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【癲癇/腎不全】10月30日 点滴は効いたのだけれど ~別れに向かう日々(9/10)

ろくすけの闘病記:癲癇/腎不全 35話
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撮影&文|きづ あすか
 
こんな方に
ペットが癲癇(てんかん)の発作を起こした|どのように病気と付き合っていくべきか?|発作を見ているのがつらい|腎不全を発症した|療法食を食べてくれない|手作り食を考えているが大変そう|経験者の体験談を読んでみたい

 2017年10月30日|点滴の効果は?

点滴を受けて、再び食べる意欲が出てくると期待していたけど――
その効果は思いもしない方向に出てしまった。

点滴して、目が開いて、多少の復活を感じた生命パワー。

しかしそのパワーは、「吠える」に全て使われてしまった。
食べない状況はそのまんまで・・・

点滴後から丸二日。
ろくすけは、ほぼ寝ていない。24時間、連続で吠え続けた。
我を忘れたように、ろくすけとは別のろくすけが目をひん剥いて吠えている。

ろくすけが死んじゃう! 
そう思って鎮静剤ホリゾンを2錠を、無理やり口の中へ押し入れた。
しかし、まーったく効かなかった。
これも初めてのことだった。

てんかん発作のときには、いつもホリゾンのお陰で落ち着いていたのに。
お守りのように大事に、多めにもらっておいたのに。
その特効薬が 効かなかった(ノД`)・゜・。

昼夜逆転で深夜に吠えることはいつものことだが、一日中吠えるなんてことは今までになかったし、なによりも、そして当然ながら、ろくすけの消耗が激しい。

どうしよう――

抱いても、スライムのようにグニャグニャの体。
この2日間で、また痩せたのが手に取るようにわかる。

どうしよう――

 

 グッタリのろくすけ

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丸二日わめきちらし、さすがにグッタリ。
でも 実は寝ていない・・・(;・∀・)

そして――、食べないだけでなく今回はじめて、飲まない。
その結果、オシッコも出てない。

これは危険だ、危険すぎる。
とうとう尿毒症になったのかと、ろくすけの口から体からアンモニア臭をかぎ取ろうとする母ちゃん。

――まだ、そこまではなさそうだ。

急いで病院へ電話をして、指示を仰いだ。
その回答は――

・吠えるのが止まらなければ
 ▶ホリゾンを倍の量(ろくすけの場合4錠)を飲ませること。
・どうしても水分を飲まなければ
 再び点滴に来ること。

やはり、点滴で得た「元気」は、「吠える」ことに費やされてしまったらしい。
これは珍しいことではないそうだ。

なんてことだろう。

ろくすけ、君は今まで吠えるどころか、声一つ出さない子だったじゃないか。
なのに なぜ今になって吠えようとするんだ?
吠える快感を17歳にして初めて知ったのか?
吠えると自動的にダッシュしてくる母ちゃんがオモロイのか?
(ま そうだろうけど)

 

 愛おしいろくすけ

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ろくすけは今もなお、朦朧としながらも寝ていない。

やつれた、ろくすけの体。
頭蓋骨を触ってるかのような、ろくすけの頭。
順に撫でながら、涙が落ちてきた。

――食べられない。飲めない。

これは、ろくすけの体が最期への準備を整え始めているからでないのか?
それなのに、流動食を流し込んだり点滴をすることは、逆にろくすけを苦しめないだろうか ?

そんな考えがグルグル頭を回る。
回るけど、私も寝不足のために出口が見えない。

遠からずやってくる、そのとき――
もう2年も介護しているのだから、十分に覚悟する時間は与えられてきたはず。

そう、そうなんだけど――
でも母ちゃん、やっぱり無理だ、ろくすけ。
まだ無理そうだよ、ごめんね。

思わず涙が溢れて、ろくすけの顔に落ちてしまった。

だめだめ、笑顔でいないと。
ろくすけってやつぁ薄目開けて、しっかり母ちゃんのこと観察してるんだから。

母ちゃん 泣いてなんかないからねっ。
ほら見てごらん 母ちゃんの輝くスマイルをっ(*^▽^*)

 

――別れに向かう日々(9/10)つづく――

作:きづあすか
 ▶きづあすか:作品一覧
  

――次話――

愛おしいろくすけが、お空へ飛び立ちました。
そして気持ちの良い秋晴れの中、火葬場で小さくなったろくすけが戻って来ました。
ろくすけ――
君は私たちの、最高の息子だったけど、
君にとって私たちは、良い親だったかな?
ねえ、ろくすけ――

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――前話――

ろくすけのゴハン拒否が、とうとう頑なに――
こんなときの選択肢は点滴しかないだろう。
――ということで、
いつものように、ろくすけを車に乗せて病院へ。
点滴後のろくすけは、閉じていた眼も開いて、少し元気を取り戻したように見えた。

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――この章の1話目です――

ろくすけの癲癇発作が再発。間隔がだんだん短くなってきた。
予想していたこととはいえ、悲しい……
ろくすけの体の中で、何か変化があるのだろうか?
ご飯に忍ばせて、薬を与える。
あぁ、ろくすけの食い意地に感謝。

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● 

――この連載の第1話です――

今日から、きずあすかさんの愛犬、ろくすけ君の闘病記を連載します。
病名は癲癇。ある日突然に発症しました。
「あの病態は、飼い主の心を乱します」
その言葉に、経験者の方は皆うなずくことでしょう。
初回は、闘病記を残す理由です。

● 

 てんかんについて、もっと知るには

医学的な知識を交えて『癲癇(てんかん)』を解説をしています。
何の前触れもなく、大発作ではじまることが多い病気です。
発作の見た目が激しいので、飼い主は気が気でありません。
――我が家も経験しています。
突発性で、1度で済む場合もあれば、何度も繰り返す場合も。

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続:獣医師選びの方法教えます

”良い”獣医師選びは、飼い主の責任でもあります。
目的は常に動物の病気を治すこと。
そのために獣医師は何をすべきか?
そう考えると、自然に”良い獣医師”とは何かが分かってきます。
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獣医師選び|名医とヤブ医者

記事の編集で、多くの体験談に触れていると、名医がいる一方で、信じられないヤブ医者もいる事がわかります。
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時には医師だけでなく、飼い主の方が悪いこともある。
理由を知れば、対策もできるのでは?

 出典

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

arigato-mydog.com



 

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