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【癲癇/腎不全】5月9日 どんどん短くなる発作間隔 ~別れに向かう日々(1/10)~

ろくすけの闘病記:癲癇/腎不全 27話
ろくすけの闘病記

撮影&文|きづ あすか
 
こんな方に
ペットが癲癇(てんかん)の発作を起こした|どのように病気と付き合っていくべきか?|発作を見ているのがつらい|腎不全を発症した|療法食を食べてくれない|手作り食を考えているが大変そう|経験者の体験談を読んでみたい

 2017年5月9日 発作の再発

――午前2時――

前回の発作から1ヶ月も持たず再発・・・

ろくすけベッドの横で寝ていた私が、何かを感じ目を覚ますと――
見慣れているはずなのに、見慣れないろくすけの痙攣真っ最中。

急いで座薬を取り出し、手袋する時間も惜しくなり素手で挿入。
するとお約束、またもやウンチと共に座薬が戻ってきた・・・
冷静に、と言い聞かし、新しい座薬を取り出したとき痙攣が治まった。

座薬を入れられなかったから、鎮静剤ホリゾンをすぐ口に入れたい!
と思いつつ、ろくすけが落ち着かないことには口に触れるのは危険だ。

痙攣後――
我に返ったろくすけははいつも通りひとしきり吠え、泡を口につけたまま息荒く脱力した。

今回もすべて予測通りの症状だったので、大きな心の動揺があったわけでないが、発作間隔が短くなってきたことがやはり悲しい。
2月・4月・5月・・・
間隔が狭まっているのは、ろくすけの体の中で何かの変化があるのだろうか?
考えても仕方ないのだけど、不安が頭の中をぐるぐるぐる。

いかんいかんと頭を振りつつ、目の前のろくすけを見守る。
発作が治まって目が正気に戻ってきたのを確認して、水を口に持っていくとゴクゴク飲んでくれた。その勢いのまま、いつもの手作りサツマイモおやつの中に鎮静剤ホリゾンを忍ばせ鼻先にクンクン鼻の穴を広げたかと思ったら即ガブリ。

あぁこういう時、食い意地が張ってるのは本当に助かるよ

 

 もしかして、目が開いていない? 

その後は徐々に徐々にいつものろくすけに戻っていった
・・・と思っていたが、もしや目が開かない?、と気づいたのは数時間経ってから。

指で目をこじあけたら、すごい充血!すごい目ヤニ!
いつも使っている目薬は白内障用なので、取り急ぎホウ酸水で目を拭いてみたが、目やにを取っても取っても溜まる一方。
すぐにでも先生に診てもらいたかったが、発作直後なので様子見ることに――

ろくすけが落ち着いたので、3日後に病院へ。

目の充血と目ヤニについて、先生の診断は、
「加齢で目が落ちくぼみ、本来涙で流れるべき菌が目の奥にたまってしまい目ヤニや炎症を起こしていた」ということであった。

そこで、出してもらった3種類の目薬(洗浄液、消炎剤、抗生剤)を朝晩差すと、びっくりするくらい見事に治ってくれた。

病院って、本当に素晴らしい(涙)

 

 血液検査の結果は

で、ろくすけを病院に連れていったということは、血液検査もできる。
――ということで、また大騒ぎして(でも発作直後なので心なしか控えめ)採血してもらった。

その結果、

点線+薄茶のBOX
BUN(尿素窒素)25.8 → 32.1 (標準値:9.2~29.2)
CRE(クレアチニン)1.6 → 1.6 (標準値:0.4~1.4)
IP(リン) 4.7 → 4.5(標準値:1.9~5.0)

CREだけでなく、BUNも基準値を外れてしまった・・・
でもIPは下がったということで、都合よく相殺しておくことにした。

「大丈夫、気にしない、そんな大きな変動じゃない」
そんな風に言い聞かせながら、爪切り、肛門絞り(ウンチ付)まで頑張ってくれたろくすけを褒めながら帰ってきたのであった。

おつかれさま、ろくすけ。

 

――別れに向かう日々(1/10)つづく――

作:きづあすか
 ▶きづあすか:作品一覧
  

――次話――

ふと触れたろくすけのお腹に、丸い膨らみ。
意外に大きい。
明らかに腫瘍。そして嫌な予感――
そう、ろくすけはもう高齢。
何が起きてもおかしくないのだ。
悪性だったら、積極的な治療はしないつもりだけれど――
病院へ走るかあちゃんでした。

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――前話――

前章の最終話です。
2ヵ月ぶりの発作。残念、これまでの5か月周期を大幅に短縮。
飼い主は対処に慣れて来たけれど、これからどうなるろくすけ?
いつ何が起きてもしょうがない年頃なれど、
やっぱりまだまだ傍に居てほしい我が家の宝物。

● 

――この連載の第1話です――

今日から、きずあすかさんの愛犬、ろくすけ君の闘病記を連載します。
病名は癲癇。ある日突然に発症しました。
「あの病態は、飼い主の心を乱します」
その言葉に、経験者の方は皆うなずくことでしょう。
初回は、闘病記を残す理由です。

● 

 てんかんについて、もっと知るには

医学的な知識を交えて『癲癇(てんかん)』を解説をしています。
何の前触れもなく、大発作ではじまることが多い病気です。
発作の見た目が激しいので、飼い主は気が気でありません。
――我が家も経験しています。
突発性で、1度で済む場合もあれば、何度も繰り返す場合も。

 賢い獣医師選び、動物病院びの記事です

続:獣医師選びの方法教えます

”良い”獣医師選びは、飼い主の責任でもあります。
目的は常に動物の病気を治すこと。
そのために獣医師は何をすべきか?
そう考えると、自然に”良い獣医師”とは何かが分かってきます。
現場を知るからこそ出来るアドバイス。

獣医師選び|名医とヤブ医者

記事の編集で、多くの体験談に触れていると、名医がいる一方で、信じられないヤブ医者もいる事がわかります。
そもそも動物医療は、ヤブ医者を生みやすいのかもしれません。
時には医師だけでなく、飼い主の方が悪いこともある。
理由を知れば、対策もできるのでは?

 出典

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。


 

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