎にかかりやすいとか、風邪にかかりやすいとか知ってたけど、皮膚までそんなリスクあるんだ・・・。
抗生剤もちゃんと飲んでいるのに。
皮膚まで影響受けちゃったかもしれないのは、ちょっとショック。ただのハゲならいいな。
カビだったら広がるかもしれないとか言われて、ブルー。(;ω;)
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帰って来て珍しくお姉ちゃんに甘えるティアラ^ - ^
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いつも行く動物病院は24時間体制の救急病院兼ねていて、昨日は丁度、救急搬送された子がいたらしく、バタバタ物々しくて、チョコラッもティアラもすっかり怯えてしまって。
帰って来れてホッとした2ワンなのでした。
次回はまた1週間後に病院です。
歯茎&舌の色チェック
チョコラッは、毎日歯茎&舌の色チェックしています。
チョコラッ舌見せて、なんて言ったわけではないですが、偶然上のような写真が撮れることも(笑)
歯茎と舌の色は、貧血の進行を知るバロメーターです。
チョコラッだけ撮ってると必ず「何やってんのよ」と来るティアラ。
相変わらず構ってちゃんだなぁ。
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そして、こうなる。
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ティアラ「何、何〜?何やってんのー??」
毎度毎度カメラにグイグイ詰め寄るティアラ(笑)
――【非再生性免疫介在性貧血】1年は過ぎたけれど(9/25)・つづく――
文:らぶプー
▶らぶプー:他の作品一覧
――次話――
2日前にカビかと思われた症状は、急にお尻から全体的に広がってきた。
医師は、肌の乾燥とターンオーバーの不良っていう診断。
つまり新しい毛が生える前に、今ある毛が抜けるってこと。
本当だろうか?
痒くなさそうだから、まだ良いんだけれど。
――前話――
先生が言った。
「ゆっくりゆっくり貧血が進む子は、体が慣れる」
「だから、呼吸困難になりにくい」
去年の今頃は血球容積が同じくらいで、もっと深刻だった。
今は、見た目は元気。
数値は悪くなっているのに。
――それって、喜んでいいこと?
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この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。
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――この章の1話目です――
チョコラッは元気なのですが、血液検査の結果はやや悪化。
免疫抑制剤が効かなくなっているかも。
でも、それはそれ。
ハロウィンなんだから、楽しまなきゃ。
――この連載の最初の記事です――
この病気は、自己免疫不全で起きるもの。
自分の免疫が、自分の体を攻撃し始めるのです。
病原菌やウィルスが見つかるわけでもなく、CTやMRIにも病変が映りません。
だから、最初はそうだと分かりません。
なんとなく調子が悪い……
病院に行っても原因不明。
しかし、状況は悪化していく。
何故――、それが始まりです。
まずは病名が確定するまでのお話から。闘病記を書く理由についても語られます。
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ステロイド、免疫抑制剤の闘病記
ステロイドの減薬|体験談と闘病記
ステロイド剤は一般的な薬であるにも関わらず、必要以上に嫌われているように感じます。その原因として、適切な使用方法が行われておらず、そのために無用の副作用を被る場合が多いのだと想像できます。
実際に飼い主さんたちが書いた体験談(闘病記)を読むと、動物医療の専門家である獣医師でさえ、ステロイド剤の功罪を良く知らないで使っている場合が多いように思えるのです。
免疫抑制剤|体験談と闘病記
愛犬ピーチーの体験談、今回は免疫抑制剤です。
ステロイド剤から免疫抑制剤への切替は簡単ではありませんでした。
今回はその難しさの実例を。
犬の原因不明の病気の影には、自己免疫不全があるように思います。
実は多くの犬が、無縁でないのでは?
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出典
※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。