犬を飼うということ

Withdog 犬と飼い主の絆について

【映画マスクに登場】犬の概念を覆す、犬 ~ジェッツがうちにくるまで~【飼いにくい犬の筆頭】

うちの子がうちにくるまで|No.5 f:id:masami_takasu:20171031094021j:plain

撮影&文|uri 写真は[2009/06/29]私が最も感動した場所ロッキーマウンテン(コロラド州)
 
今日のお話は
今回のお話は、前回に引き続き ジャックラッセル・テリア のお話です。

ずっと犬を飼っていなかった作者は、子供の頃に接した狩猟犬のような、落ち着いた中~大型犬を望んでました。しかしそこで心奪われたのが、”落ち着いた”という望みとはかけ離れた、ジャックラッセル・テリアでした。
本作の中で作者は、ジャックとの出会いを、未知との遭遇と称します。
さて、異次元の動物との出会いは、上手くのでしょうか?

こんな方へ:
はじめて犬を飼う|ジャックラッセル・テリアってどんな犬?

 

思い起こせば、2009年11月のことです。
義父に重篤な病気が見つかって、私と主人は、当時住んでいたアメリカから急遽、日本の帰国することになりました。バタバタと準備を済ませて帰ってきたのは、翌年の3月です。

私たちが住んでいたのは、東海岸のニュージャージー州。そこはマンハッタンまで、車で1時間くらいの、自然に囲まれた(都会ではない)静かな街。

私としてはかなり楽しんで、日本人としての厳しさも知った、アメリカ生活でした。

急な帰国となったので、私たちは引っ越しの準備に大わらわ。
何とか荷物をまとめ、やっとの思いで帰国したものの、ホッとする間もなく、アメリカから届く荷物やら、渡米前に置いていった荷物やらの片づけが集中――
もうくたくたのへとへとで、私は帰国1か月で、ダウンしてしまいました。

そんな、精根使い果たしていた私を見て、主人が「犬でも飼おうか?」って言ってくれました。

 

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その言葉に、単純な私は飛び跳ねて喜びました。
なんだか、雲間から日が差したような気持ちって言うんでしょうかね。

実は私の父は狩猟をやっており、幼いころから狩猟犬(6代)と過ごしてきました。だから私の希望は、その狩猟犬達のような犬を飼う事。

賢くて、落ち着いた犬。
外飼い、田舎なので番犬になるコ。
自分の歳を考えると、もう大型犬は体力的に無理なので、中型犬~それ以下のサイズ。

ビークルが第一候補かなぁ?
最初はそれくらいの、軽い気持ちで、探し始めたんです。

君に決めた♪ というような運命のコは、なかなか見つかりませんでした。
そして2か月ほど経った6月の初め、その愛らしさに、わが目を疑うような子犬を発見したんです。

外見からはビークルとか、そういう類の子犬かなと思ったら……
名札にはこれまで聞いたこともない、長~い犬種名。
夫は映画『マスク』出てくる、マイロマイロと同じ犬種だとすぐわかったようです。


これがペット保険のカード
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値札は? っと見たら――、????
このコ、結構なお値段で、かなり予算オーバー。

でも、私はその愛らしさに一目惚れ。
そのコのケージの前で、随分と長い時間、立ち尽くしてしまいました。
そうしたら、そんな私に気がついた店員さんが、きそのコをケージから出してくれたんです。

接した感想は――、????
なんじゃ? この犬は……

壊れたおもちゃのように、すごい勢いで滅茶苦茶に動き回る、この子犬にあんぐりです。

店員さんは「大型犬を飼われていたのなら大丈夫ですよ」と、にっこり。
私は、重度のダニのアレルギー(生きたツメダニ)があるので、家の中で飼うコは考えていなかったのですけどね……

「部屋を分けたら、何とかなるかな」なんて、もう既に思考は前向きに。
そうそう、それに、とても賢そうにも見えたんですよ……、その時は。

 

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結局、そのコの見た目の可愛さに負けちゃいました。
その場で即決、確定です。
家に連れて帰っちゃいました。

さて、それからです。
家に帰って、PCで調べてみたんですが、もうびっくりです。
そこには次のように書かれてました。

『米国で、飼い主の手に負えなくなって、施設に出されることが最も多い犬種』

私は犬を見る目がなかったのかな?

