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【癲癇/腎不全】9月25日 同じメニューは嫌らしい ~別れに向かう日々(7/10)~

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ろくすけの闘病記:癲癇/腎不全 33話
カムバック食欲

撮影&文|きづ あすか
 
こんな方に
ペットが癲癇(てんかん)の発作を起こした|どのように病気と付き合っていくべきか?|発作を見ているのがつらい|腎不全を発症した|療法食を食べてくれない|手作り食を考えているが大変そう|経験者の体験談を読んでみたい

 2017年9月25日 安眠できない日々

相変わらず深夜に吠えることが続いていて、母ちゃんが色んなメニューを提供するも、ろくすけ殿の要求は満たされない。

なぜ君はこれほど食べないのに、深夜にあれだけ吠えるだけの力があるんだ?
母ちゃんに内緒で何か食べてるんじゃないか??

あぁ 50歳越えての体力勝負・・・
倒れるわけにはいかんので、夜寝られない分は昼寝で取り返したいところだけど、寝られてもせいぜい30分ほど。

正直つらい。
つらい・・・

 

 やっぱり、つらいのは食べムラ

何が一番つらいかっていうと、やっぱり、ろくすけの食欲のムラ。
昨夜バクついたおやつ 、今日はいらんとおっしゃる・・(;´Д`)

なんのなんの。
今日は スープ作っちゃっうからね~♪

ささみ+キャベツ+さつまいも、根昆布の粉末をひとつまみ。
コトコト十分煮込んだら、スープは流動食にかけて、具材は少し潰してそのまま。

さあ どうだ!

スープは結構飲んでくれた。

でも――、ささみ、さつまいも、キャベツ 全てアウト✖
口を開けようともせん(-_-;)

負けるな母ちゃん
おしっ 次!

タラ+卵白+シイタケ、鰹節ひとつまみ
コトコトコト

これもスープは飲んだぞ。

でも――
タラはひと口お試しに食べた程度で終了✖
・・・Ω\ζ°)チーン

 

 とっておきのアレ

しょうがない、
取って置きを登場させるか。

それは――
こっくさんぎゅーにくぅ~~国産牛肉!!!

秘密結社老犬倶楽部で教えていただいた最終兵器

輸入牛肉は今までもたまに食べてたけど、国産は初めて。
でも、この「国産」ってのが大事とのこと。

その結果は?

薄切り肉×2枚 食べました ( ̄▽ ̄)

ほうほう そうか そうなのか。
やはり君は単に贅沢になったってことなのだな?
なんてこった。
悪いが、毎日国産牛肉は大人の事情で無理だ。

サンダーちゃんママに教えていただいた、ヒルズa/d缶も注文したし、明日はペットショップへ行ってみて他の缶詰を物色してくるよ。

 

 17歳のグルメ

そんなわけで、つい先日まで口に入るもんなら何でもかんでも食べてたというのに、とうとう17歳にしてグルメに目覚めたろくすけ。

上等じゃないか!

母ちゃんとの根気比べ いつもならアッサリ負ける母ちゃんだけど、今回ばかりは負けないからな!


なので国産牛肉でいいんですけど・・・

 

 かあちゃんの工夫の結果は

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ゴハンはその時の気分次第で どれを食べるかわからないから、このようにビュッフェ方式(^^;)

そして今回当たったのはこれ。

療法食でもなんでもない デビフのささみ&レバーミンチ。やっぱり療法食でないゴハンが美味しいんだねー

でも これも明日食べるかわからなんだよなぁ・・・

 

 明日への誓い

ろくすけ、しんどいだろうけどまた来週も点滴だよ。

母ちゃん まだまだ頑張るからねっ!!!

 

――別れに向かう日々(7/10)つづく――

作:きづあすか
 ▶きづあすか:作品一覧
  

――次話――

ろくすけのゴハン拒否が、とうとう頑なに――
こんなときの選択肢は点滴しかないだろう。
――ということで、
いつものように、ろくすけを車に乗せて病院へ。
点滴後のろくすけは、閉じていた眼も開いて、少し元気を取り戻したように見えた。

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――前話――

病院嫌いのろくすけ。
3カ月弱ぶりに定期健診に行ってみたのですが、とうとう恐れていたことが――
腎不全が予想以上に悪化していました。
こんなに突然に、スピード上げて階段を下りるなんて――
なんで? なんで?
混乱するかあちゃんでした。

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――この章の1話目です――

ろくすけの癲癇発作が再発。間隔がだんだん短くなってきた。
予想していたこととはいえ、悲しい……
ろくすけの体の中で、何か変化があるのだろうか?
ご飯に忍ばせて、薬を与える。
あぁ、ろくすけの食い意地に感謝。

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● 

――この連載の第1話です――

今日から、きずあすかさんの愛犬、ろくすけ君の闘病記を連載します。
病名は癲癇。ある日突然に発症しました。
「あの病態は、飼い主の心を乱します」
その言葉に、経験者の方は皆うなずくことでしょう。
初回は、闘病記を残す理由です。

● 

 てんかんについて、もっと知るには

医学的な知識を交えて『癲癇(てんかん)』を解説をしています。
何の前触れもなく、大発作ではじまることが多い病気です。
発作の見た目が激しいので、飼い主は気が気でありません。
――我が家も経験しています。
突発性で、1度で済む場合もあれば、何度も繰り返す場合も。

 出典

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。



 

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