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【非再生性免疫介在性貧血】1月15日 2回目のガンマガードとフケ治療 ~1年は過ぎたけれど(14/25)~【闘病記】

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チョコラッの闘病記 第5章(14/25)
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撮影&文|らぶプー(本記事は2018年に執筆されたものです)
 
この闘病記は

本記事は長期連載の1部。そしてチョコラッは3年目(2019年6月)を迎えて生存中です。
難病であっても希望を持ち続けたいと願う、飼い主の思いで書かれた闘病記です。
初回記事はこちらです。チョコラッの闘病記 1話

こんな方へ:
ペットに貧血の症状が現れ改善しない|非再生性免疫介在性貧血と診断された|治る見込みは?|治療法は?|どんな闘病になるのか心配|免疫系疾患の難しさを実感している|経験者の体験談が聞きたい

 1月15日 心配なのが PCV、RBC、Hb

チョコラッの血液検査、前回の続きです。
ちょっと長くて、更に専門的な話で分かり辛かったらすみません(・_・;

PCV
21.2(12/4)→24.6(12/22)→21.9 (1/11)
横這い・・・

PCV(血球容積)21.9
RBC(赤血球数)3.07
Hb(ヘモグロビン濃度)7.4

この3つ(PCV、RBC、Hb)の項目が、今の病気になってからもう1年3ヶ月連続で基準値を下回ってる。
これが前記事に書いた骨髄ろうになってしまう可能性があるということらしい。

今のチョコラッはと言うと・・・元気!
食欲あり!吠える!下痢嘔吐なし!
よく寝てるけど、元気あるから貧血改善したのかと勘違いしちゃうくらい。(・_・;

PCV15を切ったら2回目のガンマガード(点滴で入れる人免疫グロブリン)予定。
これは輸血同様に貧血改善が見込める。

チョコラッは1年前に入院(1泊2日)してこのガンマガードを受けた。

本来、ガンマガードは1回限りと言われている。
2回目は効果が出ないことが多いし、拒否反応も起こしやすくなる。

しかし、担当医の話だと――

◯チョコラッの場合は、前回のガンマガードから1年以上経っているので、2回目でも効果が出る可能性がある。

◯チョコラッは前回、ガンマガードの反応が非常に良く、貧血状態が改善された。
だから、今回も挑戦する価値はある。

(ガンマガードしても、全く効果がない子もいるので、チョコラッには合っていたのかな)

免疫抑制剤、今はアトピカ・プレドニン・セルセプト3種類も飲んでるのに、改善しない( ; ; )
担当医は最後のギリギリまで、副作用(骨髄抑制・腎疾患)で死ぬ確立高い薬(残すはこの薬しかない)には手を出さない方向みたいで、私達もそれには同意。

免疫抑制の関係で発症してしまったお尻のカビは、薬用シャンプーと塗り薬ですっかり良くなったと思っていたのに、
「まだフケがあるから治ってない」と指摘されてしまい(>_<)
引き続きシャンプーと塗り薬継続。
フケが完全になくなったら、また培養検査して、完治したこと確かめる様です。

家に帰るとフケがどこにあるか分からないんだよなぁ。もうハゲてないし。
3週間、またお風呂三昧。
温浴して、薬用シャンプー10分付けて、また温浴。
結構大変なんだよー。お風呂寒いといけないから、普段は使わないお風呂暖房入れて。

またまた長くなったので、セカンドオピニオンを取るのかについては、また次回に続きます。

 

 公園で犬の競技会やってた

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昨日は、ここの公園で犬の競技会やってたよ。

チョコラッ達が昔出てたワンワン運動会みたいなぬる〜いやつじゃなくて、選手権?みたいな、俊足犬限定のやつ。
すごいねー。気迫が違うわー。

そしてそのチョコラッは、歯茎は白っぽいけど、元気一杯!

ほらこの通り
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毎年恒例のあまおう苺と、ワンズのお写真

果物はワンズと分け分けして食べます。
酵素が取れて良いらしいから。

果物食べるときは「それ、もらえるやつですよね??」と迫ってくるので、ゆっくり食べられません(^-^;

 

――【非再生性免疫介在性貧血】1年は過ぎたけれど(14/25)・つづく――

文:らぶプー
  ▶らぶプー:他の作品一覧

――次話――

赤血球の値は良くないけれど、低いところでは安定。
「ジリジリ貧血が進む子は、貧血状態に慣れる」
と医師が言う通り、チョコラッはゴハンをがっついている。
以前なら、とても食べられなかったレベルなのに。
病気の進行を忘れそうになるよ。

――前話――

チョコラッは1年生存率が5割の病気。
寛解を目指して闘病しているが、誰もがそうなるわけではない。
医師からは厳しい現実も知らされる。
骨髄癆(こつずいろう)という結末もあるらしい。
もう血液が作られなくなる状態。
何か、他に治療の道は?

まとめ読み|チョコラッの闘病記 ⑫
この記事は、下記のまとめ読みでもご覧になれます。

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

――この章の1話目です――

チョコラッは元気なのですが、血液検査の結果はやや悪化。
免疫抑制剤が効かなくなっているかも。
でも、それはそれ。
ハロウィンなんだから、楽しまなきゃ。

――この連載の最初の記事です――

この病気は、自己免疫不全で起きるもの。
自分の免疫が、自分の体を攻撃し始めるのです。
病原菌やウィルスが見つかるわけでもなく、CTやMRIにも病変が映りません。
だから、最初はそうだと分かりません。

なんとなく調子が悪い……
病院に行っても原因不明。
しかし、状況は悪化していく。
何故――、それが始まりです。
まずは病名が確定するまでのお話から。闘病記を書く理由についても語られます。

 ステロイド、免疫抑制剤の闘病記

ステロイドの減薬|体験談と闘病記

ステロイド剤は一般的な薬であるにも関わらず、必要以上に嫌われているように感じます。その原因として、適切な使用方法が行われておらず、そのために無用の副作用を被る場合が多いのだと想像できます。

実際に飼い主さんたちが書いた体験談(闘病記)を読むと、動物医療の専門家である獣医師でさえ、ステロイド剤の功罪を良く知らないで使っている場合が多いように思えるのです。

免疫抑制剤|体験談と闘病記

愛犬ピーチーの体験談、今回は免疫抑制剤です。
ステロイド剤から免疫抑制剤への切替は簡単ではありませんでした。
今回はその難しさの実例を。
犬の原因不明の病気の影には、自己免疫不全があるように思います。
実は多くの犬が、無縁でないのでは?

 出典

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

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