この、両手に乗るくらいの、外見がド可愛い小さな子犬が、私の四半世紀以上の長きに渡って築かれてきた、「犬の概念」を、根底から覆すことになろうは――、この時の私には、知る由もありませんでした。

後に、ジェッツと名付けられた、このコとの出会いを、今振り返って一言で表現するなら――、ズバリ――

未 知 と の 遭 遇

それは全く、私が知らない、想像もできない領域のコ(犬種)でした。

 

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【AP Photo/Charles Krupa】
 

この宇宙人のようなジャック・ラッセル・テリアという犬種との出会いは、私の中で小さく囲われていた犬の世界を、あっという間に、大きく多方面に広げてくれました。

出会った時、このコのハイパーさは、幼犬の時だけの落ち着きなさだろうと思っていました。成長したら、きっと落ち着くのだろうと。
しかし歳を重ねていくほどに、その凄さは増すばかりでした。

何とかならないかと、1歳になった頃から、何とな~くですが、弟犬を探し始めました。多頭飼いなど考えたことはなかったのですが……
その弟犬探しが、主人と、次に飼う白いコの運命の出会いを呼ぶことになりました。

あの日、あの時の、あの選択が、全て繋がっていく……
その白いコのお話はまた改めて。

そうそう、ジェッツの名前は、アメリカ在住中に応援し続けた、プロアメリカンフットボールチーム、ニューヨーク・ジェッツから頂いてます。

 

――ジェッツがうちにくるまで|おしまい――

うちの子がうちにくるまで|No.5
犬の名前:ジェッツ
犬種:ジャック・ラッセル・テリア
飼主:uri
 
今日のお話は
筆者もジャックラッセル・テリアは大好きなのですが、何がジャックの魅力かというと、休むことなく常にせわしなく動き続ける、活発性でしょう。作者が”壊れたおもちゃ”と作中で評しているのですが、まさにその通りだと思います。
逆にその勢いを持て余す飼い主も多いらしく、飼育放棄が多いという話も良く聞きます。時間に余裕があって、毎日散歩にでエネルギーを発散させられるかどうかが、ジャックと上手く付き合う秘訣のように思います。
ジャックの魅力はもう一つ。その特徴的な風貌にもあるように思います。
胴体のバランスからすると、1回りほども大きい顔と尻尾が、取ってつけたように繋がる様は、まるで玩具のようでもあります。
 
うちの子がうちにくるまで、とは
愛犬を家に迎えるまでの葛藤を、飼い主自身が、自分の言葉で綴ったエッセイです。
こんな効果もあります:愛犬、愛猫を今すぐ100倍可愛くできる、最も簡単な方法
 
犬や猫と暮らすあなたへ

『うちで飼えるかな?』
『きちんと面倒を見られるかな?』

犬や猫を、”はじめて”飼う時、ほとんどの方はこう思ったことでしょう。
平均年齢でいえば、15年も生きる小さな命を預かるのだから当然ですね。
我々はそこで大きな決心をし、葛藤を乗り越えたからこそ、今、犬や猫と暮らしています。

どうかその思いを、忘れないでください。
その時の思いがあれば、我々はどんな時でも犬や猫と暮らしていけます。

【飼えるかなより

――うちの子がうちにくるまで|次話――

ペットショップで心を奪われて……
それは犬を飼う時の動機の中では、かなり上位に位置します。
本話の飼い主もその一人でした。
しかしその犬はよりにもよって、先住犬ジャックラッセルテリアと最も相性が悪いとされるブルテリアでした。

――うちの子がうちにくるまで|前話――

犬を家に迎える理由は、星の数ほどあると言って良い。
しかし、この作者は異色。
飼いにくくて、飼うのに苦労をすることを理由に犬を選んだ。
それが今や犬の最高の理解者であり、最高の犬好きというのだから、世の中は不思議だ。

まとめ読み|【犬版】うちの子がうちにくるまで ①
この記事は、下記のまとめ読みでも読むことが出来ます。

週刊Withdog&Withcat
この記事は、下記の週刊Withdog&Withcatに掲載されています。

 ――うちの子がうちにくるまで・1話目です――

昔からいつかはワンを飼いたいと、ずっと夢見ていたんです。
でも、夢と現実の差はでっかいですよね。結局はずっと、実現できずじまい。
――そんな夢を叶えた飼い主さんのお話。
犬との出会いは運命に似ています。

 

愛すジャックラッセルテリアたち

画家、呑山政子さんへのインタビューで構成した記事です。
呑山は愛犬ミントと、愛猫ピッピと暮らしています。
さて、ミントとピッピの関係は?

 
 

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犬の命のエッセイです――

ホームセンターで売れ残っていた、雄のゴールデン・レトリーバー。
このお話は、ラフと名付けられたその子と、それを飼う事になった一家の、絆を描いた実話です。
愛犬との思い出は、愛犬だけとのつながりでは無くて、家族や友人の思い出ともつながっている。愛犬との良い思い出は、家族との良い思い出でもある。
そんなことを感じるお話です。

 

 出典

※本記事は著作者の許可を得て、下記のブログを元に再構成されたものです。

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