犬を飼うということ

Withdog 犬と飼い主の絆について

【犬の鼻|免疫が関係した皮膚病】ひどくなったら大変なことに ~カイカイだけだと侮ったら大間違い~

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ここは『ハナちゃんの動物病院』(犬版)です。

今日は犬の鼻の頭についてのお話です。

犬にとって鼻はとても大事なところ。

でもここが皮膚病になったら大変なんです。
うっかり掻いたり舐めたりしている内に、そこが――

皮膚の病気はあなどれませんね。

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撮影&文|ハナちゃんママ この記事は2018年5月に執筆されたものです。

 ご存知でしたか? 免疫が関係した皮膚病

皮膚病の中には、免疫が関係するものがあります。

鼻の頭や目のまわり、耳、唇の周囲、肉球のあたりや肛門などの皮膚がガサガサして、痂疲(かひ:かさぶたのこと)ができたり、剝けて赤くなったり、脱毛も起きたりします。

※以下、患部の写真があります。苦手な方はご注意ください。

こんな風に
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ひどくなってくると、こすったり舐めたりしているうちに、組織が崩れて鼻腔部が無くなってしまうこともあります。

下記は、何年も経過しているワンちゃんの写真です。
狂犬病の注射で時々来院してくれます。

こすって大出血が起こらないかと心配です
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写真ではとても痛々しいのですが
本人はいたって元気なのです

このワンちゃんも同じですねf:id:masami_takasu:20181112160205j:plain

 

 猫も同じです

猫ちゃんでも鼻や口、肉球の皮膚病があります。

うまく治療に反応する場合が多いので、おかしいと感じたら是非早めに診察を受けてみてくださいね。

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 病院は薔薇の時期です

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当病院では、最近になって 急に薔薇の花が咲きだしました。
なんとも幸せな気持ちになります

ストロベリーアイス
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アンジェラ
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モリニュウ
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アイスバーグ
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コポーも時々、花見です

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 ●

ハナちゃんママからのアドバイス

鼻の病気も、いろいろな原因によっていろいろな症状がでます。
このワンちゃんたちのように、どんどん悪化して、鼻が崩れていってしまうこともありますし、腫瘍だったりするとどんどん盛り上がってきたりします。

早期発見早期治療が大事です。

【Withdogより】ここでご紹介したのは、病気を疑ってみる初歩的な知識です。もしもご家庭のワンちゃん、ネコちゃんに該当する症状があったら、すぐに動物病院を受診なさってください。

――いつもやさしい、ハナちゃんママの動物病院はこちら――
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 日光どうぶつ病院

ハナちゃんママが獣医さんになった理由は?
ハナちゃんが看板犬になった理由は?

こちらをどうぞ
【獣医師が犬を飼うということ】ハナがうちにうちにくるまで 

 ▶ハナちゃんママ:犬 の診察記のご紹介
 ▶ハナちゃんママ:猫 の診察記のご紹介

――次話――

【チェリーアイ】
可愛い名前だけど、なったら大変

今日はチェリーアイのお話。
可愛い名前ですが、病気です。
眼球の白目の部分に、瞬膜腺が飛び出してくるんです。チェリーのように。
目薬では治りません。
手術が必要なので、気が付いたらすぐに病院へ!

――前話――

【歯周疾患】
歯磨きはとても大事なんです

今日は歯周病のお話です。
犬にも(猫にも)あるのです。
1才の小型犬の90%は、もう歯周疾患を持っているそうです。
家庭犬は堅いものをあまり食べないから、罹りやすいのですね。
飼い主さん気を付けて、歯磨きをしてあげて下さいね。

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

――ハナちゃんの動物病院(犬)・初回の記事です――

【尿石症】
膀胱炎や、尿経路の結石による痛み

膀胱炎などの症状から、発覚します。
場合によっては手術が必要になり、命にかかわることもある怖い病気。
意外に多いし、予兆もあるので、気を付けてあげてください。

 ペットの闘病についてのヒント

獣医師選び|名医とヤブ医者

記事の編集で、多くの体験談に触れていると、名医がいる一方で、信じられないヤブ医者もいる事がわかります。
そもそも動物医療は、ヤブ医者を生みやすいのかもしれません。
時には医師だけでなく、飼い主の方が悪いこともある。
理由を知れば、対策もできるのでは?

 出典

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

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